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公開番号2025168223
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025007985
出願日2025-01-20
発明の名称正極及び二次電池
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 4/525 20100101AFI20251030BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電池特性を向上させることができる正極及び二次電池を提供する。
【解決手段】正極は、複数の第1粒子と、複数の第1粒子よりも小さい平均粒径を有する複数の第2粒子と、を含む正極活物質を有し、走査型広がり抵抗顕微鏡を用いて測定される複数の第1粒子の抵抗をR1とし、複数の第2粒子の抵抗をR2としたときに、複数の第1粒子の抵抗(R1)及び複数の第2粒子の抵抗(R2)のそれぞれの対数の比(logR2/logR1)は、1.25以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
複数の第１粒子と、前記複数の第１粒子よりも小さい平均粒径を有する複数の第２粒子と、を含む正極活物質を有し、
走査型広がり抵抗顕微鏡を用いて測定される前記複数の第１粒子の抵抗をＲ１とし、前記複数の第２粒子の抵抗をＲ２としたときに、
前記複数の第１粒子の抵抗（Ｒ１）及び前記複数の第２粒子の抵抗（Ｒ２）のそれぞれの対数の比（ｌｏｇＲ２／ｌｏｇＲ１）は、１．２５以下である
正極。
続きを表示（約 140 文字）【請求項２】
前記複数の第１粒子の粒径は８μｍ以上であり、
前記複数の第２粒子の粒径は８μｍよりも小さい
請求項１に記載の正極。
【請求項３】
請求項１又は請求項２に記載の正極と、
負極と、
電解質と、を含む
二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、正極及び二次電池に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１及び特許文献２には、正極、負極、非水電解質を含むリチウムイオン二次電池が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１７／２０８８９４号
特許第７１９３６７１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
リチウムイオン二次電池では、サイクル特性などの電池特性を向上させることが要求される。特許文献１及び特許文献２では、広がり抵抗顕微鏡により正極活物質の断面、あるいは、表面を測定したときの広がり抵抗を適切な範囲に制御する技術が開示されている。しかし、特許文献１及び特許文献２では、正極活物質に含まれる粒子ごとの広がり抵抗については考慮されていない。
【０００５】
本発明は、電池特性を向上させることができる正極及び二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一態様に係る正極は、複数の第１粒子と、前記複数の第１粒子よりも小さい平均粒径を有する複数の第２粒子と、を含む正極活物質を有し、走査型広がり抵抗顕微鏡を用いて測定される前記複数の第１粒子の抵抗をＲ１とし、前記複数の第２粒子の抵抗をＲ２としたときに、前記複数の第１粒子の抵抗（Ｒ１）及び前記複数の第２粒子の抵抗（Ｒ２）のそれぞれの対数の比（ｌｏｇＲ２／ｌｏｇＲ１）は、１．２５以下である。
【０００７】
一態様に係る二次電池は、上記の正極と、負極と、電解質と、を含む。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の正極及び二次電池によれば、電池特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
図１は、実施形態に係る二次電池の構成を示す断面図である。
図２は、実施形態に係る巻回電極体の構成を示す断面図である。
図３は、実施形態に係る正極活物質層の断面を示す模式図である。
図４は、比較例に係る正極活物質層の断面を示す模式図である。
図５は、実施形態に係る正極活物質の粒度分布を説明するための説明図である。
図６は、実施形態に係る正極活物質の粒度分布の他の例を説明するための説明図である。
図７は、実施形態及び比較例に係る、第１粒子及び第２粒子の抵抗分布を模式的に示すグラフである。
図８は、実施例１及び実施例２に係る正極活物質層の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図９は、比較例１に係る正極活物質層の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図１０は、比較例２に係る正極活物質層の製造方法を説明するためのフローチャートである。
図１１は、実施例３、４、５、６及び比較例３、４に係る正極活物質層の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下に、本開示の実施の形態を説明する。なお、この実施の形態により本開示が限定されるものではない。
（【００１１】以降は省略されています）

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