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公開番号2025126999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023441
出願日2024-02-20
発明の名称水処理装置、水処理システム、水処理方法、及び水処理システムの水処理方法
出願人オルガノ株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類C02F 1/44 20230101AFI20250825BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】ランニングコストの低減を図ることが可能な水処理装置を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、マグネシウムを含む被処理水から前記マグネシウムを除去する陽イオン交換装置14と、陽イオン交換装置14から排出された前記除去したマグネシウムを含むマグネシウム含有排水を逆浸透膜処理又はナノろ過膜処理して、透過水とマグネシウム濃縮水とに分離する膜ろ過装置16と、を有し、前記マグネシウム濃縮水を、シリカ含有水を処理するシリカ処理装置12に供給することを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
マグネシウムを含む被処理水から前記マグネシウムを除去するMg処理手段と、
前記Mg処理手段から排出された前記除去したマグネシウムを含むマグネシウム含有排水を逆浸透膜処理又はナノろ過膜処理して、透過水とマグネシウム濃縮水とに分離する膜ろ過処理手段と、を有し、
前記マグネシウム濃縮水を、シリカ含有水を処理するシリカ処理手段に供給することを特徴とする水処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記Mg処理手段は陽イオン交換体が充填された陽イオン交換装置であり、
前記Mg処理手段から排出された前記マグネシウム含有排水は、前記マグネシウムを捕捉した前記陽イオン交換体を再生剤により再生処理した際に排出される再生排水であることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
【請求項3】
前記マグネシウム含有排水のpHが3未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水処理装置。
【請求項4】
前記マグネシウム濃縮水のpHが3未満であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水処理装置。
【請求項5】
前記透過水から酸を回収する酸回収手段を有することを特徴とする請求項2に記載の水処理装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の水処理装置と、前記シリカ含有水を処理する前記シリカ処理手段と、を有し、
前記シリカ処理手段は、前記シリカ含有水と前記マグネシウム濃縮水とを混合した混合液を、pH10~12の範囲で反応させる反応手段を備えることを特徴とする水処理システム。
【請求項7】
Mg処理手段により、マグネシウムを含む被処理水から前記マグネシウムを除去するMg処理工程と、
前記Mg処理手段から排出された前記除去したマグネシウムを含むマグネシウム含有排水を逆浸透膜処理又はナノろ過膜処理して、透過水とマグネシウム濃縮水とに分離する膜ろ過処理工程と、を有し、
前記マグネシウム濃縮水を、シリカ含有水を処理するシリカ処理工程に供給することを特徴とする水処理方法。
【請求項8】
前記Mg処理手段は陽イオン交換体が充填された陽イオン交換装置であり、
前記Mg処理手段から排出された前記マグネシウム含有排水は、前記マグネシウムを捕捉した前記陽イオン交換体を再生剤により再生処理した際に排出される再生排水であることを特徴とする請求項7に記載の水処理方法。
【請求項9】
前記マグネシウム含有排水のpHが3未満であることを特徴とする請求項7又は8に記載の水処理方法。
【請求項10】
前記マグネシウム濃縮水のpHが3未満であることを特徴とする請求項7又は8に記載の水処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理装置、水処理システム、水処理方法、及び水処理システムの水処理方法の技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排水中に含まれるシリカを処理する方法として、マグネシウム塩を使用する方法がある。
【0003】
例えば、特許文献1には、Mg塩をpH7以下で溶解したマグネシウム含有液とシリカ含有水とを混合して、pH10~12の範囲で反応させることで、シリカを除去する方法が開示されている。
【0004】
また、例えば、特許文献2には、シリカ含有水をシリカ除去手段で処理して、得られた処理水を濃縮した後、その濃縮水を正浸透膜の一次側で濃縮しつつ、正浸透膜の二次側でマグネシウム塩水溶液を希釈し、希釈したマグネシウム塩水溶液を前述のシリカ除去手段の処理に使用する水処理方法が開示されている。
【0005】
また、例えば、特許文献3には、シリカ含有水をシリカ除去手段で処理して、得られた処理水を濃縮した後、その濃縮水を正浸透膜の一次側で濃縮しつつ、正浸透膜の二次側でマグネシウム塩水溶液を希釈し、希釈したマグネシウム塩水溶液の一部を前述のシリカ除去手段の処理に使用し、希釈したマグネシウム塩水溶液の一部を濃縮して、正浸透膜の二次側に戻す水処理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-94482号公報
特開2020-58963号公報
特開2021-30189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1の方法では、シリカ除去のためにマグネシウム塩を新たに用意する必要があるため、水処理におけるランニングコストが高くなるという問題がある。また、特許文献2~3の方法では、正浸透膜の二次側で希釈されたマグネシウム塩水溶液をシリカ除去に使用しているため、シリカ除去の際に使用するマグネシウム塩水溶液の水量が多くなり、この水量増加に起因して、水処理におけるランニングコストが高くなるという問題がある。
【0008】
そこで、本開示では、ランニングコストの低減を図ることが可能な水処理装置、水処理システム、水処理方法及び水処理システムの水処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様である水処理装置は、マグネシウムを含む被処理水から前記マグネシウムを除去するMg処理手段と、前記Mg処理手段から排出された前記除去したマグネシウムを含むマグネシウム含有排水を逆浸透膜処理又はナノろ過膜処理して、透過水とマグネシウム濃縮水とに分離する膜ろ過処理手段と、を有し、前記マグネシウム濃縮水を、シリカ含有水を処理するシリカ処理手段に供給することを特徴とする。
【0010】
また、上記水処理装置において、前記Mg処理手段は陽イオン交換体が充填された陽イオン交換装置であり、前記Mg処理手段から排出された前記マグネシウム含有排水は、前記マグネシウムを捕捉した前記陽イオン交換体を再生剤により再生処理した際に排出される再生排水であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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