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公開番号
2025118287
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013520
出願日
2024-01-31
発明の名称
含フッ素共重合体組成物及びその製造方法、並びに、架橋物組成物及びその製造方法
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人大谷特許事務所
主分類
C08L
27/14 20060101AFI20250805BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐摩耗性を有し、且つ、相手材を傷つけにくい架橋物が得られる含フッ素共重合体組成物及びその製造方法、並びに、前記含フッ素共重合体組成物中の含フッ素共重合体を架橋させて得られる架橋物を含む架橋物組成物及びその製造方法を提供する。
【解決手段】含フッ素共重合体と、無機充填剤とを含む含フッ素共重合体組成物であって、前記含フッ素共重合体が、テトラフルオロエチレンに由来する構成単位(A)、パーフルオロアルキルビニルエーテルに由来する構成単位(B)、及び、下記式(1)で表される含フッ素化合物に由来する構成単位(C)を含む、含フッ素共重合体組成物。
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[式(1)中、R
1
~R
3
は、フッ素原子; R
4
は、水素原子、フッ素原子等;Zは、酸素原子;Xは、単結合又はジフルオロメチレン基;Y
1
~Y
4
は、フッ素原子又はトリフルオロメチル基;Qは、パーフルオロアルキレン基である。]
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
含フッ素共重合体と、無機充填剤とを含む含フッ素共重合体組成物であって、
前記含フッ素共重合体が、テトラフルオロエチレンに由来する構成単位(A)、パーフルオロアルキルビニルエーテルに由来する構成単位(B)、及び、下記式(1)で表される含フッ素化合物に由来する構成単位(C)を含む、含フッ素共重合体組成物。
JPEG
2025118287000012.jpg
24
93
[式(1)中、
R
1
~R
3
は、フッ素原子である。
R
4
は、水素原子、フッ素原子、又はカルボニル基を有しない炭素原子数1~8の1価の有機基である。
Zは、酸素原子である。
Xは、単結合又はジフルオロメチレン基である。
Y
1
~Y
4
は、それぞれ独立に、フッ素原子又はトリフルオロメチル基である。
Qは、エーテル性酸素原子を含んでもよい炭素原子数1~8のパーフルオロアルキレン基である。]
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記構成単位(A)~(C)の合計100質量%中、構成単位(A)が10.0~99.9質量%、構成単位(B)が0.0~70.0質量%、かつ、構成単位(C)が0.1~20.0質量%である、請求項1に記載の含フッ素共重合体組成物。
【請求項3】
前記無機充填剤の含有量が、前記含フッ素共重合体100質量部に対して、1~60質量部である、請求項1に記載の含フッ素共重合体組成物。
【請求項4】
前記無機充填剤の平均粒子径が12000nm以下である、請求項1に記載の含フッ素共重合体組成物。
【請求項5】
前記無機充填剤が、カーボンブラック、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、結晶性ゼオライト、及びナノダイヤモンドからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の含フッ素共重合体組成物。
【請求項6】
架橋助剤をさらに含み、
前記架橋助剤が、水及びノナフルオロ-1-ブタンスルホン酸トリフェニルスルホニウムからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の含フッ素共重合体組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の含フッ素共重合体組成物中の含フッ素共重合体を架橋させて得られる架橋物を含む、架橋物組成物。
【請求項8】
前記架橋物の架橋構造にインドール環を含む、請求項7に記載の架橋物組成物。
【請求項9】
請求項1~6のいずれか1項に記載の含フッ素共重合体組成物を製造する方法であって、
前記含フッ素共重合体と前記無機充填剤とを混錬する、含フッ素共重合体組成物の製造方法。
【請求項10】
請求項7に記載の架橋物組成物を製造する方法であって、
前記含フッ素共重合体組成物を、
80~200℃で0.1~6時間一次加熱し、
前記一次加熱後、200~300℃で1~24時間二次加熱する、架橋物組成物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、含フッ素共重合体組成物及びその製造方法、並びに、架橋物組成物及びその製造方法に関し、特に、耐摩耗性を有し、且つ、相手材を傷つけにくい架橋物が得られる含フッ素共重合体組成物及びその製造方法、並びに、前記含フッ素共重合体組成物中の含フッ素共重合体を架橋させて得られる架橋物を含む架橋物組成物及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
FFKMは、テトラフルオロエチレン(TFE)と、パーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)等のパーフルオロアルキルビニルエーテルとをモノマー構成単位として含む含フッ素共重合体であり、パーフルオロエラストマーとも呼ばれる。FFKMを架橋して得られたゴム(架橋物)は、耐熱性や耐薬品性等に優れていることから、例えば、Oリング、パッキン、オイルシール、ガスケット等のシール材やクッション材等として、半導体製造、車両、航空機、一般機械、建築、化学プラント等の幅広い用途で用いられている。
【0003】
架橋の態様としては、例えば、2,5-ジメチル-2,5-ビス(tert-ブチルパーオキシ)ヘキサン等の過酸化物を架橋剤に用いて、モノマーの末端ヨウ素原子の部位で架橋させる方法が知られている。さらに、架橋反応の速度を高める観点から、ビスマレイミド化合物を架橋助剤として用いることも提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、FFKMに、ニトリル基を有する含フッ素化合物をモノマー構成単位として導入し、テトラフェニル錫を触媒として用い、ニトリル基の三量化によるトリアジン環を含む架橋構造を形成させる方法も知られている(特許文献2参照)。
【0005】
さらに、300℃前後の高温下での架橋物の圧縮永久歪を小さくする等の観点から、FFKMに、ニトリル基を有する含フッ素化合物をモノマー構成単位として導入し、2,2-ビス(3-アミノ-4-ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン等のビスアミノフェノール化合物を架橋剤に用いて、オキサゾール環を含む架橋構造を形成させることも提案されている(特許文献3及び4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2021/166664号
特公昭63-5409号公報
特公平2-59177号公報
国際公開第2021/210503号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ゴム(架橋物)は、種々の産業での用途拡大(例えば、半導体のドライエッチング用真空ポンプ等の動的部分のシール材への適用等)に伴い、耐摩耗性を有し、且つ、相手材を傷つけにくいという特性が求められている。FFKMを架橋して得られるゴム(架橋物)においても、上記と同様の特性が望まれる。
【0008】
しかしながら、特許文献1~4に記載されているようなゴム(架橋物)であっても、耐耐摩耗性を有し、且つ、相手材を傷つけにくいゴム(架橋物)であるとは必ずしも言えなかった。
【0009】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、耐摩耗性を有し、且つ、相手材を傷つけにくい架橋物が得られる含フッ素共重合体組成物及びその製造方法、並びに、前記含フッ素共重合体組成物中の含フッ素共重合体を架橋させて得られる架橋物を含む架橋物組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、所定の含フッ素共重合体と、無機充填剤とを含む含フッ素共重合体組成物から得られる架橋物が、耐摩耗性を有し、且つ、相手材を傷つけにくい性質を有することを見出したことに基づく。
(【0011】以降は省略されています)
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