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公開番号
2025124437
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020499
出願日
2024-02-14
発明の名称
遮断装置
出願人
日新電機株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
H01H
33/664 20060101AFI20250819BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】遮断性能の向上を図ることができる遮断装置を提供する。
【解決手段】遮断装置(1)は、真空容器(2)と、真空容器(2)の内部に第1コンタクト(31)および第2コンタクト(41)と、を備え、第1コンタクト(31)は、第2コンタクト(41)側に突出する突出部(34)を有し、第2コンタクト(41)には、第1主接触面(33)と第2主接触面(46)とが接触した状態で、突出部(34)を収容する収容空間(43)と、第2主接触面(46)以外の箇所から収容空間(43)までを貫通する貫通孔(44)と、が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
真空容器と、
前記真空容器の内部に、接離可能に設けられた一対の接触子である第1コンタクトおよび第2コンタクトと、を備え、
前記第1コンタクトは、前記第1コンタクトの主接触面である第1主接触面に囲まれるように配置された、前記第2コンタクト側に突出する突出部を有し、
前記第2コンタクトには、
前記第1主接触面と前記第2コンタクトの主接触面である第2主接触面とが接触した状態で、前記突出部を収容する収容空間と、
前記第2コンタクトの外面における、前記第2主接触面以外の箇所から前記収容空間までを貫通する貫通孔と、
が設けられている、遮断装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記突出部は、
前記第1コンタクトと第2コンタクトとの接離方向に沿った、前記接離方向に垂直な断面が一定で前記収容空間の開口に嵌合する形状をなす、柱状部を有する、請求項1に記載の遮断装置。
【請求項3】
前記突出部は、前記突出部の先端を含む、前記先端に向かうにつれて径が細くなる先端部を有する、請求項2に記載の遮断装置。
【請求項4】
前記第2主接触面は、前記第2主接触面に設けられる前記収容空間の開口から離れるにつれて、前記第1コンタクトと第2コンタクトの接離方向におけるより前方に位置するように形成されている、請求項1に記載の遮断装置。
【請求項5】
前記収容空間内に発生した、前記第1コンタクトまたは前記第2コンタクトからの離脱物の前記貫通孔への排出を促進する磁界を発生させる、第1磁界発生部をさらに備えている、請求項1に記載の遮断装置。
【請求項6】
前記収容空間内に発生した、前記第1コンタクトまたは前記第2コンタクトからの離脱物の前記貫通孔から前記真空容器の内部への排出を促進する磁界を発生させる、第2磁界発生部をさらに備えている、請求項1に記載の遮断装置。
【請求項7】
前記貫通孔は、前記第2コンタクトの前記第2主接触面とは反対側の面から前記収容空間までを貫通する、請求項1に記載の遮断装置。
【請求項8】
前記第2コンタクトが前記真空容器に固定され、前記第1コンタクトが可動することにより前記接触子が接離する、請求項1に記載の遮断装置。
【請求項9】
前記真空容器は、前記貫通孔の前記真空容器の内部側の開口よりも前記第1コンタクト側の前記第2コンタクトの外周において、前記第2コンタクトの外周から前記真空容器の内周までの間をふさぐ流入防止部を有する、請求項1に記載の遮断装置。
【請求項10】
前記収容空間の開口の縁部に絶縁シールドが設けられている、請求項1に記載の遮断装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は遮断装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
遮断装置は、電力設備に設けられて、その電路の遮断を行う。遮断装置は、固定接触子と、固定接触子に接触可能に設けられた可動接触子とを備えている。遮断装置では、電路の遮断を行う際に、固定接触子と可動接触子との間にアーク放電が発生する。従来、遮断装置の1つとして、真空容器内に接離可能な固定接触子と可動接触子とを設け、電流遮断時に固定接触子と可動接触子との間に発生したアークを真空中で消弧する真空遮断器が利用されている。特許文献1には、電路の遮断を行う際に、陰極を構成する、固定接触子または可動接触子からの初期電子の発生を抑制する真空遮断器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-149780号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
真空遮断装器において、電路の遮断を行う際での遮断性能のさらなる向上が期待されている。本開示は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、遮断性能の向上を図ることができる遮断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る遮断装置は、真空容器と、前記真空容器の内部に、接離可能に設けられた一対の接触子である第1コンタクトおよび第2コンタクトと、を備え、前記第1コンタクトは、前記第1コンタクトの主接触面である第1主接触面に囲まれるように配置された、前記第2コンタクト側に突出する突出部を有し、前記第2コンタクトには、前記第1主接触面と前記第2コンタクトの主接触面である第2主接触面とが接触した状態で、前記突出部を収容する収容空間と、前記第2コンタクトの外面における、前記第2主接触面以外の箇所から前記収容空間までを貫通する貫通孔と、が設けられている。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一態様によれば、遮断性能の向上を図ることができる遮断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の一実施形態に係る遮断装置の要部構成を説明する模式図である。
上記遮断装置の一対の接触子の切断図端面図である。
閉極時の上記接触子を表す図である。
上記接触子が離間する際の前記遮断装置の動作例を示す図である。
図4の続きを示す図である。
図5の続きを示す図である。
上記遮断装置の開極動作で生じる現象を示すフローチャートである。
上記遮断装置の変形例1の接触子の切断図端面図である。
上記遮断装置の変形例2の接触子の切断図端面図である。
上記遮断装置の変形例3の接触子の切断図端面図である。
上記遮断装置の変形例4の遮断装置を示す図である。
上記遮断装置の変形例5の遮断装置を示す図である。
上記遮断装置の変形例6の遮断装置を示す図である。
上記遮断装置の変形例7の接触子の切断図端面図である。
上記遮断装置の変形例8の接触子の切断図端面図である。
上記遮断装置の変形例9の接触子の切断図端面図である。
上記遮断装置の変形例10を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本発明に係る遮断装置1の一例を説明するものであり、本発明の技術的範囲は、以下の説明および図の内容に限定されるものではない。なお、以下では、遮断装置1の高さ方向をY軸方向、図1における左右方向をX軸方向、Y軸およびX軸に垂直な方向をZ軸方向として説明する。
【0009】
(遮断装置の概要)
図1は、本開示の一実施形態に係る遮断装置1の要部構成を説明する図である。図2は遮断装置1の一対の接触子CTの切断図端面図である。図2の2001は、接触子CTが接触した閉極状態を示す図であり、図2の2002は、接触子CTが離間した状態を示す図である。遮断装置1は接触子CTの形状に特徴があり、この特徴的な形状により接触子CTが離間した際のアークの発生時間を短くすることを可能としている。
【0010】
遮断装置1は、図2に示すように、一対の接触子CTである第1コンタクト31および第2コンタクト41を備えている。第1コンタクト31は、第1コンタクト31の第1主接触面33に囲まれるように配置された、第2コンタクト41側に突出する突出部34を有する。
(【0011】以降は省略されています)
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