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公開番号2025139310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038166
出願日2024-03-12
発明の名称供給機及び供給方法
出願人フジッコ株式会社
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類B65B 25/06 20060101AFI20250918BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】量のばらつきを抑制し見栄えよく容器に収容物を供給する、供給機及び供給方法の提供。
【解決手段】容器5への収容物の供給機1は、軸方向に垂直な断面において略円形の内周面を有する案内室6、前記内周面に沿って内周面の接線方向に案内室6に開口する投入路7、内周面に開口する投入路7の出口より下で案内室6内の半径方向中央で下向きに開口する吸引路8、案内室6の下端中央に開口する供給口9、及び、供給口9の外縁に設置され、容器5の開口縁部5Aに当接可能なカバー10を有する、案内容器2と、吸引路8に接続された吸引機3と、供給口9の下で容器5を支持する架台4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器への収容物の供給機であって、
軸方向に垂直な断面において略円形の内周面を有する案内室、前記内周面に沿って前記内周面の接線方向に前記案内室に開口する投入路、前記内周面に開口する前記投入路の出口より下で前記案内室内の半径方向中央で下向きに開口する吸引路、前記案内室の下端中央に開口する供給口、及び、前記供給口の外縁に設置され、前記容器の開口縁部に当接可能なカバーを有する、案内容器と、
前記吸引路に接続された吸引機と、
前記供給口の下で前記容器を支持する架台と、
を備える、供給機。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記内周面が前記供給口に向かってテーパ状である、請求項1に記載の供給機。
【請求項3】
前記架台が、前記供給口から前記容器を離した位置であって前記吸引機が吸引することで前記容器を前記供給口に向かって吸引可能な位置に、前記容器を支持する、請求項1又は2に記載の供給機。
【請求項4】
前記カバーが、前記供給口と前記容器の開口縁部との隙間をシール可能なシールを有する、請求項1又は2に記載の供給機。
【請求項5】
前記カバーと前記容器の開口縁部とが当接する位置と当接しない位置とに、前記架台を移動させる移動機を更に備える、請求項1又は2に記載の供給機。
【請求項6】
容器への収容物の供給方法であって、
軸方向に垂直な断面において略円形の内周面を有する案内室の前記内周面に開口する投入路の出口より下で前記案内室内の半径方向中央で下向きに開口する吸引路から気体を吸引し、
前記内周面に沿って前記内周面の接線方向に開口する前記投入路から前記案内室に気体を吸引し、
前記内周面に沿って旋回しながら下降する旋回流と前記案内室内の半径方向中央で前記旋回流が上向きに反転した上昇流とを生じさせ、
前記案内室に投入された前記収容物を前記旋回流によって前記内周面に沿って旋回させながら、前記収容物を前記案内室の下端中央に開口する供給口に向かって下降させ、
前記収容物を、前記供給口の外縁に設置されるカバーに当接する前記容器に収容する、供給方法。
【請求項7】
前記供給口から前記案内室に気体を吸引し、前記カバーと前記容器の開口縁部とを当接させ、
前記旋回流と前記上昇流とを生じさせる、請求項6に記載の供給方法。
【請求項8】
前記カバーが有するシールで前記供給口と前記容器の開口縁部との隙間をシールする、請求項6又は7に記載の供給方法。
【請求項9】
前記収容物が食品である、請求項6又は7に記載の供給方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に収容物を供給する、供給機及び供給方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-27059公報は、調理済み麺の乾式計量機、乾式計量方法、及び製造方法に関し、調理済み麺の供給方法を開示する。この供給方法では、ホッパー内にエアーが噴出され、旋回流を生じさせる。このエアーは、ホッパー内から下方に吸引される。このホッパー内に調理済み麺が投入される。調理済み麺は旋回流により渦巻き状に整列する。整列した調理済み麺は、自重とエアーの吸引とにより下方の収容部に収容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-27059公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、佃煮や惣菜等は、トレイ等の容器に収容されることが多い。前述の供給方法は、自重とエアーの吸引で収容物を多数の貫通孔を有する収容部に収容する。この様にエアーの吸引により収容部に収容する方法は、収容物を、エアーを通さないトレイ等の容器に収容する場合に適用できない。また、この方法は、エアーが通り抜け難い容器にも適用し難い。
【0005】
収容物をトレイ等の容器に収容する方法として、例えば、以下の方法が考えられる。計量された所定量の収容物が準備される。この収容物が投入路に投入される。投入路の収容物が押出し具で容器内に押し出される。この方法では、押出し具で押し出すことで、投入路に収容物が残留することが抑制される。
【0006】
しかしながら、押出し具を用いても、例えば粘着性を有するものなど収容物によっては押出し具や投入路に付着することがある。この様な収容物では、投入路や押出し具に付着、残留させずに収容物を押し出すことは容易でない。投入路や押出し具に収容物が付着、残留することで、容器内に収容される収容物の量にばらつきが生じる。また、押出し具で収容物を押し出すことで、押し出された収容物は圧縮により変形や潰れが生じ、押し出された収容物が容器内に偏って収容される。この変形、潰れ及び偏りは、収容物の見栄えを損なう。
【0007】
本出願人の意図するところは、量のばらつきを抑制し且つ見栄えよく容器に収容物を供給する、供給機及び供給方法の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明による容器への収容物の供給機は、
軸方向に垂直な断面において略円形の内周面を有する案内室、前記内周面に沿って前記内周面の接線方向に前記案内室に開口する投入路、前記内周面に開口する前記投入路の出口より下で前記案内室内の半径方向中央で下向きに開口する吸引路、前記案内室の下端中央に開口する供給口、及び、前記供給口の外縁に設置され、前記容器の開口縁部に当接可能なカバーを有する、案内容器と、
前記吸引路に接続された吸引機と、
前記供給口の下で前記容器を支持する架台と、
を備える。
【0009】
本発明による容器への収容物の供給方法は、
軸方向に垂直な断面において略円形の内周面を有する案内室の前記内周面に開口する投入路の出口より下で前記案内室内の半径方向中央で下向きに開口する吸引路から気体を吸引し、
前記内周面に沿って前記内周面の接線方向に開口する前記投入路から前記案内室に気体を吸引し、
前記内周面に沿って旋回しながら下降する旋回流と前記案内室内の半径方向中央で前記旋回流が上向きに反転した上昇流とを生じさせ、
前記案内室に投入された前記収容物を前記旋回流によって前記内周面に沿って旋回させながら、前記収容物を前記案内室の下端中央に開口する供給口に向かって下降させ、
前記収容物を、前記供給口の外縁に設置されるカバーに当接する前記容器に収容する、供給方法。
【発明の効果】
【0010】
この供給機及び供給方法は、量のばらつきを抑制し見栄えよく容器に収容物を供給できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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