特許ウォッチ

公開番号2025137299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024036412
出願日2024-03-08
発明の名称ファスナー付き寝具
出願人個人
代理人
主分類A47G 9/02 20060101AFI20250911BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】毛布やタオルケットといった寝具を複数枚重ねる、ファスナー付寝具における、ファスナーストリンガーの配置と連結構造による断熱性向上が課題である。
【解決手段】ファスナー付寝具の上面の、対向する辺である辺L1と辺L2の間の内側に間隔を空けて、単体のファスナーストリンガーを複数有することを形態F1とする。このファスナー付寝具は、辺L1の端から任意の長さまでの部分と、辺L2の端から任意の長さまでの部分とを下面の内側に折り畳んで、ファスナー付寝具の下面に接触させるという形態F2を有する。この形態F2を有するファスナー付寝具と、形態F1を有するファスナー付寝具とを上下に重ねて、これらの寝具のファスナーストリンガー同士を嵌合することが、解決手段であり、辺L1や辺L2から任意の長さまでの部分が、ファスナー付寝具同士の間に重なり、この重なった寝具部分が、寝具の断熱性能を向上させる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
ファスナーを有する毛布やタオルケットおよび、敷布といったファスナー付寝具であって、ＸＹＺ三次元直交座標系のＸＹ平面上にある、ファスナー付寝具の上面の周縁部の、対向する辺（Ｌ１）と、辺（Ｌ２）の間の、上面の内側に、一対のファスナーストリンガーを構成するうちの、単体の、ファスナーストリンガーを、間隔を空けて、複数有し、このファスナー付寝具は、前述の辺（Ｌ１）から、任意の長さ離れた、内側の位置に、ファスナーストリンガー（Ｓ１）を有し、そこから、内側に、ファスナーストリンガー（Ｎ１）を有し、また、辺（Ｌ２）から、任意の長さ離れた、内側の位置に、ファスナーストリンガー（Ｎ２）を有し、そこから、内側に、ファスナーストリンガー（Ｓ２）を有するという形態（Ｆ１）を有し、また、ファスナー付寝具は、辺（Ｌ１）から、任意の長さまでの部分を、下面の内側に折り畳んで、ファスナー付寝具の下面に接触させ、辺（Ｌ２）から、任意の長さまでの部分を、下面の内側に折り畳んで、ファスナー付寝具の下面に接触させるという形態（Ｆ２）を有し、ここで、形態（Ｆ２）を有する状態のファスナー付寝具を上位のファスナー付寝具として、これより、Ｚ方向で下位に、形態（Ｆ１）と同様な形態を有するファスナー付寝具を下位のファスナー付寝具として、設置し、これらの上位のファスナー付寝具と下位のファスナー付寝具のファスナーストリンガーの組み合わせは、上位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｓ１）と下位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｎ１）が嵌合し、上位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｎ２）と下位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｓ２）が嵌合するという形態（Ｆ３）を有し、上位のファスナー付寝具の辺（Ｌ１）から任意の長さまでの部分の寝具の折り畳み部分が下位のファスナー付寝具と合わさり、また、上位のファスナー付寝具の辺（Ｌ２）から任意の長さまでの部分の寝具の折り畳み部分が下位のファスナー付寝具と合わさり、上位のファスナー付寝具と下位のファスナー付寝具の間に挟まれた寝具の折り畳み部分が、寝具の折り畳みがない部分よりもＺ方向に対して断熱性を向上させるという特徴を有し、単体で、前述の、形態（Ｆ１）や形態（Ｆ２）を有し、複数で組み合わせると、前述の形態（Ｆ３）を有するというファスナー付寝具。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
請求項１に記載の、形態（Ｆ２）を有するファスナー付寝具に対して、Ｚ方向で下位に設置され、組み合わせる下位のファスナー付寝具であって、この下位のファスナー付寝具は、対向する辺の、ひとつの辺（Ｌ１）から、任意の長さ離れた、内側の位置に、ファスナーストリンガー（Ｎ１）を有し、対向する辺の、もうひとつの辺（Ｌ２）から、任意の長さ離れた、内側の位置に、ファスナーストリンガー（Ｓ２）を有するという形態（Ｆ４）を有し、この下位のファスナー付寝具より、Ｚ方向の上位の前述の、形態（Ｆ２）を有する上位のファスナー付寝具と、前述の下位のファスナー付寝具とのファスナーストリンガーの組み合わせは、上位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｓ１）と、下位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｎ１）とが嵌合し、上位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｎ２）と、下位のファスナー付寝具のファスナーストリンガー（Ｓ２）とが嵌合する、形態（Ｆ５）を有し、単体で、前述の、形態（Ｆ４）を有し、請求項１の形態（Ｆ２）を有するファスナー付寝具との組み合わせの、複数で、形態（Ｆ５）を有するというファスナー付寝具。
【請求項３】
請求項１と請求項２に記載のファスナー付寝具の上面と、下面に、面ファスナー（ＰＦ）を有し、請求項１における形態（Ｆ３）と請求項２における形態（Ｆ５）において、上位のファスナー付寝具の下面の面ファスナー（ＰＦ）と、下位のファスナー付寝具の上面の面ファスナー（ＰＦ）とが、嵌合される特徴を有するファスナー付寝具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はファスナーを用いて毛布やタオルケットを複数枚重ねて断熱効果を得られるファスナー付き寝具に関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
寝具の周縁部にファスナーを設けて、周縁部で連結し、特許文献１に示すように、寝具を重ねていた。（実用新案登録第３０７２７６９号）
【０００３】
しかし、重ねる寝具の枚数分のみの断熱効果が得られる構造であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実用新案登録第３０７２７６９号
実用新案登録第３１６１８０６号
実用新案登録第３１２２６２９号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
毛布やタオルケットや敷布といった寝具を複数枚重ねる、ファスナー付寝具における、断熱性向上が課題である。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
ファスナー付寝具の上面の、対向する辺である辺Ｌ１と辺Ｌ２の間の内側に、間隔を空けて、単体のファスナーストリンガーを複数設ける。このファスナー付寝具は、前述の、辺Ｌ１から任意の長さ離れた内側の位置にファスナーストリンガーＳ１を有し、そこから、内側に、ファスナーストリンガーＮ１を有し、また辺Ｌ２から、任意の長さ離れた内側の位置にファスナーストリンガーＮ２を有し、そこから、内側に、ファスナーストリンガーＳ２を有するという形態Ｆ１を有する。
【０００７】
ファスナー付寝具は、辺Ｌ１の端から任意の長さまでの部分と、辺Ｌ２の端から任意の長さまでの部分とを、下面の内側に折り畳んで、ファスナー付寝具の下面に接触させるという形態Ｆ２を有する。
【０００８】
この形態Ｆ２を有するファスナー付寝具と、形態Ｆ１を有するファスナー付寝具とを上下に重ねて、形態Ｆ２を有するファスナー付寝具の、外側のファスナーストリンガーと、形態Ｆ１を有するファスナー付寝具の、内側のファスナーストリンガーとを、それぞれ、嵌合させることが、解決手段である。
【発明の効果】
【０００９】
形態Ｆ２を有するファスナー付寝具の、辺Ｌ１や辺Ｌ２の端から任意の長さまでの部分が、形態Ｆ１を有するファスナー付寝具との間に重なり、この重なった寝具部分が、寝具の断熱性能を向上させる。
また、形態Ｆ２を有するファスナー付寝具の上部に、別の形態Ｆ２を有するファスナー付寝具を組み合わせることにより、さらに寝具の断熱性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明品のファスナー付寝具の形態１の平面図である。（実施例１）
本発明品のファスナー付寝具の形態２の斜視図である。（実施例１）
本発明品のファスナー付寝具の形態２の底面側から見た斜視図である。（実施例１）
本発明品のファスナー付寝具同士を嵌合する前の斜視図である。（実施例１）
本発明品のファスナー付寝具同士を嵌合した斜視図である。（実施例１）
本発明品の形態１を有するファスナー付寝具と形態４を有するファスナー付寝具とを嵌合した斜視図である。（実施例２）
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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