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公開番号
2025136322
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024034793
出願日
2024-03-07
発明の名称
X線CT装置
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20250911BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】頭受けや天板でのX線減弱による断層画像の画質低下を抑制可能なX線CT装置を提供する。
【解決手段】被検体にX線を照射するX線源と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器とを前記被検体の周囲で回転させる回転板と、前記X線検出器の検出信号に基づいて前記被検体の断層画像を生成する画像生成部と、各部を制御する制御部を備えるX線CT装置であって、前記制御部は、前記回転板が回転する間に前記X線源から照射される前記X線の照射条件を、前記X線が頭受けや天板を通る投影角度の範囲において、前記頭受けや前記天板が配置される側からの照射線量を増やすように変更することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
被検体にX線を照射するX線源と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器とを前記被検体の周囲で回転させる回転板と、前記X線検出器の検出信号に基づいて前記被検体の断層画像を生成する画像生成部と、各部を制御する制御部を備えるX線CT装置であって、
前記制御部は、前記回転板が回転する間に前記X線源から照射される前記X線の照射条件を、前記X線が頭受けや天板を通る投影角度の範囲において、前記頭受けや前記天板が配置される側からの照射線量を増やすように変更することを特徴とするX線CT装置。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のX線CT装置であって、
前記制御部は、前記頭受けや前記天板が配置される側からの照射線量を増やした分、前記頭受けや前記天板が配置される側の反対側からの照射線量を減らすように前記照射条件を変更することを特徴とするX線CT装置。
【請求項3】
請求項1に記載のX線CT装置であって、
前記制御部は、前記頭受けの大きさや前記天板の大きさに基づいて、前記X線が前記頭受けや前記天板を通る投影角度の範囲を算出し、
前記X線が前記頭受けや前記天板を横切る長さと前記頭受けや前記天板のX線減弱係数とに基づいて、前記頭受けや前記天板が配置される側からの照射線量を増やす分を算出することを特徴とするX線CT装置。
【請求項4】
請求項3に記載のX線CT装置であって、
前記頭受けの大きさとX線減弱係数は、前記頭受けの種類を選択する選択画面での選択に基づいて設定されることを特徴とするX線CT装置。
【請求項5】
請求項3に記載のX線CT装置であって、
前記制御部は、前記被検体を上方から撮影するカメラによって撮影されたカメラ画像または位置決め画像に基づいて、前記頭受けの大きさとX線減弱係数を推定することを特徴とするX線CT装置。
【請求項6】
請求項5に記載のX線CT装置であって、
前記制御部は、前記頭受けの大きさとX線減弱係数の推定に、多数のカメラ画像または位置決め画像と、前記頭受けの大きさ、X線減弱係数を教師データとして学習することによって予め生成されるAIを用いることを特徴とするX線CT装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体の断層画像を撮像するX線CT装置に係り、特に被検体の被ばくを低減する技術に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
X線CT装置は、被検体にX線を照射するX線源と被検体を透過したX線を検出するX線検出器とを被検体の周囲で回転させることで得られる多方向からの投影データを用いて、被検体の断層画像を生成する。生成された断層画像は、被検体の中の臓器形状を描写し、画像診断に使用される。
【0003】
被検体に照射されるX線が高線量になるほど断層画像の画質が向上するものの、被検体の被ばく量が増加する。被ばく量の増加は被検体に悪影響を及ぼすので、照射されるX線量である照射線量の抑制、特に目や乳腺など体表面に位置し放射線感受性の高い部位への照射線量の抑制は重要である。
【0004】
特許文献1には、被検体の周囲を回転するX線源が、放射線感受性の高い部位の側である被検体の前方に位置するときの照射線量を、X線源が被検体の後方に位置するときの照射線量よりも低減することが開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許第9867587号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら特許文献1では、被検体の頭部が載せられる頭受けや被検体が載置される天板によるX線減弱に対する配慮が不十分である。頭受けや天板によるX線減弱は、X線検出器によって検出されるX線量を減らすため、断層画像の画質を低下させる。また頭受けや天板によるX線減弱を補うために照射線量を増やすと、被検体の被ばく量が増加する。
【0007】
そこで本発明は、頭受けや天板でのX線減弱による断層画像の画質低下を抑制可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、被検体にX線を照射するX線源と、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器とを前記被検体の周囲で回転させる回転板と、前記X線検出器の検出信号に基づいて前記被検体の断層画像を生成する画像生成部と、各部を制御する制御部を備えるX線CT装置であって、前記制御部は、前記回転板が回転する間に前記X線源から照射される前記X線の照射条件を、前記X線が頭受けや天板を通る投影角度の範囲において、前記頭受けや前記天板が配置される側からの照射線量を増やすように変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、頭受けや天板でのX線減弱による断層画像の画質低下を抑制可能なX線CT装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のX線CT装置の全体構成の一例を示す図である。
照射線量の変調について説明する図である。
実施例1の処理の流れの一例を示す図である。
頭受けの選択に用いられる画面の一例を示す図である。
X線照射条件の変更の一例について説明する図である。
X線照射条件の変更の他の例について説明する図である。
実施例2のX線CT装置の全体構成の一例を示す図である。
実施例2の処理の流れの一例を示す図である。
カメラ画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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