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公開番号2025131729
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2025093748,2023571037
出願日2025-06-04,2022-12-26
発明の名称化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類C07C 15/62 20060101AFI20250902BHJP(有機化学)
要約【課題】寿命が向上した有機エレクトロルミネッセンス素子を提供すること。
【解決手段】陽極と、陰極と、陽極及び陰極の間に配置された発光領域と、を有し、発光領域は、第一の発光層及び第二の発光層を含み、第一の発光層は、下式(1A)で表される第一の化合物を含有する、有機EL素子。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025131729000379.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">87</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">125</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1A)で表される化合物。
JPEG
2025131729000375.jpg
87
125
(前記一般式(1A)において、


~R

及びR
10
~R
12
のうちの1つは、前記一般式(1B)で表される基であり、


~R

、R

、並びに前記一般式(1B)で表される基以外のR

~R

及びR
10
~R
12
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のハロアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)で表される基、
-O-(R
904
)で表される基、
-S-(R
905
)で表される基、
置換もしくは無置換の炭素数7~50のアラルキル基、
-C(=O)R
801
で表される基、
-COOR
802
で表される基、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ニトロ基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、

901
、R
902
、R
903
、R
904
、R
905
、R
801
、及びR
802
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の化合物において、


が有する置換基は、環形成炭素数6~18のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~16の複素環基である、
化合物。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の化合物において、


は、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~13のアリーレン基である、
化合物。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化合物において、n1は1以上の整数である、
化合物。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化合物において、n1は0である、
化合物。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の化合物において、
少なくともR

~R
12
のいずれかが重水素原子である、
化合物。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の化合物において、


、R

、R

、R

、R
11
、又はR
12
が、前記一般式(1B)で表される基である、
化合物。
【請求項8】
請求項7に記載の化合物において、


、R

、R
11
、又はR
12
が、前記一般式(1B)で表される基である、
化合物。
【請求項9】
請求項8に記載の化合物において、

11
が、前記一般式(1B)で表される基である、
化合物。
【請求項10】
請求項9に記載の化合物において、


~R
10
及びR
12
がいずれも重水素原子である、
化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」という場合がある。)は、携帯電話及びテレビ等のフルカラーディスプレイへ応用されている。有機EL素子に電圧を印加すると、陽極から正孔が発光層に注入され、また陰極から電子が発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。このとき、電子スピンの統計則により、一重項励起子が25%の割合で生成し、及び三重項励起子が75%の割合で生成する。
有機EL素子の性能向上を図るため、有機EL素子に用いる化合物について様々な検討がなされている(例えば、特許文献1~2参照)。有機EL素子の性能としては、例えば、輝度、発光波長、色度、発光効率、駆動電圧、及び寿命が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/132535号
特表第2013-509363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的の一つは、有機エレクトロルミネッセンス素子の寿命を向上させることができる化合物、当該化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子、及び当該有機エレクトロルミネッセンス素子を搭載した電子機器を提供することである。
また、本発明の別の目的の一つは、寿命が向上した有機エレクトロルミネッセンス素子、及び当該有機エレクトロルミネッセンス素子を搭載した電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、下記一般式(1A)で表される化合物が提供される。
JPEG
2025131729000002.jpg
100
144
【0006】
(前記一般式(1A)において、


~R

及びR
10
~R
12
のうちの1つは、前記一般式(1B)で表される基であり、


~R

、R

、並びに前記一般式(1B)で表される基以外のR

~R

及びR
10
~R
12
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のハロアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)で表される基、
-O-(R
904
)で表される基、
-S-(R
905
)で表される基、
置換もしくは無置換の炭素数7~50のアラルキル基、
-C(=O)R
801
で表される基、
-COOR
802
で表される基、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ニトロ基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、

901
、R
902
、R
903
、R
904
、R
905
、R
801
、及びR
802
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
【0007】
本発明の一態様によれば、本発明の一態様に係る化合物を含有する、有機エレクトロルミネッセンス素子が提供される。
【0008】
本発明の一態様によれば、陽極と、陰極と、前記陽極及び前記陰極の間に配置された発光領域と、を有し、前記発光領域は、第一の発光層及び第二の発光層を含み、前記第一の発光層は、下記一般式(100A)で表される第一の化合物を含有し、前記第二の発光層は、第二の化合物を含有する、有機エレクトロルミネッセンス素子が提供される。
【0009】
JPEG
2025131729000003.jpg
92
145
【0010】
(前記一般式(100A)において、

101
~R
112
のうちの1つは、前記一般式(100B)で表される基であり、
前記一般式(100B)で表される基以外のR
101
~R
112
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のハロアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
-Si(R
901
)(R
902
)(R
903
)で表される基、
-O-(R
904
)で表される基、
-S-(R
905
)で表される基、
置換もしくは無置換の炭素数7~50のアラルキル基、
-C(=O)R
801
で表される基、
-COOR
802
で表される基、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ニトロ基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、

901
、R
902
、R
903
、R
904
、R
905
、R
801
、及びR
802
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数3~50のシクロアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、

901
が複数存在する場合、複数のR
901
は、互いに同一であるか又は異なり、

902
が複数存在する場合、複数のR
902
は、互いに同一であるか又は異なり、
(【0011】以降は省略されています)

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