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公開番号
2025135102
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032704
出願日
2024-03-05
発明の名称
手押し車のロック装置
出願人
株式会社島製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
B62B
5/04 20060101AFI20250910BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】ブレーキレバーの制動を解除する際の係止部の解除操作を非常に簡単に行うことができる手押し車のロック装置を提供する。
【解決手段】手押し車1Aのハンドル部11の下方へ離間する離間位置に、左右の後輪15Rを制動する際にハンドル部11に接近する上方の制動位置へ向かって操作されるブレーキレバー18を設ける。ハンドル部11の左右方向中央部に、コイルスプリング42により付勢された係止部41を回転可能に設け、ブレーキレバー18を制動位置で係止するフック部45を備える。ブレーキレバー18を制動位置からさらに上方の最接近位置へ操作すると、フック部45による制動位置での係止が解除されて係止部41がコイルスプリング42の付勢力によって係止位置から係止解除位置へ自動的に移動し、ブレーキレバー18が離間位置に戻される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
利用者が両手でそれぞれ把持する操舵部より下方へ延びる左右の操舵フレームと、この両操舵フレームの下端に連結され、前後両輪をそれぞれ転動自在に支持する左右の脚体フレームとが設けられた手押し車において、
前記操舵部に対し離間する離間位置には、前記前後両輪のうちの左右の後輪を制動するように前記操舵部に接近する制動位置へ向かって操作される制動レバーが設けられているとともに、
前記操舵部には、前記左右の後輪が転動不能となるように前記制動レバーを前記制動位置にロックするロック機構が設けられており、
前記制動レバーは、前記制動位置から前記操舵部に対しさらに接近する最接近位置まで操作可能に設定されている一方、
前記ロック機構は、
前記制動レバーを制動位置に係脱可能に係止する係止部と、
前記係止部を前記制動レバーの制動位置で係止する係止位置から前記制動レバーの制動が解除される係止解除位置へ向かって付勢する付勢手段と、
を有し、
前記制動レバーは、前記制動位置から前記最接近位置へ操作された際に前記係止部による前記制動位置での係止が解除され、前記係止部が前記付勢手段の付勢力により前記係止位置から前記係止解除位置へ移動することで前記離間位置に戻されるようになっていることを特徴とする手押し車のロック装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記制動レバーは、前記操舵部の下方において前記各操舵フレームに沿って上下方向へスライド自在に支持され、前記操舵部に対し下方に離間する離間位置から当該操舵部に対し下方より接近する制動位置まで操作されるとともに、この制動位置から前記操舵部に対しさらに下方より接近する最接近位置まで操作されるように設定されており、
前記係止部は、前記操舵部の軸線回りに回転自在に支持され、かつ前記制動レバーを前記制動位置で下方の離間位置への移動が規制されるように当該制動レバーに対し下方から当接した状態で係止するフック部を有しているとともに、前記制動レバーを前記制動位置から前記最接近位置へ操作した際に前記制動レバーに対する係止位置での前記フック部による係止が解除されて前記係止部が前記付勢手段の付勢力により係止解除位置へ移動するようになっている請求項1に記載の手押し車のロック装置。
【請求項3】
前記制動レバーは、前記各操舵フレームの上下方向中途部において左右方向へ延びる水平軸回りに回転自在に支持され、前記操舵部に対し前方に離間する離間位置から当該操舵部に対し前方より接近する制動位置まで操作されるとともに、この制動位置から前記操舵部に対しさらに前方より接近する最接近位置まで操作されるように設定されており、
前記係止部は、前記操舵部の軸線回りに回転自在に支持され、かつ前記制動レバーを前記制動位置で前方の離間位置への移動が規制されるように当該制動レバーに対し前方から当接した状態で係止するフック部を有しているとともに、前記制動レバーを前記制動位置から前記最接近位置へ操作した際に前記制動レバーに対する係止位置での前記フック部による係止が解除されて前記係止部が前記付勢手段の付勢力により係止解除位置へ移動するようになっている請求項1に記載の手押し車のロック装置。
【請求項4】
前記付勢手段としては、前記操舵部の周囲の一部に巻回された状態で一端が当該操舵部に固定され、かつ他端が前記係止部に固定されたコイルスプリングが適用されており、
前記コイルスプリングは、前記制動レバーを制動位置で前記フック部により係止した際に伸長している一方、前記フック部による前記制動位置での係止が解除された際に収縮して前記係止部に付勢力が作用するようになっている請求項2又は請求項3に記載の手押し車のロック装置。
【請求項5】
前記制動レバーには、当該制動レバーの離間位置から最接近位置までの間を直線状に上下方向へ移動するスライダが連結されているとともに、前記スライダには、その内部を上下方向へ摺動する摺動体が設けられており、
前記摺動体には、前記制動レバーの制動位置で前記左右の後輪に対し圧接するブレーキパッドがワイヤーを介して連結され、前記制動レバーが前記制動位置へ向かって操作された際に前記スライダも前記操舵部に対し接近する一方、前記制動レバーが前記離間位置に離間している際に前記スライダも前記操舵部に対し離間するようになっているとともに、
前記摺動体は、その下端に前記ワイヤーが連結され、前記制動レバーが前記制動位置へ向かって操作された際に前記スライダの底部に対し伸縮自在な弾性体を介して当接するようにしている請求項2に記載の手押し車のロック装置。
【請求項6】
前記制動レバーには、当該制動レバーの離間位置から最接近位置までの間を直線状に上下方向へ移動するスライダが連結されているとともに、前記スライダには、その内部を上下方向へ摺動する摺動体が設けられており、
前記摺動体には、前記制動レバーの制動位置で前記左右の後輪に対し圧接するブレーキパッドがワイヤーを介して連結され、前記制動レバーが前記制動位置へ向かって操作された際に前記スライダも前記操舵部に対し接近する一方、前記制動レバーが前記離間位置に離間している際に前記スライダも前記操舵部に対し離間するようになっているとともに、
前記摺動体は、その下端に前記ワイヤーが連結され、前記制動レバーが前記制動位置へ向かって操作された際に前記スライダの底部に対し伸縮自在な弾性体を介して当接するようにしている請求項4に記載の手押し車のロック装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シルバーカーなどの手押し車のロック装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、手押し車は、利用者が両手でそれぞれ把持する操舵部より下方へ延びる左右の操舵フレームと、この両操舵フレームの下端に連結され、前後両輪をそれぞれ転動自在に支持する左右の脚体フレームとを備えている。
【0003】
また、手押し車は、操舵部に対し離間する離間位置に設けられた制動レバーを備えたものもあり、この制動レバーを操舵部に接近する制動位置へ向かって操作することで、前後両輪のうちの左右の後輪を制動するようにしている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-11045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記従来のものでは、手押し車を制動した状態で保持する際に、制動レバーを制動位置でロックするロック機構を設ける必要がある。このようなロック機構としては、制動レバーを制動位置に係脱可能に係止する係止部を操舵部に設け、制動位置まで操作した制動レバーを係止部によって係止しておくことで、左右の後輪を制動状態に保持するようにしている。
【0006】
その場合、制動レバーの制動を解除する際に、係止部を制動レバーの制動位置で係止する係止位置から制動レバーの制動が解除される係止解除位置へその都度解除操作する必要があり、係止部の解除操作が非常に煩わしいものであった。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、制動レバーの制動を解除する際の係止部の解除操作を非常に簡単に行うことができる手押し車のロック装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明では、利用者が両手でそれぞれ把持する操舵部より下方へ延びる左右の操舵フレームと、この両操舵フレームの下端に連結され、前後両輪をそれぞれ転動自在に支持する左右の脚体フレームとが設けられた手押し車を前提とする。更に、前記操舵部に対し離間する離間位置に、前記前後両輪のうちの左右の後輪を制動するように前記操舵部に接近する前記制動位置へ向かって操作される制動レバーを設けるとともに、前記操舵部に、前記左右の後輪が転動不能となるように前記制動レバーを前記制動位置にロックするロック機構を設ける。また、前記制動レバーを、前記制動位置から前記操舵部に対しさらに接近する最接近位置まで操作可能に設定する。一方、前記ロック機構に、前記制動レバーを前記制動位置に係脱可能に係止する係止部と、前記係止部を前記制動レバーの前記制動位置で係止する係止位置から前記制動レバーの制動が解除される係止解除位置へ向かって付勢する付勢手段と、を設ける。そして、前記制動レバーは、前記制動位置から前記最接近位置へ操作された際に前記係止部による前記制動位置での係止を解除し、当該係止部を前記付勢手段の付勢力により前記係止位置から前記係止解除位置へ移動させることで離間位置に戻されるようにすることを特徴としている。
【0009】
また、前記制動レバーを、前記操舵部の下方において前記各操舵フレームに沿って上下方向へスライド自在に支持し、前記操舵部に対し下方に離間する離間位置から当該操舵部に対し下方より接近する制動位置まで操作するとともに、この制動位置から前記操舵部に対しさらに下方より接近する最接近位置まで操作するように設定している。そして、前記係止部を、前記操舵部の軸線回りに回転自在に支持し、かつ前記制動レバーを前記制動位置で下方の離間位置への移動が規制されるように当該制動レバーに対し下方から当接した状態で係止するフック部を有しているとともに、前記制動レバーを前記制動位置から前記最接近位置へ操作した際に当該制動レバーに対する係止位置での前記フック部による係止を解除して前記係止部が前記付勢手段の付勢力により係止解除位置へ移動するようにしていてもよい。
【0010】
これに対し、前記制動レバーを、前記各操舵フレームの上下方向中途部において左右方向へ延びる水平軸回りに回転自在に支持し、前記操舵部に対し前方に離間する離間位置から当該操舵部に対し前方より接近する制動位置まで操作するとともに、この制動位置から前記操舵部に対しさらに前方より接近する最接近位置まで操作するように設定している。そして、前記係止部を、前記操舵部の軸線回りに回転自在に支持し、かつ前記制動レバーを前記制動位置で前方の離間位置への移動が規制されるように当該制動レバーに対し前方から当接した状態で係止するフックを有しているとともに、前記制動レバーを前記制動位置から前記最接近位置へ操作した際に当該制動レバーに対する係止位置での前記フック部による係止を解除して前記係止部が前記付勢手段の付勢力により係止解除位置へ移動するようにしていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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