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公開番号
2025135185
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032867
出願日
2024-03-05
発明の名称
潤滑油基油
出願人
新日本理化株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C10M
105/32 20060101AFI20250910BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】本発明は、低温流動性に優れ、高粘度指数で耐摩耗性に優れる潤滑油基油を提供する。
【解決手段】1種以上のエステルを含有する潤滑油基油であって、四球摩擦試験機での摩耗痕径が0.55mm以下かつ40℃動粘度が11.0mm
2
/s以下かつ粘度指数が120以上であることを特徴とする潤滑油基油。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
1種以上のエステルを含有する潤滑油基油であって、
四球摩擦試験機での摩耗痕径が0.55mm以下かつ40℃動粘度が11.0mm
2
/s以下かつ粘度指数が120以上であることを特徴とする潤滑油基油。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
四球摩擦試験機での摩耗痕径が0.50mm以下かつ40℃動粘度が10.7mm
2
/s以下かつ粘度指数が140以上であることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油基油。
【請求項3】
更に鉱油を含有する請求項1又は2に記載の潤滑油基油。
【請求項4】
鉱油と1種以上のエステルとの配合割合(質量比)が、90:10~0:100である請求項3に記載の潤滑油基油。
【請求項5】
鉱油と1種以上のエステルとの配合割合(質量比)が、60:40~0:100である請求項4に記載の潤滑油基油。
【請求項6】
1種以上のエステルは、(A)脂肪族直鎖状モノカルボン酸、(B)脂肪族ジカルボン酸、及び、(C)脂肪族二価アルコールをエステル化して得られたものである請求項1又は2に記載の潤滑油基油。
【請求項7】
1種以上のエステルは、(A)炭素数8の直鎖状モノカルボン酸、(B)炭素数6から10の脂肪族ジカルボン酸、及び、(C)3-メチル-1,5-ペンタンジオールをエステル化して得られたものである請求項6に記載の潤滑油基油。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑油基油に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
潤滑油は、その用途、使用される装置や機械の違いにより、複数の粘度の潤滑油が用いられ、その使用温度も低温から高温に至るまで多様である。
従来、潤滑油は安価で入手容易な鉱物油が主に使用されてきた。しかし、耐熱性に乏しく粘度指数が低いため、要求特性が厳しい用途では、粘度指数が高く耐熱性に優れる合成炭化水素や有機酸エステル類等の合成潤滑油が鉱物油よりも用いられている。
【0003】
上記有機酸エステル類としては、脂肪族モノカルボン酸と一価アルコールの反応から得られるモノエステル(以下、「モノエステル」という。)、脂肪族二塩基酸と一価アルコールの反応から得られるジエステル(以下、「脂肪族二塩基酸ジエステル」という。)、多価アルコールと脂肪族カルボン酸との反応から得られるエステル(以下、「ポリオールエステル」という。)、及び多価アルコール、多塩基酸、脂肪族モノカルボン酸(及び/又は脂肪族一価アルコール)との反応から得られる複合エステル(以下、「ポリオール型複合エステル」という。)等が知られている。
【0004】
しかしながら、潤滑油の使用条件及び耐熱性、低温流動性、高粘度指数、金属適合性などの要求特性は益々厳しくなっており、従来の有機酸エステル類は、このような要求特性をバランスよく兼ね備えているとは言い難く、更なる改善が要望されている。
このような要求特性をバランスよく兼ね備えた潤滑油として、例えば、特許文献1には、脂肪族飽和モノカルボン酸、特定のジオール及び二価のカルボン酸でエステル化反応させて得られる脂肪族二価アルコール複合エステルを含む潤滑油が開示されている。
【0005】
しかしながら、近年、自動車、家電、電子情報機器、工業用機械等の産業分野で使用されている装置や機械の省エネルギー化や省燃費化が進められている。これらの装置や機械に用いられる潤滑油は、粘性摩擦によるエネルギー損失を抑制するために、潤滑油の耐摩耗性の向上が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2004/087847号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述した従来技術に鑑みてなされたものであり、低温流動性に優れ、高粘度指数で耐摩耗性に優れる潤滑油基油を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、1種以上のエステル類を含む潤滑油の耐摩耗性をより向上させることを目的に検討を行った結果、四球摩擦試験機での摩耗痕径、40℃動粘度及び粘度指数が特定の条件を満たす潤滑油基油が、低温流動性に優れ、高粘度指数で耐摩耗性に優れる潤滑油基油となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、1種以上のエステルを含有する潤滑油基油であって、四球摩擦試験機での摩耗痕径が0.55mm以下かつ40℃動粘度が11.0mm
2
/s以下かつ粘度指数が120以上であることを特徴とする潤滑油基油である。
【0010】
本発明の潤滑油基油は、四球摩擦試験機での摩耗痕径が0.50mm以下かつ40℃動粘度が10.7mm
2
/s以下かつ粘度指数が140以上であることが好ましい。
また、本発明の潤滑油基油は、鉱油を含有してもよい。
さらに、本発明の潤滑油基油において、上記鉱油と1種以上のエステルとの配合割合(質量比)が、90:10~0:100であることが好ましい。
加えて、本発明の潤滑油基油において、上記鉱油と1種以上のエステルとの配合割合(質量比)が、60:40~0:100であることが好ましい。
本発明の潤滑油基油において、上記1種以上のエステルは、(A)脂肪族直鎖状モノカルボン酸、(B)脂肪族ジカルボン酸、及び、(C)脂肪族二価アルコールをエステル化してられたものであることが好ましい。
また、本発明の潤滑油基油において、上記1種以上のエステルは、(A)炭素数8の直鎖状モノカルボン酸、(B)炭素数6から10の脂肪族ジカルボン酸、及び、(C)3-メチル-1,5-ペンタンジオールをエステル化して得られたものであることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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