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公開番号2025132332
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029807
出願日2024-02-29
発明の名称再加熱器
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47J 39/02 20060101AFI20250903BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】パッキン及びこの付近で凝縮して収納庫の開口部付近の底部に溜まる水が開口部から外側に流れないようにする。
【解決手段】再加熱器10は、加熱調理された加熱調理物を収納する収納庫20と、加熱調理物を搬入出するための開口部20aと、開口部20aを開閉自在に塞ぐ扉13と、開口部20aの周縁部と扉13との間に設けたパッキン14と、収納庫20内を加熱するヒータ31と、収納庫20内の空気を対流させるファン30と、収納庫20内に供給される蒸気を発生させる蒸気発生手段60とを備えている。この再加熱器10は、ヒータ31とファン30とを作動させることで収納庫20内を対流する温風に蒸気発生手段60から供給される蒸気が含まれるようにして蒸気を含んだ温風を対流させることで加熱調理物を再び加熱する再加熱プログラムを実行可能としており、開口部20aの底部には収納庫20の底面より高くする段部20bを設けた。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
加熱調理された加熱調理物をハウジング内にて収納する収納庫と、
加熱調理物を前記収納庫内に搬入出するための開口部と、
前記開口部を開閉自在に塞ぐ扉と、
前記開口部の周縁部と前記扉との間に設けたパッキンと、
前記収納庫内を加熱するヒータと、
前記収納庫内の空気を対流させるファンと、
前記収納庫内に供給される蒸気を発生させる蒸気発生手段とを備え、
前記ヒータと前記ファンとを作動させることで前記収納庫内を対流する温風に前記蒸気発生手段から供給される蒸気が含まれるようにし、蒸気を含んだ温風を対流させることで加熱調理物を再び加熱する再加熱プログラムを実行可能とする再加熱器であって、
前記開口部の底部には前記収納庫の底面より高くする段部を設けたことを特徴とする再加熱器。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の再加熱器において、
前記段部は上面に前記収納庫の内部側が低くなる傾斜面部を備えたことを特徴とする再加熱器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の再加熱器において、
前記収納庫内を対流する蒸気を含んだ温風を前記開口部に向けて案内するガイド部材を設けたことを特徴とする再加熱器。
【請求項4】
請求項1または2に記載の再加熱器において、
前記開口部の底部には前記扉の底部に収納庫内を対流する蒸気を含んだ温風が当たるのを防ぐガード部材を設けたことを特徴とする再加熱器。
【請求項5】
請求項1または2に記載の再加熱器において、
前記収納庫は前記開口部を前記ハウジングの一側面側に寄せて配置され、
前記収納庫の開口部が配置される前記ハウジングの一側面側の下側底面部には前記開口部から流れ落ちる結露水を受けるドレンパンを設けたことを特徴とする再加熱器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱調理された加熱調理物を収納庫内に収納し、収納庫内で加熱調理物を再び加熱する再加熱器に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、加熱調理された加熱調理物を入れた食器を収納し、食器に入れた加熱調理物を食事に適した温度に加熱する食品冷蔵加熱庫の発明が開示されている。この食品冷蔵加熱庫は、調理された加熱調理物を収納可能とする保管庫と、保管庫内を冷却する冷却手段と、保管庫内を加熱するヒータと、保管庫内の空気を対流させるファンとを備えている。この食品冷蔵加熱庫は、保管庫内を冷却する冷却運転を実行し、冷却運転後に保管庫内を再加熱する再加熱運転を実行するように制御されている。冷却運転を実行したときには、保管庫内にて冷却手段により冷却された空気はファンによって冷風となって対流して、再加熱運転を実行したときには、保管庫内にてヒータにより加熱された空気はファンによって温風となって対流する。また、この食品冷蔵加熱庫は、保管庫内に蒸気を供給するための蒸気発生器を備えており、再加熱運転を実行するときに保管庫内に蒸気を供給するように制御したときには、保管庫内にてヒータにより加熱された空気は蒸気発生器から供給される蒸気を含む温風となって対流する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-176270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の食品冷蔵加熱庫(再加熱器)においては、再加熱運転を実行するときに保管庫(収納庫)内に蒸気を供給するように制御したときには、保管庫内にてヒータにより加熱された空気は蒸気発生器から供給される蒸気を含む温風となって対流する。蒸気を含む温風を保管庫内で対流させたときに、対流する温風に含まれる水分が保管庫と扉との間をシールするパッキン及びこの付近で凝縮し、凝縮した水は収納庫の開口部付近で流れ落ちて保管庫の開口部付近の底部に溜まる。保管庫の扉を開放したときに、保管庫の開口部付近の底部に溜まる水は対流する温風によって開口部から外側に流れ落ちるおそれがある。本発明は、パッキン及びこの付近で凝縮して収納庫の開口部付近の底部に溜まる水が開口部から外側に流れないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するために、加熱調理された加熱調理物をハウジング内にて収納する収納庫と、加熱調理物を収納庫内に搬入出するための開口部と、開口部を開閉自在に塞ぐと扉と、開口部の周縁部と扉との間に設けたパッキンと、収納庫内を加熱するヒータと、収納庫内の空気を対流させるファンと、収納庫内に供給される蒸気を発生させる蒸気発生手段とを備え、ヒータとファンとを作動させることで収納庫内を対流する温風に蒸気発生手段から供給される蒸気が含まれるようにし、蒸気を含んだ温風を対流させることで加熱調理物を再び加熱する再加熱プログラムを実行可能とする再加熱器であって、開口部の底部には収納庫の底面より高くする段部を設けたことを特徴とする再加熱器を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した再加熱器においては、再加熱プログラムを実行したときに、収納庫内には蒸気を含んだ温風が対流することになり、蒸気を含んで対流する温風に含まれる水分が保管庫と扉との間のパッキンで凝縮し、凝縮した水が収納庫の開口部の付近に溜まることになる。この再加熱器においては、収納庫の開口部の底部には収納庫の底面より高くする段部が設けられているので、収納庫の扉を開放したときに、収納庫の開口部付近の底部に溜まる水は段部によって開口部から外側に流れ落ちないようになる。
【0007】
上記のように構成した再加熱器においては、段部は上面に収納庫の内部側が低くなる傾斜面部を備えるのが好ましい。このようにしたときには、パッキンで凝縮した水が下方に流れ落ちるときに段部の上面に残るおそれがあるが、段部は上面に収納庫の内部側が低くなる傾斜面部を備えているので、段部の上面に流れ落ちる水は傾斜面部によって収納庫側に流れるようになり、収納庫の開口部から外側に水が流れ落ちないようになる。
【0008】
上記のように構成した再加熱器においては、収納庫内を対流する蒸気を含んだ温風を開口部に向けて案内するガイド部材を設けるのが好ましい。収納庫内を対流する蒸気を含んだ温風はガイド部材によって収納庫の開口部に向けて案内されるようになり、収納庫の開口部付近の底部に溜まる水はガイド部材によって案内される蒸気を含んだ温風によって蒸発しやすくなり、収納庫の開口部付近の底部に水が溜まりにくくなる。
【0009】
上記のように構成した再加熱器においては、開口部の底部には扉の底部に収納庫内を対流する蒸気を含んだ温風が当たるのを防ぐガード部材を設けるのが好ましい。このようにしたときには、扉の底部にはガード部材によって収納庫内を対流する蒸気を含んだ温風が当たらないようになり、収納庫の開口部の底部の近くで凝縮する水の量を減らすことができる。
【0010】
上記のように構成した再加熱器においては、収納庫は開口部をハウジングの一側面側に寄せて配置され、収納庫の開口部が配置されるハウジングの一側面側の下側底面部には開口部から流れ落ちる結露水を受けるドレンパンを設けるのが好ましい。このようにしたときには、収納庫の開口部からハウジングの一側面に沿って流れ落ちる水をドレンパンで受けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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