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公開番号2025136016
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034168
出願日2024-03-06
発明の名称インダクタ部品
出願人株式会社村田製作所
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 17/00 20060101AFI20250911BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】より簡便に特性を変更することが可能なインダクタ部品を提供する。
【解決手段】
インダクタ部品は、絶縁部と、絶縁部の内部に配置され、螺旋状に巻回された巻回部を有するコイルと、を備え、コイルは、巻回部の巻回軸に平行な軸方向に積み重ねられた3以上のコイル導体層によって構成され、3以上のコイル導体層は、少なくとも2つの第1コイル導体層と、第2コイル導体層と、を含み、少なくとも2つの第1コイル導体層は、軸方向から見たときに、巻回軸を中心とする1つの周回パターンを形成するように構成され、第2コイル導体層は、軸方向から見たときに、周回パターンの内部領域を横切る横断部を有する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁部と、
前記絶縁部の内部に配置され、螺旋状に巻回された巻回部を有するコイルと、を備え、
前記コイルは、前記巻回部の巻回軸に平行な軸方向に積み重ねられた3以上のコイル導体層によって構成され、
前記3以上のコイル導体層は、少なくとも2つの第1コイル導体層と、第2コイル導体層と、を含み、
前記少なくとも2つの第1コイル導体層は、前記軸方向から見たときに、前記巻回軸を中心とする1つの周回パターンを形成するように構成され、
前記第2コイル導体層は、前記軸方向から見たときに、前記周回パターンの内部領域を横切る横断部を有する、インダクタ部品。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記軸方向から見たとき、前記第2コイル導体層は、半周以上1周未満で周回する周回部を有し、前記横断部は、前記周回部の一部であり、
前記周回部の内部領域の面積は、前記周回パターンの内部領域の面積よりも小さい、請求項1に記載のインダクタ部品。
【請求項3】
前記軸方向から見たとき、前記第2コイル導体層の前記周回部の一部は、前記周回パターンと重なるように前記周回パターンに沿って延在している、請求項2に記載のインダクタ部品。
【請求項4】
前記少なくとも2つの第1コイル導体層の総数は、前記第2コイル導体層の総数よりも多い、請求項1から3のいずれかに記載のインダクタ部品。
【請求項5】
前記軸方向から見たとき、
前記周回パターンの内側縁部は、第1方向に延在する第1部分および第2部分を有し、前記第1部分と前記第2部分とは、前記第1方向に直交する第2方向において互いに対向し、
前記横断部は、前記第1部分から前記第2部分まで前記第2方向に延在している、請求項1から3のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
【請求項6】
前記軸方向から見たとき、
前記周回パターンの内側縁部は、第1方向に延在する第1部分および第2部分を有し、前記第1部分と前記第2部分とは、前記第1方向に直交する第2方向において互いに対向し、
前記軸方向から見たとき、前記横断部は、前記第1部分から前記第2部分まで前記第2方向に対して傾斜する方向に延在する部分を含む、請求項1から3のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
【請求項7】
前記横断部の線幅は、前記少なくとも2つの第1コイル導体層の線幅よりも大きい、請求項1から3のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
【請求項8】
前記第2コイル導体層は、前記3以上のコイル導体層のうち前記コイルの最も一端側に位置する、請求項1から3のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
【請求項9】
前記軸方向において、前記第2コイル導体層は、前記少なくとも2つの第1コイル導体層のうちの2つの第1コイル導体層の間に位置する、請求項1から3のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
【請求項10】
前記軸方向において、前記第2コイル導体層は、前記コイルの中央部に位置する、請求項1から3のいずれか1つに記載のインダクタ部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インダクタ部品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、インダクタ部品として、例えば、特許文献1に記載された積層型のインダクタ部品がある。特許文献1に記載のインダクタ部品は、複数の絶縁層を積み重ねた素体と、素体内に配置されたコイルを備える。コイルは、絶縁層を介して積み重ねられた複数のコイル導体層から構成されている。これらのコイル導体層は、絶縁層に設けられたビア導体を介して電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-44037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の従来のインダクタ部品においては、インピーダンス、インダクタンスなどの特性を変更する場合に、コイルの設計変更が必要になり、多くの工数や製造コストがかかることがある。
【0005】
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、より簡便に特性を変更することが可能なインダクタ部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るインダクタ部品は、
絶縁部と、
前記絶縁部の内部に配置され、螺旋状に巻回された巻回部を有するコイルと、を備え、
前記コイルは、前記巻回部の巻回軸に平行な軸方向に積み重ねられた3以上のコイル導体層によって構成され、
前記3以上のコイル導体層は、少なくとも2つの第1コイル導体層と、第2コイル導体層と、を含み、
前記少なくとも2つの第1コイル導体層は、前記軸方向から見たときに、前記巻回軸を中心とする1つの周回パターンを形成するように構成され、
前記第2コイル導体層は、前記軸方向から見たときに、前記周回パターンの内部領域を横切る横断部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より簡便に特性を変更することが可能なインダクタ部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るインダクタ部品の模式的な斜視図である。
図1に示すII-II線における模式的な断面図である。
図1のインダクタ部品(電極を除く)の分解斜視図である。
図1のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
図1のインダクタ部品の模式的な透視上面図である。
変形例1のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
図5Aに示すインダクタ部品(電極を除く)の模式的な透視上面図である。
変形例2のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
図6Aに示すインダクタ部品の模式的な透視上面図である。
変形例2の他のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
図7Aに示すインダクタ部品の模式的な透視上面図である。
変形例3のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
図8Aに示すインダクタ部品の模式的な透視上面図である。
変形例4のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
変形例5のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
変形例6のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
比較例1のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
図12Aに示すインダクタ部品の模式的な透視上面図である。
比較例2のインダクタ部品における各コイル導体層を模式的に示す上面図である。
図13Aに示すインダクタ部品の模式的な透視上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、インダクタ部品における特性の変更をより簡便にするために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
【0010】
積層型のインダクタ部品では、コイルは、絶縁層を介して積み重ねられた複数のコイル導体層から構成されている。従来、このようなインダクタ部品において、インダクタンス、インピーダンスなどの特性を変更する場合には、コイルの設計変更が行われる。例えば、コイルの内径(コイルを構成する全てのコイル導体層の内径)を変更したり、絶縁層(例えば、フェライトシートなどの絶縁性シート)の厚さや透磁率などを変更したりすることによって、インダクタ部品の特性を所望の値に調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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