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公開番号2025125731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024021849
出願日2024-02-16
発明の名称磁気共鳴イメージング装置、及びその制御方法
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 5/055 20060101AFI20250821BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】静磁場補正用のデータ取得時の被検者の拘束時間を短縮する磁気共鳴イメージング装置、及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る磁気共鳴イメージング装置は、被検者の撮像部位を取得し、取得した撮像部位に応じた第1位相エンコード数を設定し、送信装置、受信装置、及び傾斜磁場発生装置の動作を制御して第1位相エンコード数で第1核磁気共鳴信号を取得し、送信装置、受信装置、及び傾斜磁場発生装置の動作を制御し、かつ第1核磁気共鳴信号に基づいて補償磁場発生装置を制御して第1位相エンコード数より大きい第2位相エンコード数で第2核磁気共鳴信号を取得し、第2核磁気共鳴信号に基づいて被検者の画像を再構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
静磁場を発生する静磁場発生装置と、
静磁場空間に置かれた被検者に高周波磁場パルスを照射する送信装置と、
前記高周波磁場パルスの照射により前記被検者から生じる核磁気共鳴信号を受信する受信装置と、
前記静磁場空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生装置と、
前記静磁場の不均一を補正する補償磁場発生装置と、
少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサは、
前記被検者の撮像部位を取得し、
前記取得した撮像部位に応じた第1位相エンコード数を設定し、
前記送信装置、前記受信装置、及び前記傾斜磁場発生装置の動作を制御して前記第1位相エンコード数で第1核磁気共鳴信号を取得し、
前記送信装置、前記受信装置、及び前記傾斜磁場発生装置の動作を制御し、かつ前記第1核磁気共鳴信号に基づいて前記補償磁場発生装置を制御して前記第1位相エンコード数より大きい第2位相エンコード数で第2核磁気共鳴信号を取得し、
前記第2核磁気共鳴信号に基づいて前記被検者の画像を再構成する、
磁気共鳴イメージング装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記プロセッサは、
撮像プロトコルを取得し、
前記取得した撮像プロトコルが前記静磁場の補正を必要とする場合に前記第1核磁気共鳴信号を取得する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項3】
前記被検者の撮像部位と前記第1位相エンコード数とが対応付けられて記憶されたテーブルを備え、
前記プロセッサは、前記テーブルを参照して前記第1位相エンコード数を設定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記被検者の年齢、性別、及び体型のうちの少なくとも1つを含む情報を取得し、
前記取得した情報に応じて前記第1位相エンコード数を設定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記被検者の前記撮像部位のサイズを取得し、
前記取得したサイズに応じて前記第1位相エンコード数を設定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記被検者の撮像画像を取得し、
前記取得した撮像画像から前記撮像部位のサイズを取得する、
請求項5に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記被検者の全身の撮像画像を取得し、
前記撮像部位の全身に対する比率から前記撮像部位のサイズを取得する、
請求項6に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記被検者の全身の撮像画像を取得し、
前記全身の撮像画像を表示装置に表示させ、
前記表示された全身の撮像画像からユーザに選択された部位を前記撮像部位として取得する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記被検者の全身の撮像画像を取得し、
前記取得した全身の撮像画像から複数の前記撮像部位を取得し、
前記取得した複数の撮像部位のそれぞれに第1位相エンコード数を設定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記撮像部位毎に設定された解像度に応じて前記第1位相エンコード数を設定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は磁気共鳴イメージング装置、及びその制御方法に係り、特に静磁場を補正する技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
磁気共鳴イメージング装置は、均一な静磁場中に置かれた被検者に高周波磁場を印加することで、被検者の任意の領域に存在する原子核(プロトン)に核磁気共鳴現象を生じさせ、それによって発生する核磁気共鳴信号からその領域の断層像を得るものである。この際、特定の領域を選択的に励起する為に、高周波磁場とともに傾斜磁場を印加し、また、計測される核磁気共鳴信号へ空間の位置情報を付与する為に傾斜磁場の印加磁場及び強度を制御している。
【0003】
磁気共鳴イメージング装置で傾斜磁場を印加する際、傾斜磁場の印加軸と印加強度に依存して、Z
2
、XY、ZY、XZ等の静磁場不均一が発生し、画質劣化をもたらす。そのため、マクスウェル項による静磁場不均一を補正する様々な手段が検討されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、静磁場不均一の補正に必要な補正用データを撮像前に取得する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-85376号公報
【非特許文献】
【0006】
藤本薫喜、渡邊孟、湯川幸一、坂本淳 (1968年)「日本人の体表面積に関する研究 第17篇 性・年齢・体型と部位別比率」 日本衛生学会誌 23(5) 437-442頁
荒木力著 「MRIの基本パワーテキスト第3版」 株式会社メディカル・サイエンス・インターナショナル 2011年 182頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
静磁場不均一の補正に必要なデータの取得は、被検者の少なくとも撮像対象部位の撮像を本撮像の如く一通り行っている。しかしながら、高分解能で撮像した場合、診断に使用しない補正の為のデータ取得にかける時間が長くなり、被検者の拘束時間が長くなるという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、静磁場補正用のデータ取得時の被検者の拘束時間を短縮する磁気共鳴イメージング装置、及びその制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の第1態様に係る磁気共鳴イメージング装置は、静磁場を発生する静磁場発生装置と、静磁場空間に置かれた被検者に高周波磁場パルスを照射する送信装置と、高周波磁場パルスの照射により被検者から生じる核磁気共鳴信号を受信する受信装置と、静磁場空間に傾斜磁場を発生する傾斜磁場発生装置と、静磁場の不均一を補正する補償磁場発生装置と、少なくとも1つのプロセッサと、を備え、プロセッサは、被検者の撮像部位を取得し、取得した撮像部位に応じた第1位相エンコード数を設定し、送信装置、受信装置、及び傾斜磁場発生装置の動作を制御して第1位相エンコード数で第1核磁気共鳴信号を取得し、送信装置、受信装置、及び傾斜磁場発生装置の動作を制御し、かつ第1核磁気共鳴信号に基づいて補償磁場発生装置を制御して第1位相エンコード数より大きい第2位相エンコード数で第2核磁気共鳴信号を取得し、第2核磁気共鳴信号に基づいて被検者の画像を再構成する磁気共鳴イメージング装置である。
【0010】
本態様によれば、本撮像時の第2位相エンコード数より小さい第1位相エンコード数で静磁場補正用の第1核磁気共鳴信号を取得するようにしたので、静磁場補正用のデータ取得量が必要最低限となり、被検者の拘束時間を短縮することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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