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公開番号
2025133275
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031130
出願日
2024-03-01
発明の名称
圧電セラミック積層体
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H10N
30/50 20230101AFI20250904BHJP()
要約
【課題】内部電極の面積を大きくしつつ絶縁性を確保し得る圧電セラミック積層体を提供できる。
【解決手段】圧電セラミック積層体10は、複数の圧電セラミック層50と複数の板状の内部電極60とが交互に積層された積層本体20を備える。積層本体20は、6面体状をなし、積層方向の両端に位置する2つの底面25,26、互いに背中合わせ配置の第1側面21及び第2側面22、及び、互いに背中合わせ配置の第3側面23及び第4側面24を有している。第1内部電極61は、外部電極30に接続される引き出し部61Bを有している。引き出し部61Bは、積層本体20の第1側面21から露出している。第3側面23及び第4側面24から露出した第1内部電極61の側縁部61E,61Fは、絶縁被覆部40によって覆われている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の圧電セラミック層と複数の板状の内部電極とが交互に積層された積層本体を備える圧電セラミック積層体であって、
前記積層本体は、6面体状をなし、積層方向の両端に位置する2つの底面、互いに背中合わせ配置の第1側面及び第2側面、及び、互いに背中合わせ配置の第3側面及び第4側面を有し、
各前記内部電極は、外部電極に接続される引き出し部を有し、
複数の前記内部電極のうちの少なくとも一部である第1内部電極の前記引き出し部は、前記積層本体の前記第1側面から露出しており、
前記第1内部電極の側縁部は、前記第3側面及び/又は前記第4側面から露出しており、
露出した前記第1内部電極の前記側縁部は、絶縁被覆部によって覆われている、圧電セラミック積層体。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
複数の前記内部電極のうちの少なくとも一部である第2内部電極の前記引き出し部は、前記積層本体の前記第2側面から露出しており、
前記第2内部電極の側縁部は、前記第3側面及び/又は前記第4側面から露出しており、
前記第1内部電極と前記第2内部電極は、前記積層方向に交互に配置されている、請求項1に記載の圧電セラミック積層体。
【請求項3】
前記引き出し部は、前記第1側面の縁部を除いた領域、又は前記第2側面の縁部を除いた領域から露出している、請求項1又は請求項2に記載の圧電セラミック積層体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、圧電セラミック積層体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される圧電素子は、圧電層と内部電極とが交互に積層される構成である。内部電極は、外部電極と接続される引き出し部を有している。内部電極において、引き出し部以外の全ての縁部は、圧電層によって内包され、露出していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-12007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧電素子は、小サイズ化が求められている。しかしながら、上記特許文献1の圧電素子では、寸法比を変えずに小サイズ化した場合、内部電極の引き下がり量(内部電極の外縁部の圧電素子の外面からの距離)を維持できるが、内部電極の面積が小さくなってしまう。一方で、内部電極の引き下がり量を圧電素子の縮小割合に合わせて小さくした場合、十分な引き下がり量を確保できず、内部電極の絶縁性を確保できないおそれがある。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、内部電極の面積を大きくしつつ絶縁性を確保し得る圧電セラミック積層体を提供することを目的とする。本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
〔1〕複数の圧電セラミック層と複数の板状の内部電極とが交互に積層された積層本体を備える圧電セラミック積層体であって、
前記積層本体は、6面体状をなし、積層方向の両端に位置する2つの底面、互いに背中合わせ配置の第1側面及び第2側面、及び、互いに背中合わせ配置の第3側面及び第4側面を有し、
各前記内部電極は、外部電極に接続される引き出し部を有し、
複数の前記内部電極のうちの少なくとも一部である第1内部電極の前記引き出し部は、前記積層本体の前記第1側面から露出しており、
前記第1内部電極の側縁部は、前記第3側面及び/又は前記第4側面から露出しており、
露出した前記第1内部電極の前記側縁部は、絶縁被覆部によって覆われている、圧電セラミック積層体。
【0006】
〔1〕の圧電セラミック積層体では、第1内部電極の側縁部が、第3側面及び/又は第4側面から露出しているため、露出しない構成に比べて、第1内部電極の面積を大きく確保できる。その上で、露出した第1内部電極の側縁部が絶縁被覆部によって覆われているため、第1内部電極の側縁部の絶縁性を確保できる。したがって、内部電極の面積を大きくしつつ絶縁性を確保し得る圧電セラミック積層体を実現できる。
【0007】
〔2〕複数の前記内部電極のうちの少なくとも一部である第2内部電極の前記引き出し部は、前記積層本体の前記第2側面から露出しており、
前記第2内部電極の側縁部は、前記第3側面及び/又は前記第4側面から露出しており、
前記第1内部電極と前記第2内部電極は、前記積層方向に交互に配置されている、〔1〕に記載の圧電セラミック積層体。
【0008】
〔2〕の圧電セラミック積層体では、第1内部電極の引き出し部を積層本体の第1側面側に集約しつつ、第2内部電極の引き出し部を積層本体の第2側面側に集約できる。その上で、第1内部電極及び第2内部電極のそれぞれにおいて、面積を大きくしつつ絶縁性を確保できる。
【0009】
〔3〕前記引き出し部は、前記第1側面の縁部を除いた領域、又は前記第2側面の縁部を除いた領域から露出している、〔1〕又は〔2〕に記載の圧電セラミック積層体。
【0010】
〔3〕の圧電セラミック積層体では、引き出し部が第1側面の縁部を除いた領域から露出する構成では、第1側面における縁部からも露出する構成に比べて、第1側面から露出する範囲を小さくできる。そのため、第1内部電極の絶縁性を確保し易くなる。同様に、引き出し部が第2側面の縁部を除いた領域から露出する構成では、第2側面における縁部からも露出する構成に比べて、第2側面から露出する範囲を小さくできる。そのため、第2内部電極の絶縁性を確保し易くなる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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