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公開番号2025116530
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011010
出願日2024-01-29
発明の名称シート搬送装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ぱてな
主分類B65H 31/26 20060101AFI20250801BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡易な構成により、上下方向の薄型化と、排出トレイに排出されるシートの積載性の向上と、を実現できるシート搬送装置を提供する。
【解決手段】シート搬送装置1において、第1弾性片110及び各第2弾性片120の下を向く面は、下シートガイド31の第1ガイド面31Gによって案内されるシートSH1に当接可能な接触面110T、120Tである。各接触面110T、120Tにおけるシャフト49の真上に位置する部分は、第1ガイド面31Gに案内されるシートSH1に接触していない状態で各ローラ48の外周面48Aの上端48A1よりも下方に位置する。各第3弾性片130における第2方向DE2の下流端130Fは、第1弾性片110における第1方向DE1の下流端110F及び各第2弾性片120における第1方向DE1の下流端120Fより下方、かつ排出方向D1の下流に位置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シートの下を向く面を案内する第1ガイド面を有する下シートガイドと、
前記第1ガイド面によって案内されて排出されるシートを支持する排出トレイと、
前記第1ガイド面に案内されるシートを排出方向に搬送する2つのローラと、前記排出方向と直交する幅方向に延びるシャフトと、を有し、各前記ローラが前記幅方向において互いに離れて前記シャフトと一体回転する排出ローラであって、各前記ローラの一部が前記第1ガイド面よりも上方に突出する前記排出ローラと、
前記幅方向において各前記ローラの間に位置し、かつ前記シャフトの位置においては前記シャフトよりも上方に位置する第1弾性片であって、前記幅方向と直交し、かつ前記排出方向に沿う第1方向に突出する前記第1弾性片と、
前記幅方向において各前記ローラを挟むように位置し、かつ前記シャフトの位置においては前記シャフトよりも上方に位置する複数の第2弾性片であって、前記第1方向に突出する各前記第2弾性片と、
前記幅方向において各前記ローラを挟むように位置し、かつ各前記第2弾性片よりも前記排出方向の下流に位置し、前記第1弾性片及び各前記第2弾性片よりも上方の位置から、前記幅方向と直交し、かつ前記排出方向に進みながら下り傾斜する第2方向に突出する複数の第3弾性片と、
を備え、
前記第1弾性片及び各前記第2弾性片の下を向く面は、前記第1ガイド面によって案内されるシートに当接可能な接触面であり、
各前記接触面における前記シャフトの真上に位置する部分は、前記第1ガイド面に案内されるシートに接触していない状態で各前記ローラの外周面の上端よりも下方に位置し、
各前記第3弾性片における前記第2方向の下流端は、前記第1弾性片における前記第1方向の下流端及び各前記第2弾性片における前記第1方向の下流端より下方、かつ前記排出方向の下流に位置していることを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記排出トレイの上方に位置し、シートが載置される供給トレイを備え、
前記供給トレイは、前記供給トレイの裏面側に設けられて各前記第3弾性片における前記第2方向の上流端を保持する複数の第3弾性片保持部を有している請求項1記載のシート搬送装置。
【請求項3】
前記供給トレイは、前記供給トレイに載置されるシートを前記幅方向において挟んで位置決めする2つのサイドガイドと、各前記サイドガイドを前記幅方向において接近及び離隔させる連動機構であって、前記裏面側において露出する露出部を有する前記連動機構と、を有し、
前記第1弾性片の前記下流端は、前記連動機構の前記露出部よりも下方の位置、かつ前記排出方向において前記露出部と重なる位置にある請求項2記載のシート搬送装置。
【請求項4】
前記供給トレイは、前記裏面側に設けられて下向きに突出し、かつ前記排出方向に延びるガイドリブであって、排出されるシートを前記排出方向に進みながら下り傾斜する下端縁によって上から案内する前記ガイドリブを有し、
前記幅方向に沿って見て、各前記第3弾性片が水平方向と交差する角度は、前記ガイドリブの前記下端縁が水平方向と交差する角度よりも大きい請求項2記載のシート搬送装置。
【請求項5】
前記幅方向の長さが最大である最大シートを含む複数サイズのシートを前記供給トレイに載置可能であり、
前記供給トレイは、前記供給トレイに載置されるシートを前記幅方向において挟んで位置決めする2つのサイドガイドと、各前記サイドガイドを前記幅方向において接近及び離隔させる連動機構と、を有し、
各前記サイドガイドは、前記供給トレイに載置されるシートにおける前記幅方向の端縁を下から支持するシート端縁支持部を有し、
前記最大シートを各前記サイドガイドが前記幅方向において挟んで位置決めするときに、各前記サイドガイドの前記シート端縁支持部は、前記供給トレイのシート載置面において各前記第3弾性片保持部が位置する部分を上から覆う請求項2記載のシート搬送装置。
【請求項6】
前記幅方向の長さが所定長さである特定シートを含む複数サイズのシートを前記排出トレイに向けて排出可能であり、
各前記第2弾性片における前記幅方向の外側端縁は、前記特定シートにおける前記幅方向の端縁よりも前記幅方向の内側に位置し、
各前記第3弾性片における前記幅方向の外側端縁は、前記特定シートの前記端縁よりも前記幅方向の外側に位置している請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート搬送装置。
【請求項7】
前記第1弾性片及び各前記第2弾性片はそれぞれ、樹脂フィルム製であり、
前記第1弾性片の前記接触面側に配置された第1除電部材と、
各前記第2弾性片の前記接触面側に配置された複数の第2除電部材と、
を備えている請求項1乃至5のいずれか1項記載のシート搬送装置。
【請求項8】
前記第1除電部材及び各前記第2除電部材は、前記第1方向に延びる導電繊維が前記幅方向において離散的に配置された除電ブラシである請求項7記載のシート搬送装置。
【請求項9】
前記第1弾性片の前記下流端は、各前記ローラの前記外周面における前記排出方向の下流端よりも前記排出方向の下流に位置し、
前記第1除電部材における前記第1方向の下流端は、前記排出方向において、各前記ローラの前記外周面の前記下流端と一致する位置から、前記第1弾性片の前記下流端と一致する位置までの第1範囲内にある請求項8記載のシート搬送装置。
【請求項10】
各前記第2弾性片の前記下流端は、各前記ローラの前記外周面の前記上端よりも前記排出方向の下流に位置し、かつ前記第1弾性片の前記下流端よりも前記排出方向の上流に位置し、
各前記第2除電部材における前記第1方向の下流端は、前記排出方向において、各前記ローラの前記外周面の前記上端と一致する位置から、各前記第2弾性片の前記下流端と一致する位置までの第2範囲内にある請求項9記載のシート搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はシート搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の図2及び図3等に従来のシート搬送装置の一例であるシート排出装置が開示されている。このシート排出装置は、シート積載部、第1排出ローラ本体、第2排出ローラ本体、第1回転軸及び第2回転軸を備えている。
【0003】
シート積載部は、排出されるシートを支持する。第1排出ローラ本体及び第2排出ローラ本体は、シートを排出方向に搬送する。第1回転軸及び第2回転軸はそれぞれ、排出方向と直交する幅方向に延びている。第1回転軸は、第2回転軸よりも上方に位置している。第1排出ローラ本体は、第1回転軸と一体回転する。第2排出ローラ本体は、第2回転軸と一体回転する。第1排出ローラ本体は、第2排出ローラ本体に対して幅方向にずれた位置にある。第1排出ローラ本体の外周面の下端は、第2排出ローラ本体の外周面の上端よりも下方に位置している。
【0004】
第1排出ローラ本体及び第2排出ローラ本体は、シートを搬送する際にそのシートを排出方向に沿って見て波形状に変形させることにより、そのシートの剛性を高め、そのシートの排出時の姿勢を安定させる。こうして、このシート排出装置は、シート積載部に排出されるシートの積載性の向上を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-77941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記従来のシート排出装置は、第1回転軸及び第1排出ローラ本体が第2回転軸よりも上方に位置する構成により、上下方向の薄型化を実現することが難しい。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、上下方向の薄型化と、排出トレイに排出されるシートの積載性の向上と、を実現できるシート搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のシート搬送装置は、シートの下を向く面を案内する第1ガイド面を有する下シートガイドと、
前記第1ガイド面によって案内されて排出されるシートを支持する排出トレイと、
前記第1ガイド面に案内されるシートを排出方向に搬送する2つのローラと、前記排出方向と直交する幅方向に延びるシャフトと、を有し、各前記ローラが前記幅方向において互いに離れて前記シャフトと一体回転する排出ローラであって、各前記ローラの一部が前記第1ガイド面よりも上方に突出する前記排出ローラと、
前記幅方向において各前記ローラの間に位置し、かつ前記シャフトの位置においては前記シャフトよりも上方に位置する第1弾性片であって、前記幅方向と直交し、かつ前記排出方向に沿う第1方向に突出する前記第1弾性片と、
前記幅方向において各前記ローラを挟むように位置し、かつ前記シャフトの位置においては前記シャフトよりも上方に位置する複数の第2弾性片であって、前記第1方向に突出する各前記第2弾性片と、
前記幅方向において各前記ローラを挟むように位置し、かつ各前記第2弾性片よりも前記排出方向の下流に位置し、前記第1弾性片及び各前記第2弾性片よりも上方の位置から、前記幅方向と直交し、かつ前記排出方向に進みながら下り傾斜する第2方向に突出する複数の第3弾性片と、
を備え、
前記第1弾性片及び各前記第2弾性片の下を向く面は、前記第1ガイド面によって案内されるシートに当接可能な接触面であり、
各前記接触面における前記シャフトの真上に位置する部分は、前記第1ガイド面に案内されるシートに接触していない状態で各前記ローラの外周面の上端よりも下方に位置し、
各前記第3弾性片における前記第2方向の下流端は、前記第1弾性片における前記第1方向の下流端及び各前記第2弾性片における前記第1方向の下流端より下方、かつ前記排出方向の下流に位置していることを特徴とする。
【0009】
本発明のシート搬送装置において、上記構成の第1弾性片及び各第2弾性片は、排出ローラによって排出されるシートを排出方向に沿って見て波形状に変形させてそのシートの剛性を高めながら、そのシートを各ローラの外周面に押し付ける。これにより、排出ローラ、第1弾性片及び各第2弾性片は、そのシートを確実性高く排出できるとともに、そのシートの排出時の姿勢を安定させることができる。
【0010】
そして、各第3弾性片は、排出されるシートを排出トレイに向けて押さえ込んでそのシートのカールを抑制しながらそのシートを排出トレイ上に落下させる。シートのカールは、具体的には、シートにおける幅方向の端縁が中央よりも上方に位置して下向きの凸になる筒状のカールである。
(【0011】以降は省略されています)

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