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公開番号
2025116691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011256
出願日
2024-01-29
発明の名称
整流回路、整流回路の制御方法、及び電力システム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/12 20060101AFI20250801BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】交流電力及び直流電力のいずれが入力される場合にも低損失で動作可能な整流回路を提供する。
【解決手段】制御回路11は、負電圧の印加時にトランジスタQ1をオンし、正電圧の印加時にトランジスタQ1をオフする第1の制御信号を生成する。制御回路12は、負電圧の印加時にトランジスタQ2をオンし、正電圧の印加時にトランジスタQ2をオフする第2の制御信号を生成する。制御回路11は、トランジスタQ1に正電圧の印加時、第2の制御信号を生成するための電力を制御回路12に供給する。制御回路12は、トランジスタQ2に正電圧の印加時、第1の制御信号を生成するための電力を制御回路11に供給する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1及び第2の入力端子と、第1及び第2の出力端子と、第1~第4のスイッチング素子と、第1及び第2の制御回路とを備え、
前記第1のスイッチング素子は、前記第1の入力端子及び前記第1の出力端子の間に接続され、
前記第2のスイッチング素子は、前記第2の入力端子及び前記第1の出力端子の間に接続され、
前記第3のスイッチング素子は、前記第1の入力端子及び前記第2の出力端子の間に接続され、
前記第4のスイッチング素子は、前記第2の入力端子及び前記第2の出力端子の間に接続され、
前記第1及び第2のスイッチング素子はトランジスタであり、
前記第1及び第2のスイッチング素子には、前記第1の出力端子の電位を基準として正又は負の電圧が印加され、
前記第1の制御回路は、前記第1のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第1のスイッチング素子をオンし、前記第1のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第1のスイッチング素子をオフするための第1の制御信号を生成し、
前記第2の制御回路は、前記第2のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第2のスイッチング素子をオンし、前記第2のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第2のスイッチング素子をオフするための第2の制御信号を生成し、
前記第1の制御回路は、前記第1のスイッチング素子に正の電圧が印加されているとき、前記第2の制御信号を生成するための電力を前記第2の制御回路に供給し、
前記第2の制御回路は、前記第2のスイッチング素子に正の電圧が印加されているとき、前記第1の制御信号を生成するための電力を前記第1の制御回路に供給する、
整流回路。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記整流回路は、前記第1及び第2の制御回路の両方に接続されたキャパシタであって、前記第1及び第2の制御信号を生成するための電力を一時的に蓄えるキャパシタをさらに備える、
請求項1記載の整流回路。
【請求項3】
前記第3のスイッチング素子は、前記第1の入力端子から前記第2の出力端子に向かって順方向を有する第1のダイオードであり、
前記第4のスイッチング素子は、前記第2の入力端子から前記第2の出力端子に向かって順方向を有する第2のダイオードである、
請求項1又は2記載の整流回路。
【請求項4】
前記第3及び第4のスイッチング素子はトランジスタであり、
前記第3のスイッチング素子には、前記第1の入力端子の電位を基準として正又は負の電圧が印加され、
前記第4のスイッチング素子には、前記第2の入力端子の電位を基準として正又は負の電圧が印加され、
前記整流回路は、
前記第3のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第3のスイッチング素子をオンし、前記第3のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第3のスイッチング素子をオフするための第3の制御信号を生成する第3の制御回路と、
前記第4のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第4のスイッチング素子をオンし、前記第4のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第4のスイッチング素子をオフするための第4の制御信号を生成する第4の制御回路と、
前記第3の制御信号を生成するための電力を前記第3の制御回路に供給する第1の電源と、
前記第4の制御信号を生成するための電力を前記第4の制御回路に供給する第2の電源とをさらに備える、
請求項1又は2記載の整流回路。
【請求項5】
請求項1記載の整流回路と、
前記整流回路の出力電力を受けて、電圧、周波数、及び力率のうちの少なくとも1つを変換する電力変換回路と、
前記電力変換回路の出力電力により動作する負荷装置とを備える、
電力システム。
【請求項6】
第1及び第2の入力端子と、第1及び第2の出力端子と、第1~第4のスイッチング素子と、第1及び第2の制御回路とを備える整流回路の制御方法であって、
前記第1のスイッチング素子は、前記第1の入力端子及び前記第1の出力端子の間に接続され、
前記第2のスイッチング素子は、前記第2の入力端子及び前記第1の出力端子の間に接続され、
前記第3のスイッチング素子は、前記第1の入力端子及び前記第2の出力端子の間に接続され、
前記第4のスイッチング素子は、前記第2の入力端子及び前記第2の出力端子の間に接続され、
前記第1及び第2のスイッチング素子はトランジスタであり、
前記第1及び第2のスイッチング素子には、前記第1の出力端子の電位を基準として正又は負の電圧が印加され、
前記整流回路の制御方法は、
前記第1の制御回路により、前記第1のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第1のスイッチング素子をオンし、前記第1のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第1のスイッチング素子をオフするための第1の制御信号を生成することと、
前記第2の制御回路により、前記第2のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第2のスイッチング素子をオンし、前記第2のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第2のスイッチング素子をオフするための第2の制御信号を生成することと、
前記第1のスイッチング素子に正の電圧が印加されているとき、前記第2の制御信号を生成するための電力を前記第1の制御回路から前記第2の制御回路に供給することと、
前記第2のスイッチング素子に正の電圧が印加されているとき、前記第1の制御信号を生成するための電力を前記第2の制御回路から前記第1の制御回路に供給することとを含む、
整流回路の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、整流回路、整流回路の制御方法、及び電力システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
商用交流電力を用いて直流負荷を動作させるために提供される電力変換装置は、多くの場合、整流回路及びDC/DC変換回路を備えるか、又は、整流回路、力率改善回路、及びDC/DC変換回路を備える。このうち、整流回路は、一般的には、複数のダイオードのブリッジ回路を備える。また、整流回路は、損失を低減するために、ダイオードに代えてトランジスタを備えることがある。一般に、トランジスタのオン抵抗による損失は、ダイオードの順方向電圧による損失よりも小さい。従って、入力電圧の極性に応じてトランジスタをオン/オフすることにより、ダイオードのブリッジ回路よりも低損失で動作可能な整流回路を実現することができる。このようなトランジスタを備える整流回路を「アクティブ整流回路」又は「同期整流回路」と呼ぶ。
【0003】
例えば、特許文献1は、複数のMOSトランジスタのブリッジ回路を含む整流回路を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第10756645号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の整流回路は、入力電圧の極性に応じてトランジスタをオン/オフするために、複数のトランジスタにそれぞれ対応する複数の制御回路を備える。また、特許文献1の整流回路は、追加の外部電源を設けることなく制御回路を動作させるために、複数の制御回路にそれぞれ対応する複数のキャパシタを備える。各キャパシタは、トランジスタに電流が流れていないときのトランジスタの両端電圧で充電され、制御回路に電力を供給する。
【0006】
整流回路を備えた電力変換装置は、交流電力が入力されるだけでなく、直流電力が入力されることもある。特許文献1のような整流回路は、交流電力が入力される場合、すなわち、各トランジスタに印加される電圧の極性が周期的に変化する場合には、各キャパシタに充電して各制御回路に電力を供給することができる。しかしながら、特許文献1のような整流回路は、直流電力が入力される場合、すなわち、各トランジスタに印加される電圧の極性が変化しない場合には、一部のキャパシタに充電することができず、従って、対応する制御回路に電力が供給されない。その結果、オンすべきトランジスタをオンすることができず、整流回路は低損失で動作できない。従って、交流電力が入力される場合だけでなく、直流電力が入力される場合にも低損失で動作可能な整流回路が求められる。
【0007】
本開示の目的は、ダイオードのブリッジ回路よりも低損失で動作可能な整流回路であって、交流電力が入力される場合だけでなく、直流電力が入力される場合にも低損失で動作可能な整流回路を提供することにある。また、本開示の目的は、そのような整流回路の制御方法と、そのような整流回路を備えた電力システムとを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1の側面に係る整流回路は、
第1及び第2の入力端子と、第1及び第2の出力端子と、第1~第4のスイッチング素子と、第1及び第2の制御回路とを備え、
前記第1のスイッチング素子は、前記第1の入力端子及び前記第1の出力端子の間に接続され、
前記第2のスイッチング素子は、前記第2の入力端子及び前記第1の出力端子の間に接続され、
前記第3のスイッチング素子は、前記第1の入力端子及び前記第2の出力端子の間に接続され、
前記第4のスイッチング素子は、前記第2の入力端子及び前記第2の出力端子の間に接続され、
前記第1及び第2のスイッチング素子はトランジスタであり、
前記第1及び第2のスイッチング素子には、前記第1の出力端子の電位を基準として正又は負の電圧が印加され、
前記第1の制御回路は、前記第1のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第1のスイッチング素子をオンし、前記第1のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第1のスイッチング素子をオフするための第1の制御信号を生成し、
前記第2の制御回路は、前記第2のスイッチング素子に負の電圧が印加されているときに前記第2のスイッチング素子をオンし、前記第2のスイッチング素子に正の電圧が印加されているときに前記第2のスイッチング素子をオフするための第2の制御信号を生成し、
前記第1の制御回路は、前記第1のスイッチング素子に正の電圧が印加されているとき、前記第2の制御信号を生成するための電力を前記第2の制御回路に供給し、
前記第2の制御回路は、前記第2のスイッチング素子に正の電圧が印加されているとき、前記第1の制御信号を生成するための電力を前記第1の制御回路に供給する。
【0009】
この構成により、ダイオードのブリッジ回路よりも低損失で動作可能な整流回路であって、交流電力が入力される場合だけでなく、直流電力が入力される場合にも低損失で動作可能な整流回路を提供することができる。
【0010】
本開示の第2の側面に係る整流回路によれば、第1の側面に係る整流回路において、
前記整流回路は、前記第1及び第2の制御回路の両方に接続されたキャパシタであって、前記第1及び第2の制御信号を生成するための電力を一時的に蓄えるキャパシタをさらに備える。
(【0011】以降は省略されています)
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