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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025150737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024051786
出願日
2024-03-27
発明の名称
化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
出願人
出光興産株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
C07D
495/14 20060101AFI20251002BHJP(有機化学)
要約
【課題】有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率を向上させることができる化合物を提供すること。
【解決手段】式(2)で表される化合物。Ar
2
は、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、L
2
は、単結合、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基であり、D
21
は下記式(20)で表される基である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025150737000224.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">53</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(2)で表される化合物。
TIFF
2025150737000218.tif
41
170
(前記式(2)において、
Ar
2
は、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、
L
2
は、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基であり、
L
2
が単結合である場合、Ar
2
は、前記式(2)において示されるD
21
、R
21
、R
22
及び2つのシアノ基が結合しているベンゼン環と、炭素-炭素結合により結合し、
L
2
が単結合ではない場合、L
2
は、前記式(2)において示されるD
21
、R
21
、R
22
及び2つのシアノ基が結合しているベンゼン環と、炭素-炭素結合により結合し、
D
21
は下記式(20)で表される基である。)
TIFF
2025150737000219.tif
57
170
(前記式(2)及び式(20)において、
R
21
、R
22
、R
201
、R
202
、R
203
、R
204
、R
205
、R
206
、R
207
、R
208
、R
209
、R
210
、R
211
及びR
212
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルケニル基、
置換もしくは無置換の炭素数2~50のアルキニル基、
-Si(R
281
)(R
282
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記式(2)で表される化合物が、下記式(2-1)で表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
TIFF
2025150737000220.tif
40
170
(前記式(2-1)において、D
21
、Ar
2
、L
2
、R
21
及びR
22
は、それぞれ、前記式(2)におけるD
21
、Ar
2
、L
2
、R
21
及びR
22
と同義である。)
【請求項3】
前記式(2)で表される化合物が、下記式(2-11)で表される化合物である、
請求項1又は請求項2に記載の化合物。
TIFF
2025150737000221.tif
51
170
(前記式(2-11)において、D
21
、Ar
2
、L
2
、R
21
及びR
22
は、それぞれ、前記式(2)におけるD
21
、Ar
2
、L
2
、R
21
及びR
22
と同義である。)
【請求項4】
L
2
が、単結合又は置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリーレン基である、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
前記式(2)で表される化合物が、下記式(2-111)で表される化合物である、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の化合物。
TIFF
2025150737000222.tif
51
170
(前記式(2-111)において、D
21
、Ar
2
、R
21
及びR
22
は、それぞれ、前記式(2)におけるD
21
、Ar
2
、R
21
及びR
22
と同義である。)
【請求項6】
R
201
、R
202
、R
203
、R
204
、R
205
、R
206
、R
207
、R
208
、R
209
、R
210
、R
211
及びR
212
からなる群から選択される少なくとも1つが、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基である、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
R
201
、R
202
、R
203
、R
204
、R
205
、R
206
、R
207
、R
208
、R
209
、R
210
、R
211
及びR
212
からなる群から選択される少なくとも1つが、置換もしくは無置換のフェニル基である、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
R
205
、R
206
、R
207
及びR
208
からなる群から選択される少なくとも1つが、水素原子ではない、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R
205
、R
206
、R
207
及びR
208
からなる群から選択される少なくとも1つが、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基である、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
R
205
、R
206
、R
207
及びR
208
からなる群から選択される少なくとも1つが、置換もしくは無置換のフェニル基である、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」という場合がある。)に電圧を印加すると、陽極から正孔が発光層に注入され、また陰極から電子が発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。このとき、電子スピンの統計則により、一重項励起子が25%の割合で生成し、及び三重項励起子が75%の割合で生成する。
一重項励起子からの発光を用いる蛍光型の有機EL素子は、携帯電話及びテレビ等のフルカラーディスプレイへ応用されつつあるが、内部量子効率25%が限界といわれている。そのため、有機EL素子の性能を向上するための検討が行われている。
【0003】
例えば、一重項励起子に加えて三重項励起子を利用して、有機EL素子をさらに効率的に発光させることも期待されている。このような背景から、熱活性化遅延蛍光(以下、単に「遅延蛍光」という場合がある。)を利用した高効率の蛍光型の有機EL素子が提案され、研究がなされている。
TADF(Thermally Activated Delayed Fluorescence、熱活性化遅延蛍光)機構(メカニズム)は、一重項準位と三重項準位とのエネルギー差(ΔST)の小さな材料を用いた場合に、三重項励起子から一重項励起子への逆項間交差が熱的に生じる現象を利用するメカニズムである。熱活性化遅延蛍光については、例えば、『安達千波矢編、「有機半導体のデバイス物性」、講談社、2012年4月1日発行、261-268ページ』に記載されている。
熱活性化遅延蛍光性(TADF性)を示す化合物(以下、TADF性化合物とも称する)としては、例えば、分子内に、ドナー部位とアクセプター部位とが結合した化合物が知られている。例えば、特許文献1には、熱活性化遅延蛍光性を示す化合物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/260119号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ディスプレイ等の電子機器の性能を向上させるために、有機EL素子の性能の更なる向上が要望されている。有機EL素子の性能としては、例えば、輝度、発光波長、色度、発光効率、駆動電圧、及び寿命が挙げられる。
【0006】
本発明の目的は、有機エレクトロルミネッセンス素子の発光効率を向上させることができる化合物を提供することである。本発明の別の目的は、発光効率が向上した有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することである。本発明のさらに別の目的は、当該有機エレクトロルミネッセンス素子を搭載した電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、下記式(2)で表される化合物が提供される。
【0008】
TIFF
2025150737000001.tif
41
170
【0009】
(前記式(2)において、
Ar
2
は、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、
L
2
は、
単結合、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリーレン基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の2価の複素環基であり、
L
2
が単結合である場合、Ar
2
は、前記式(2)において示されるD
21
、R
21
、R
22
及び2つのシアノ基が結合しているベンゼン環と、炭素-炭素結合により結合し、
L
2
が単結合ではない場合、L
2
は、前記式(2)において示されるD
21
、R
21
、R
22
及び2つのシアノ基が結合しているベンゼン環と、炭素-炭素結合により結合し、
D
21
は下記式(20)で表される基である。)
【0010】
TIFF
2025150737000002.tif
57
170
(【0011】以降は省略されています)
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