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公開番号2025132123
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029483
出願日2024-02-29
発明の名称固相接合装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23K 20/00 20060101AFI20250903BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】電極の交換コストを抑制する。
【解決手段】
固相接合装置1は、Z1軸方向に第1ワークW10を押圧するための第1加圧軸11と、Z2軸方向に第2ワークW20を押圧するための第2加圧軸12と、Z1軸方向にレーザ光Lを照射する光源13とを備える。第1加圧軸11には、Z1軸方向に沿った貫通孔50が形成されている。レーザ光Lは貫通孔50を経由して照射される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1ワークおよび第2ワークを固相接合させるための固相接合装置であって、
第1方向に前記第1ワークを押圧するための第1加圧軸と、
前記第1方向とは反対側の第2方向に前記第2ワークを押圧するための第2加圧軸と、
前記第1方向に第1レーザ光を照射する第1光源とを備え、
前記第1加圧軸には、前記第1方向に沿った第1貫通孔が形成されており、
前記第1レーザ光は前記第1貫通孔を経由して照射される、固相接合装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記第1加圧軸の先端は、該先端の端面と、前記第1貫通孔の表面との間に形成された第1湾曲部を有する、請求項1に記載の固相接合装置。
【請求項3】
前記第1加圧軸の先端は、先細りとなるテーパ部を有する、請求項1に記載の固相接合装置。
【請求項4】
前記第1加圧軸の先端は、端面と、前記テーパ部との間に形成された第2湾曲部を有する、請求項3に記載の固相接合装置。
【請求項5】
前記第1加圧軸の先端が前記第2方向から平面視されたときに、前記第1貫通孔の開口部は、前記端面に囲まれている、請求項2に記載の固相接合装置。
【請求項6】
前記第1加圧軸のロックウェル硬さAスケールは、78.6以上の値である、請求項1または請求項2に記載の固相接合装置。
【請求項7】
前記固相接合装置は、ビッカース硬さが600以上の値である前記第1加圧軸と、ビッカース硬さが100以上750未満の値である前記第1加圧軸とに代替可能である、請求項1または請求項2に記載の固相接合装置。
【請求項8】
前記第2加圧軸には、前記第2方向に沿った第2貫通孔が形成されており、
前記第2方向に第2レーザ光を照射する第2光源とを備え、
前記第2レーザ光は前記第2貫通孔を経由して照射される、請求項1または請求項2に記載の固相接合装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、固相接合装置に関し、より特定的には第1ワークと第2ワークとを固相状態で接合する固相接合装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2011-31266号公報(特許文献1)には、2枚の金属板を固相状態で接合する固相接合装置が開示されている。この固相接合装置は、電極と、該電極を金属板に対して加圧させる加圧機構と、該電極に電力を供給する電源とを備える。この固相接合装置は、電極を金属板に対して加圧させながら、電極が金属板に通電することにより、2枚の金属板を固相状態で接合する。以下では、この固相接合装置は、「通電式の固相接合装置」とも称される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-31266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の通電式の固相接合装置においては、電極を金属板に対して加圧させながら、電極が金属板に通電することにより、電極と金属板とにおいて抵抗発熱が発生する。したがって、固相接合装置が使用されるにつれて電極が消耗し、電極の交換コストが生じるという問題が生じ得る。
【0005】
本開示の目的は、電極の交換コストを抑制するという技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の固相接合装置は、第1ワークおよび第2ワークを固相接合させるための装置である。固相接合装置は、第1方向に第1ワークを押圧するための第1加圧軸と、第1方向とは反対側の第2方向に第2ワークを押圧するための第2加圧軸と、第1方向に第1レーザ光を照射する第1光源とを備える。第1加圧軸には、第1方向に沿った第1貫通孔が形成されている。第1レーザ光は第1貫通孔を経由して照射される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電極を用いずに固相接合を実現できることから、電極の交換コストが増大するという問題が発生することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る固相接合装置を概略的に示す図である。
固相接合の主な工程を説明するための図である。
第1加圧軸の先端の形状の拡大図である。
第1ワークにおける押圧領域と照射領域との関係を示す図である。
制御装置の機能ブロック図である。
制御テーブルの一例を示す図である。
第1制御が実行される場合のタイミングチャートである。
第2制御が実行される場合のタイミングチャートである。
制御装置の主な処理の流れを示すフローチャートである。
他の固相接合機器の構成例を示す図である。
他の固相接合機器の構成例を示す図である。
他の固相接合機器の構成例を示す図である。
他の制御テーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
【0010】
<実施の形態1>
[固相接合装置の構成]
図1は、実施の形態1に係る固相接合装置1を概略的に示す図である。固相接合装置1は、互いに重ね合わされた複数のワークを固相状態で接合する。図1の例では、複数のワークは、第1ワークW10、および第2ワークW20を含む。図1では、第1ワークW10および第2ワークW20が接合される例が説明される。第1ワークW10および第2ワークW20は、まとめて、「ワークW」とも称される。ワークWは、図示しない保持装置により保持される。
(【0011】以降は省略されています)

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