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公開番号2025139258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038093
出願日2024-03-12
発明の名称ドアハンドル装置
出願人ミネベアアクセスソリューションズ株式会社,本田技研工業株式会社,株式会社ユーシン
代理人個人,個人
主分類E05B 77/06 20140101AFI20250918BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】電動及び手動で開作動可能なドアラッチ装置に用いられるドアハンドル装置に関し、部品点数を過度に増やすことなく、通常時にはドアラッチ装置を手動で開作動させるハンドル操作を規制する。
【解決手段】ドアハンドル装置20は、ドアラッチ装置10を開作動不可能な初期位置と、ドアラッチ装置10を手動で開作動させる非常操作位置との間を、ドアラッチ装置10を電動で開作動させるための通常操作位置を経て、回動可能なハンドル25と、ベース21に取り付けられた規制レバー50とを備える。規制レバー50は、通常規制位置にあるときにハンドル25の回動を規制する通常規制部50aと、通常規制部50aによるハンドル25の回動規制を解除するための規制解除部50bと、非常規制位置にあるときにハンドル25の回動を規制する非常規制部50cとを有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ドアに取り付けられるベースと、
前記ベースの車外側に取り付けられ、前記ドアに取り付けられたドアラッチ装置を開作動不可能な初期位置と、前記ドアラッチ装置を手動で開作動させる非常操作位置との間を、前記ドアラッチ装置を電動で開作動させるための通常操作位置を経て、回動可能なハンドルと、
前記ベースに取り付けられた規制レバーと
を備えるドアハンドル装置において、
前記規制レバーは、
前記ハンドルの回動を規制する通常規制位置、前記ハンドルの回動規制を解除した規制解除位置、及び設定値以上の慣性力が作用したときに前記ハンドルの回動を規制する非常規制位置に移動可能で、
前記通常規制位置にあるとき、前記通常操作位置から前記非常操作位置への前記ハンドルの回動を規制する通常規制部と、
前記通常規制部による前記ハンドルの回動規制を解除するための規制解除部と、
前記非常規制位置にあるとき、前記非常操作位置への前記ハンドルの回動を規制する非常規制部と
を有する、ドアハンドル装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記ベースの車内側に取り付けられるとともに、前記ハンドルの回動に連動して回動し、前記ドアラッチ装置に前記ハンドルの操作力を伝達して前記ドアラッチ装置を開作動させる伝達レバーを備え、
前記規制レバーは、前記伝達レバーの回動を規制することによって、前記伝達レバーを介して前記ハンドルの回動を規制している、請求項1に記載のドアハンドル装置。
【請求項3】
前記ベースに取り付けられ、前記規制レバーを前記通常規制位置から前記規制解除位置に移動させるための操作部材を備え、
前記操作部材は、前記規制解除部を支持する支持部と、前記支持部を介して前記規制解除部を操作して、前記規制レバーによる前記ハンドルの回動規制を解除するための操作部とを有する、請求項1又は2に記載のドアハンドル装置。
【請求項4】
前記規制レバーを前記通常規制位置から前記規制解除位置に向けて付勢する付勢部材を備え、
前記規制レバーは、前記支持部への前記規制解除部の当接によって、前記付勢部材の付勢力に抗して前記通常規制位置に位置決めされている、請求項3に記載のドアハンドル装置。
【請求項5】
前記規制レバーの前記非常規制位置は、前記通常規制位置に対して前記規制解除位置とは反対側に位置しており、
前記規制レバーは、前記設定値以上の慣性力の作用によって、前記付勢部材の付勢力に抗して前記通常規制位置から前記非常規制位置に相対的に移動可能な質量体によって構成されている、請求項4に記載のドアハンドル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアハンドル装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両のドアには、ドアラッチ装置とドアハンドル装置が取り付けられている。ドアラッチ装置はラッチ機構を備え、車体に対してドアを閉じた状態に保持するラッチ状態と、車体に対してドアを開放可能なアンラッチ状態とに切換可能である。ラッチ機構のラッチ状態からアンラッチ状態への開作動は、ドアハンドル装置の操作によって2通りの方法で行われる。第1の方法は、ドアラッチ装置が備えるアクチュエータによる電動での開作動である。第2の方法は、ドアハンドル装置の操作力を伝達することによる手動での開作動である。
【0003】
特許文献1に開示されたドアハンドル装置は、初期位置と非常操作位置の間を通常操作位置を経て回動可能なハンドルを備える。また、ドアハンドル装置は、ハンドルの回動を規制する規制機構と、ハンドルの規制を解除するための規制解除機構とを備える。通常時、規制機構は、初期位置から通常操作位置までのハンドルの回動を許容し、通常操作位置から非常操作位置へのハンドルの回動を規制する。これにより、ラッチ機構が電動で開作動される。ラッチ機構を電動で開作動不可能な非常時、ユーザが規制解除機構を操作することにより、規制機構による規制が解除され、初期位置から非常操作位置までのハンドルの回動が許容される。これにより、ハンドルの操作力がドアラッチ装置に伝達され、ラッチ機構が手動で開作動される。
【0004】
特許文献2に開示されたドアハンドル装置は、ベースにそれぞれ回動可能に取り付けられたハンドル、伝達レバー、及びイナーシャレバーを備える。ハンドルは、ラッチ機構を開作動不可能な初期位置と、ラッチ機構を開作動可能な操作位置との間を回動可能である。伝達レバーは、初期位置から操作位置へのハンドルの操作力をドアラッチ装置に伝達する。これにより、ラッチ機構が手動で開作動される。イナーシャレバーは、車両のドア(側面)に衝撃が加わった側突時、伝達レバーの回動軌道上に回動し、伝達レバーの回動を規制する。これにより、ドアハンドル装置からドアラッチ装置への力の伝達を遮断してラッチ機構の開作動を防ぎ、衝撃による意図しないドアの開放を抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4914478号
特開2015-90028号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献2に記載のドアハンドル装置では、ドアラッチ装置を電動で開作動可能な通常時、ハンドルの操作によるドアラッチ装置の手動での開作動を規制できない。一方で、特許文献2のドアハンドル装置に特許文献1の規制機構を適用すれば、通常時にハンドルの操作を規制でき、側突時に意図しないドアの開放を抑制できる。しかし、この場合、イナーシャレバーに加えて規制機構が必要になるため、ドアハンドル装置を構成する部品点数が過多になるという不都合がある。
【0007】
本発明は、電動及び手動で開作動可能なドアラッチ装置に用いられるドアハンドル装置に関し、部品点数を過度に増やすことなく、通常時にはドアラッチ装置を手動で開作動させるハンドル操作を規制し、側突時には意図しないドア開放を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、ドアに取り付けられるベースと、前記ベースの車外側に取り付けられ、前記ドアに取り付けられたドアラッチ装置を開作動不可能な初期位置と、前記ドアラッチ装置を手動で開作動させる非常操作位置との間を、前記ドアラッチ装置を電動で開作動させるための通常操作位置を経て、回動可能なハンドルと、前記ベースに取り付けられた規制レバーとを備えるドアハンドル装置において、前記規制レバーは、前記ハンドルの回動を規制する通常規制位置、前記ハンドルの回動規制を解除した規制解除位置、及び設定値以上の慣性力が作用したときに前記ハンドルの回動を規制する非常規制位置に移動可能で、前記通常規制位置にあるとき、前記通常操作位置から前記非常操作位置への前記ハンドルの回動を規制する通常規制部と、前記通常規制部による前記ハンドルの回動規制を解除するための規制解除部と、前記非常規制位置にあるとき、前記非常操作位置への前記ハンドルの回動を規制する非常規制部とを有する、ドアハンドル装置を提供する。
【0009】
規制レバーは、設定値以上の慣性力が作用してないときには通常規制位置と規制解除位置の間を移動可能であり、設定値以上の慣性力が作用したときには非常規制位置に移動可能である。また、規制レバーは、通常規制位置にあるときにハンドルの回動を規制する通常規制部と、非常規制位置にあるときにハンドルの回動を規制する非常規制部とを備える。これにより、設定値以上の慣性力が作用しない通常時のハンドルの回動規制と、設定値以上の慣性力が作用する側突時のハンドルの回動規制とを、1つの規制レバーによって行うことが可能である。よって、通常時用の規制レバーと側突時用の規制レバーを別々に設ける必要はないため、部品点数の過度な増加を抑制できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、電動及び手動で開作動可能なドアラッチ装置に用いられるドアハンドル装置に関し、部品点数を過度に増やすことなく、通常時にはドアラッチ装置を手動で開作動させるハンドル操作を規制でき、側突時には意図しないドア開放を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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