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公開番号2025148398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2025113489,2024521932
出願日2025-07-04,2023-05-16
発明の名称化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び電子機器
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類C07C 211/61 20060101AFI20250930BHJP(有機化学)
要約【課題】有機EL素子の性能をより改善する化合物、素子性能がより改善された有機EL素子、及びそのような有機EL素子を含む電子機器を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025148398000223.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">72</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">114</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される化合物。
JPEG
2025148398000217.jpg
72
114
(式(1)中、


は中心窒素原子である。


及びR

の一方は、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基であり、他方は置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~30の複素環基である。
ただし、R

及びR

は、互いに結合して、置換もしくは無置換の環を形成してもよい。


、R

、R

及びR

から選ばれる1つは*1に結合する単結合であり、R

、R

、R

、R

、並びに*1に結合する単結合ではないR

、R

、R

及びR

は、それぞれ独立して、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数3~15のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~12のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~13の複素環基である。


、R

、R

、R

、並びに前記単結合ではないR

、R

、R

及びR

から選ばれる隣接する2つは、互いに結合せず、したがって環を形成しない。

11
~R
14
は、それぞれ独立して、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基、又は置換もしくは無置換の環形成炭素数6~18のアリール基である。

11
~R
14
から選ばれる隣接する2つは、互いに結合せず、したがって環を形成しない。


~L

は、それぞれ独立して、単結合、又は置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリーレン基である。
Ar

は、下記式(1a)~(1c)、(1f)及び(1g)のいずれかで表される基であり、Ar

は、下記式(1b)又は(1c)で表される基である。
JPEG
2025148398000218.jpg
24
147
(式(1a)中、
*21はL

又はL

への結合位置である。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】


及びR

の一方は、置換もしくは無置換の炭素数1~10のアルキル基であり、他方は置換もしくは無置換のフェニル基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】


又はR

は、*1に結合する単結合である、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】


は、単結合である、請求項1~3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】


は、単結合である、請求項1~4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
Ar

は、前記式(1a)又は(1g)で表される基である、請求項1~5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
Ar

は、前記式(1a)で表される基であり、かつ該式(1a)で表される基は、下記(i)~(iii)のうち少なくとも1つを満たす、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物。
(i)R
101
又はR
105
が*22に結合する単結合である
(ii)R
106
又はR
110
が*23に結合する単結合である
(iii)R
111
又はR
115
が*24に結合する単結合である
【請求項8】
Ar

は、前記式(1g)で表される基であり、かつ該式(1g)で表される基中、R
B
及びR
C
は、それぞれ独立して、置換もしくは無置換の炭素数1~6のアルキル基、又は置換もしくは無置換のフェニル基である、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
Ar

は、前記式(1g)で表される基であり、かつ該式(1g)で表される基中、R
202
又はR
207
が*37に結合する単結合である、請求項1~6のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
Ar

は、前記式(1b)で表される基である、請求項1~5のいずれか1項に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子、及び該有機エレクトロルミネッセンス素子を含む電子機器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般に有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、“有機EL素子”と記載することもある)は陽極、陰極、及び陽極と陰極に挟まれた有機層から構成されている。両電極間に電圧が印加されると、陰極側から電子、陽極側から正孔が発光領域に注入され、注入された電子と正孔は発光領域において再結合して励起状態を生成し、励起状態が基底状態に戻る際に光を放出する。したがって、電子又は正孔を発光領域に効率よく輸送し、電子と正孔との再結合を容易にし、励起子を効率よく発行させる材料の組合せを見出すことは高性能有機EL素子を得る上で重要である。
【0003】
特許文献1~13には、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料として使用する化合物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国公開特許第111675701号公報
中国公開特許第109096179号公報
韓国公開特許第10-2019-0035567号公報
韓国公開特許第10-2018-0066855号公報
米国特許出願公開第2016/0293843号明細書
米国特許出願公開第2015/0179953号明細書
米国特許出願公開第2016/0301005号明細書
韓国公開特許第10-2018-0116740号公報
米国特許出願公開第2017/0194569号明細書
米国特許出願公開第2017/0186978号明細書
米国特許出願公開第2017/0186969号明細書
韓国公開特許第10-2019-0005522号公報
国際公開第2021/045590号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、多くの有機EL素子用の化合物が報告されているが、有機EL素子の性能をさらに向上させることが依然として求められている。
【0006】
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、有機EL素子の性能をより改善する化合物、素子性能がより改善された有機EL素子、そのような有機EL素子を含む電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、特許文献1~13に記載の化合物を含む有機EL素子の性能について鋭意研究を重ねた結果、下記式(1)で表される化合物を含む有機EL素子は、性能がより改善されることを見出した。
【0008】
一態様において、本発明は下記式(1)で表される化合物を提供する。
JPEG
2025148398000001.jpg
72
114
(式(1)中、


は中心窒素原子である。


及びR

の一方は、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基であり、他方は置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~30の複素環基である。
ただし、R

及びR

は、互いに結合して、置換もしくは無置換の環を形成してもよい。


、R

、R

及びR

から選ばれる1つは*1に結合する単結合であり、R

、R

、R

、R

、並びに*1に結合する単結合ではないR

、R

、R

及びR

は、それぞれ独立して、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数3~15のシクロアルキル基、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~12のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~13の複素環基である。


、R

、R

、R

、並びに前記単結合ではないR

、R

、R

及びR

から選ばれる隣接する2つは、互いに結合せず、したがって環を形成しない。

11
~R
14
は、それぞれ独立して、水素原子、置換もしくは無置換の炭素数1~30のアルキル基、又は置換もしくは無置換の環形成炭素数6~18のアリール基である。

11
~R
14
から選ばれる隣接する2つは、互いに結合せず、したがって環を形成しない。


~L

は、それぞれ独立して、単結合、又は環形成炭素数6~30のアリーレン基である。
Ar

及びAr

は、下記式(1a)~(1g)のいずれかで表される基である。
JPEG
2025148398000002.jpg
24
147
(式(1a)中、
*21はL

又はL

への結合位置である。
【0009】
他の態様において、本発明は前記式(1)で表される化合物を含む有機EL素子用材料を提供する。
【0010】
さらに他の態様において、本発明は、陰極、陽極、及び該陰極と該陽極の間に有機層を含む、有機エレクトロルミネッセンス素子であって、該有機層が発光層を含み、該有機層の少なくとも1層が前記式(1)で表される化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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