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公開番号2025130438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027601
出願日2024-02-27
発明の名称ロック装置及び収納装置
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類E05B 83/30 20140101AFI20250901BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】ロッドの進退に対して異なる摺動トルクを安価に設定可能なロック装置及びこれを備えた収納装置を提供する。
【解決手段】ロック装置1は、進退機構11によるロッド10の進退に伴い摺動トルクを生じさせるトルク付加部材32を備える。トルク付加部材32は、可撓性部材により非対称形状に形成され、その非対称形状が、ロッド10の進出時の摺動トルクがロッド10の退避時の摺動トルクより大きくなるように設定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロック部材と、このロック部材を進退させる進退機構と、を備え、前記ロック部材の進退に応じて第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置であって、
前記進退機構による前記ロック部材の進退に伴い摺動トルクを生じさせるトルク付加部材を備え、
前記トルク付加部材は、可撓性部材により非対称形状に形成され、その非対称形状が、前記ロック部材の進出時の摺動トルクが前記ロック部材の退避時の摺動トルクより大きくなるように設定されている
ことを特徴とするロック装置。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
トルク付加部材は、ロック部材とこのロック部材の進退方向に対して交差する方向に対向する対向部材との少なくともいずれか一方に配置され、他方に接触している
ことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
【請求項3】
トルク付加部材は、ロック部材の進出方向ほど突出量が増加する形状に形成された突出部を前記ロック部材と対向部材との他方と接触する位置に有する
ことを特徴とする請求項2記載のロック装置。
【請求項4】
トルク付加部材は、ロック部材の進退方向に対して交差する方向に窪んだ複数の凹部を前記ロック部材と対向部材との他方と接触する位置に有し、これら凹部の配置間隔が前記ロック部材の進出方向ほど広く設定されている
ことを特徴とする請求項2記載のロック装置。
【請求項5】
開口部を有する第一部材である本体部と、
前記開口部を開閉可能な第二部材である蓋部材と、
前記本体部と前記蓋部材とのいずれかに設けられ、前記開口部を閉じた状態で前記蓋部材を前記本体部にロックする請求項1ないし4いずれか一記載のロック装置と、
を備えることを特徴とする収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロック部材の進退に応じて第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置及びこれを備えた収納装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動車などの車両に搭載されるグローブボックスなどの収納装置において、第一部材である本体部に対して第二部材である蓋体を開閉可能にロックするロック装置が用いられる。このようなロック装置において、ロック部材であるロッドの開状態操作時と閉状態操作時との摺動トルクを異ならせることにより操作感を向上したものが知られている。この構成では、ロッドに弾性片が設けられ、ロッドに対向する対向部材に、ロッドの進退に応じて弾性片と摺動する摺動面を有するリブ状の当接片が設けられ、当接片の摺動面がロッドの退避方向に徐々に突出量が小さくなるように形成されている。そして、弾性片と当接片の摺動面との当接により、閉状態操作時よりも開状態操作時の摺動トルクが小さくなるように設定されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-23995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の構成では、弾性片が当接片の摺動面と接触して任意の摺動トルクを得るために、弾性片の厚さや長さ等を微細に調整し、かつ当接片との接触量(ラップ代)の調整なども行う必要があることから、構造が複雑で、製造コストを高騰させる一因となっている。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ロック部材の進退に対して異なる摺動トルクを安価に設定可能なロック装置及びこれを備えた収納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係るロック装置は、ロック部材と、このロック部材を進退させる進退機構と、を備え、前記ロック部材の進退に応じて第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なロック装置であって、前記進退機構による前記ロック部材の進退に伴い摺動トルクを生じさせるトルク付加部材を備え、前記トルク付加部材は、可撓性部材により非対称形状に形成され、その非対称形状が、前記ロック部材の進出時の摺動トルクが前記ロック部材の退避時の摺動トルクより大きくなるように設定されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ロック部材の進退に対して異なる摺動トルクを安価に設定可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施の形態のロック装置を示す端面図であり、(a)はロック部材の進出方向の移動状態を示し、(b)はロック部材の退避方向への移動状態を示す。
同上ロック装置のトルク付加部材を示し、(a)はその斜視図、(b)はその平面図である。
(a)はロック装置の一部を一方から示す分解斜視図、(b)はロック装置の一部を他方から示す分解斜視図である。
同上ロック装置を示す分解斜視図である。
同上ロック装置を示す斜視図である。
同上ロック装置を備える収納装置の一例を示す分解斜視図である。
同上収納装置の一例を示す斜視図である。
同上ロック装置のロック部材の移動量と摺動抵抗との関係の一例を示すグラフである。
本発明の第2の実施の形態のロック装置を示す端面図である。
同上ロック装置のトルク付加部材を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
図6及び図7において、1はロック装置を示す。ロック装置1は、第一部材に対し第二部材をロック可能であるとともにこのロックを解除可能なものである。例えば、第一部材及び第二部材は任意の開閉装置あるいは収納装置に用いられる。図示される例では、ロック装置1は収納装置2に用いられる。収納装置2は、例えば車両用のグローブボックスである。収納装置2は、開口部3を有する第一部材である本体部4と、この本体部4の開口部3を開閉する第二部材である蓋部材5と、を備える。ロック装置1は、本体部4と蓋部材5とのいずれか一方に配置される。本実施の形態において、ロック装置1は、蓋部材5に配置される。蓋部材5は、例えばインナ部材5aとアウタ部材5bとの複数の部材を有し、ロック装置1は、蓋部材5においてインナ部材5aとアウタ部材5bとの間の空間部に主として配置される。そして、ロック装置1は、開口部3を閉じた状態で蓋部材5を本体部4にロックするとともに、ロックの解除により蓋部材5が開口部3を開くことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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