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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025130029
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2025004268
出願日
2025-01-10
発明の名称
組成物、膜、光学フィルタ、固体撮像素子、画像表示装置、赤外線センサおよびカメラモジュール
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人特許事務所サイクス
主分類
G02B
5/22 20060101AFI20250829BHJP(光学)
要約
【課題】幅広い波長範囲の赤外線を遮光することができ、かつ、耐熱性、耐光性および耐湿性に優れた膜を形成できる組成物、膜、光学フィルタ、固体撮像素子、画像表示装置、赤外線センサおよびカメラモジュールを提供する。
【解決手段】赤外線吸収色素と、硬化性化合物と、溶剤とを含む組成物であって、赤外線吸収色素は、式(1)で表される化合物を含み、式(1)で表される化合物は、25℃のプロピレングリコールメチルエーテルアセテートに対する溶解度が500mg/L未満である、組成物。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025130029000091.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">49</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
赤外線吸収色素と、硬化性化合物と、溶剤とを含む組成物であって、
前記赤外線吸収色素は、式(1)で表される化合物を含み、
前記式(1)で表される化合物は、25℃のプロピレングリコールメチルエーテルアセテートに対する溶解度が500mg/L未満である、
組成物;
TIFF
2025130029000088.tif
49
170
式(1)中、L
1
はn価の連結基を表し、
R
1
およびR
2
は、それぞれ独立してアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
X
1
およびX
2
は、それぞれ独立して、NまたはC-R
X1
を表し、R
X1
はシアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、リン酸基、-SR
i1
、-SO
2
R
i1
、-OSO
2
R
i1
、ハロゲン原子、スルホ基またはヒドロキシ基を表し、R
i1
は、置換基を表し、
Ar
1
は、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
Y
1
およびY
2
は、それぞれ独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、-BR
Y1
R
Y2
または金属原子を表し、R
Y1
およびR
Y2
は、それぞれ独立して水素原子または置換基を表し、R
Y1
とR
Y2
は結合して環を形成していてもよく、
nは2以上の整数を表す。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記式(1)のL
1
は、芳香族炭化水素基および複素環基から選ばれる少なくとも1種を含む基である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記式(1)のnが2である、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記式(1)で表される化合物は、式(2)で表される化合物である、請求項1または2に記載の組成物;
TIFF
2025130029000089.tif
88
170
式(2)中、A
1
、A
2
およびB
1
は、それぞれ独立してπ電子を2個以上含む環状構造を表し、
mは0~4の整数を表し、
R
3
~R
6
は、それぞれ独立してアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
X
4
~X
7
は、それぞれ独立して、NまたはC-R
X1
を表し、R
X1
はシアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、リン酸基、-SR
i1
、-SO
2
R
i1
、-OSO
2
R
i1
、ハロゲン原子、スルホ基またはヒドロキシ基を表し、R
i1
は、置換基を表し、
Ar
3
およびAr
4
は、それぞれ独立してアリール基またはヘテロアリール基を表し、
Y
3
~Y
6
は、それぞれ独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、-BR
Y1
R
Y2
または金属原子を表し、R
Y1
およびR
Y2
は、それぞれ独立して水素原子または置換基を表し、R
Y1
とR
Y2
は結合して環を形成していてもよい。
【請求項5】
前記硬化性化合物は、グラフト樹脂を含む、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項6】
更に、顔料誘導体を含み、
前記顔料誘導体は、式(101)で表される化合物を含む、
請求項1または2に記載の組成物;
TIFF
2025130029000090.tif
73
170
式(101)中、L
101
はn価の連結基を表し、
R
101
およびR
102
は、それぞれ独立してアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
X
101
およびX
102
は、それぞれ独立して、NまたはC-R
X101
を表し、R
X101
はシアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、リン酸基、-SR
i101
、-SO
2
R
i101
、-OSO
2
R
i101
、ハロゲン原子、スルホ基またはヒドロキシ基を表し、R
i101
は、置換基を表し、
Ar
101
は、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
Y
101
およびY
102
は、それぞれ独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、-BR
Y101
R
Y102
または金属原子を表し、R
Y101
およびR
Y102
は、それぞれ独立して水素原子または置換基を表し、R
Y101
とR
Y102
は結合して環を形成していてもよく、
nは2以上の整数を表し、
L
501
は単結合またはs+1価の連結基を表し、
R
501
は酸基または塩基性基を表し、
sは1~4の整数を表し、tは1以上の整数を表し、
L
501
が単結合の場合、sは1であり、
sが2以上の場合、複数のR
501
は、同一であってもよく、異なっていてもよく、
tが2以上の場合、複数のR
501
およびL
501
は、それぞれ同一であってもよく、異なっていてもよい。
【請求項7】
硬化性化合物は、重合性化合物を含む、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項8】
更に、光重合開始剤を含む、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項9】
請求項1または2に記載の組成物を用いて得られる膜。
【請求項10】
請求項9に記載の膜を有する光学フィルタ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、赤外線吸収色素を含む組成物に関する。また、本発明は、赤外線吸収色素を含む組成物を用いた膜、光学フィルタ、固体撮像素子、画像表示装置、赤外線センサおよびカメラモジュールに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、カメラ機能付き携帯電話などには、カラー画像の固体撮像素子である、CCD(電荷結合素子)や、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)が用いられている。これら固体撮像素子は、その受光部において赤外線に感度を有するシリコンフォトダイオードを使用している。このため、赤外線カットフィルタを設けて視感度補正を行うことがある。
【0003】
赤外線カットフィルタは、赤外線吸収色素を含む組成物を用いて製造されている。赤外線吸収色素としては、ピロロピロール化合物などが知られている。
【0004】
特許文献1には、特定のピロロピロール化合物を含む組成物を用いて光学フィルタの光吸収層を形成することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-064201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
赤外線吸収色素を含む組成物を用いて得られる膜について、近年では、耐熱性、耐光性および耐湿性の更なる向上が求められている。また、より幅広い波長範囲の赤外線を遮光することが望まれている。
【0007】
本発明者の検討によれば、特許文献1に開示されたピロロピロール化合物を用いて得られる膜の耐熱性、耐光性および耐湿性については、不十分であり、更なる改善の余地があることが分かった。更には、赤外線遮蔽性についても改善の余地があることも分かった。
【0008】
よって、本発明の目的は、幅広い波長範囲の赤外線を遮光することができ、かつ、耐熱性、耐光性および耐湿性に優れた膜を形成できる組成物を提供することにある。また、本発明の目的は、膜、光学フィルタ、固体撮像素子、画像表示装置、赤外線センサおよびカメラモジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は以下を提供する。
【0010】
<1> 赤外線吸収色素と、硬化性化合物と、溶剤とを含む組成物であって、
上記赤外線吸収色素は、式(1)で表される化合物を含み、
上記式(1)で表される化合物は、25℃のプロピレングリコールメチルエーテルアセテートに対する溶解度が500mg/L未満である、
組成物;
TIFF
2025130029000001.tif
49
170
式(1)中、L
1
はn価の連結基を表し、
R
1
およびR
2
は、それぞれ独立してアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
X
1
およびX
2
は、それぞれ独立して、NまたはC-R
X1
を表し、R
X1
はシアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、リン酸基、-SR
i1
、-SO
2
R
i1
、-OSO
2
R
i1
、ハロゲン原子、スルホ基またはヒドロキシ基を表し、R
i1
は、置換基を表し、
Ar
1
は、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
Y
1
およびY
2
は、それぞれ独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、-BR
Y1
R
Y2
または金属原子を表し、R
Y1
およびR
Y2
は、それぞれ独立して水素原子または置換基を表し、R
Y1
とR
Y2
は結合して環を形成していてもよく、
nは2以上の整数を表す。
<2> 上記式(1)のL
1
は、芳香族炭化水素基および複素環基から選ばれる少なくとも1種を含む基である、<1>に記載の組成物。
<3> 上記式(1)のnが2である、<1>または<2>に記載の組成物。
<4> 上記式(1)で表される化合物は、式(2)で表される化合物である、<1>~<3>のいずれか1つに記載の組成物;
TIFF
2025130029000002.tif
88
170
式(2)中、A
1
、A
2
およびB
1
は、それぞれ独立してπ電子を2個以上含む環状構造を表し、
mは0~4の整数を表し、
R
3
~R
6
は、それぞれ独立してアルキル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、
X
4
~X
7
は、それぞれ独立して、NまたはC-R
X1
を表し、R
X1
はシアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、リン酸基、-SR
i1
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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