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公開番号2025123911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019688
出願日2024-02-13
発明の名称複合機及び消耗品管理システム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250818BHJP(電気通信技術)
要約【課題】FAX機能を備えた複合機において、別ルートの新たなネットワークへ接続するための複雑なシステム構成を必要とせずに、通信障害発生時に確実に消耗品発注を行う。
【解決手段】複合機は、サービス管理サーバとの間におけるデータ伝送回線を介した通信状態が通常状態と途絶状態のいずれでであるかを取得する状態情報取得処理S20、S25と、消耗品の残量情報を取得する消耗品情報取得処理S5と、残量情報に基づき発注が必要なインクカートリッジが少なくとも1つあるか否かを判定する発注判定処理S10と、発注が必要な少なくとも1つのインクカートリッジがあると判定された場合で、かつ、データ伝送回線の通信状態が途絶状態である場合には、対応するCTG発注情報を、FAX通信部を介し、FAX受信機能を備えた配送サーバに向けて送信するFAX発注送信処理と、を実行する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの消耗品を用いて被印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、
前記消耗品の配送サービスを管理するサービス管理サーバとネットワーク経由で通信可能なネットワーク通信部と、
電話回線を介しFAXデータの送受信を行うFAX通信部と、
制御部と、
を有し、前記配送サービスの契約に基づいて動作可能な複合機であって、
前記制御部は、
前記サービス管理サーバが、前記複合機の前記ネットワーク通信部との情報送受信が可能な通常状態であるか、前記ネットワーク通信部との情報送受信が不可能な途絶状態であるか、を表す通信状態情報を取得する状態情報取得処理と、
前記消耗品の消耗情報を取得する消耗情報取得処理と、
前記消耗情報取得処理で取得された前記消耗情報に基づき、発注が必要な前記消耗品が少なくとも1つあるか否かを判定する発注判定処理と、
前記発注判定処理で発注が必要な少なくとも1つの前記消耗品があると判定された場合で、かつ、前記状態情報取得処理で前記途絶状態を表す前記通信状態情報が取得された場合には、対応する発注情報を、前記FAX通信部を介し、FAX受信機能を備えた発注管理装置に向けて送信する第1発注情報送信処理と、
を実行するよう構成されている、複合機。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、さらに、
前記発注判定処理で発注が必要な少なくとも1つの前記消耗品があると判定された場合で、かつ、前記状態情報取得処理で前記通常状態を表す前記通信状態情報が取得された場合には、対応する発注情報を、前記ネットワーク通信部を介し、前記サービス管理サーバに向けて送信する第2発注情報送信処理
を実行するよう構成されている、請求項1記載の複合機。
【請求項3】
前記制御部は、前記状態情報取得処理において、
前記サービス管理サーバへ向けて送信した問い合わせ信号への当該サービス管理サーバの応答状況から前記通信状態情報を取得する
よう構成されている、請求項1記載の複合機。
【請求項4】
前記制御部は、さらに、
前記発注判定処理で発注が必要な少なくとも1つの前記消耗品があると判定された場合で、かつ、前記状態情報取得処理で前記途絶状態を表す前記通信状態情報が取得された場合に、前記発注管理装置におけるFAX受信仕様情報を取得する仕様情報取得処理と、
前記仕様情報取得処理で取得された前記FAX受信仕様情報に前記発注情報を受け付け可能であることを示す情報が含まれているかに基づき、前記発注情報の送信を行うか否かを判定する送信判定処理と、
を実行するよう構成され、
前記送信判定処理で前記発注情報の送信を行うと判定されたときに、前記第1発注情報送信処理を実行する
よう構成されている、請求項1記載の複合機。
【請求項5】
前記発注情報は、
対応する前記消耗品の色情報、対応する前記消耗品の識別情報、及び、前記複合機のユーザ情報、のうち少なくとも1つを含む、請求項1記載の複合機。
【請求項6】
前記制御部は、さらに、
前記第1発注情報送信処理での前記発注情報の送信後、当該発注情報の送信の旨を報知する報知処理を実行する
よう構成されている、請求項1記載の複合機。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1発注情報送信処理において、
前記発注管理装置としての、前記サービス管理サーバとは異なるサーバに向けて前記発注情報を送信する
よう構成されている、請求項1記載の複合機。
【請求項8】
少なくとも1つの消耗品を用いて被印刷媒体に画像を印刷する印刷部、前記消耗品の配送サービスを管理するサービス管理サーバとネットワーク経由で通信可能なネットワーク通信部、及び、電話回線を介しFAX画像データの送受信を行うFAX通信部、を有し、前記配送サービスの契約に基づいて動作可能な複合機と、
FAX受信機能を備えた発注管理装置と、
を有し、
前記複合機は、
前記サービス管理サーバが、当該複合機の前記ネットワーク通信部との情報送受信が可能な通常状態であるか、前記ネットワーク通信部との情報送受信が不可能な途絶状態であるか、を表す通信状態情報を取得する状態情報取得処理と、
前記消耗品の消耗情報を取得する消耗情報取得処理と、
前記消耗情報取得処理で取得された前記消耗情報に基づき、発注が必要な前記消耗品が少なくとも1つあるか否かを判定する発注判定処理と、
前記発注判定処理で発注が必要な少なくとも1つの前記消耗品があると判定された場合で、かつ、前記状態情報取得処理で前記途絶状態を表す前記通信状態情報が取得された場合には、対応する発注情報を前記発注管理装置に向けて送信する第1発注情報送信処理と、
を実行するよう構成されている、消耗品管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消耗品を用いて印刷を行う複合機及び消耗品管理システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のように、 プリンタで使用されるカートリッジ等の消耗品の購入に関するユーザの手間を簡略化するため、所定の発注先に消耗品を自動発注して配送する技術が知られている。この従来技術では、消耗品の残量が所定のしきい値以下になった場合に自動的に消耗品が配送される、配送サービスが行われる。
【0003】
また、例えば特許文献2に記載のように、画像形成装置から複数のネットワークに接続できるように構成することで、画像形成装置と管理サーバとの間に通信障害が発生した際、ネットワークを切り替えて画像形成装置の情報を管理サーバに送信する技術が公開されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-86805号公報
特開2023-115049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の配送サービスが行われる場合、ユーザは消耗品の残量を管理する必要がないため、サービス提供側で消耗品を確実に届ける必要がある。しかしながら、プリンタとサーバとの間で通信障害が発生すると消耗品の自動配送が行われないため、ユーザが印刷を実行できない事態が起こり得る。
一方、特許文献2に記載の技術では、画像形成装置を別ルートの新たなネットワークへ接続可能とする複雑なシステム構成があらかじめ必要となる、という問題があった。
また、FAX機能を備えた複合機においては、上記通信障害により受信したFAXデータを印刷できない事態は、FAXデータを受けられなかったり消失したりする恐れがあり、ユーザにとってより重大な事態を生じかねない。
【0006】
本発明の目的は、FAX機能を備えた複合機において、別ルートの新たなネットワークへ接続するための複雑なシステム構成を必要とせずに、通信障害発生時に確実に消耗品発注を行うことができる複合機及び消耗品管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願発明は、少なくとも1つの消耗品を用いて被印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、前記消耗品の配送サービスを管理するサービス管理サーバとネットワーク経由で通信可能なネットワーク通信部と、電話回線を介しFAXデータの送受信を行うFAX通信部と、制御部と、を有し、前記配送サービスの契約に基づいて動作可能な複合機であって、前記制御部は、前記サービス管理サーバが、前記複合機の前記ネットワーク通信部との情報送受信が可能な通常状態であるか、前記ネットワーク通信部との情報送受信が不可能な途絶状態であるか、を表す通信状態情報を取得する状態情報取得処理と、前記消耗品の消耗情報を取得する消耗情報取得処理と、前記消耗情報取得処理で取得された前記消耗情報に基づき、発注が必要な前記消耗品が少なくとも1つあるか否かを判定する発注判定処理と、前記発注判定処理で発注が必要な少なくとも1つの前記消耗品があると判定された場合で、かつ、前記状態情報取得処理で前記途絶状態を表す前記通信状態情報が取得された場合には、対応する発注情報を、前記FAX通信部を介し、FAX受信機能を備えた発注管理装置に向けて送信する第1発注情報送信処理と、を実行するよう構成されている。
【0008】
本願発明の複合機は、ネットワーク通信部と、FAX通信部と、制御部と、を有する。ネットワーク通信部は、消耗品の配送サービスを管理するサービス管理サーバとネットワーク経由で通信を行うことができる。消耗品の発注の要否は、制御部により判定される。制御部が実行する消耗情報取得処理において消耗品の消耗情報が取得され、発注判定処理において、取得された消耗情報に基づき、発注が必要な消耗品が少なくとも1つあるか否かが判定される。
【0009】
制御部はまた、状態情報取得処理を実行し、通信状態情報を取得する。通信状態情報には、サービス管理サーバが、複合機と情報送受信が可能な通常状態であるか、若しくは、情報送受信が不可能な途絶状態であるか、が示されている。上記発注判定処理で発注が必要な少なくとも1つの前記消耗品があると判定され、かつ、状態情報取得処理で途絶状態を表す通信状態情報が取得された場合には、制御部により、第1発注情報送信処理が実行される。第1発注情報送信処理では、上記発注判定処理の判定結果に対応した発注情報が、FAX通信部を介し、FAXにて発注管理装置へと送信される。
【0010】
以上のように、本願発明においては、消耗品の発注が必要な際、複合機とサービス管理サーバとの通信障害が発生している場合には、複合機のFAX機能を用いて発注が行われる。本願発明によれば、複合機を複数のネットワークへ接続するような複雑なシステム構成を必要とすることなく、通信障害発生時に確実に消耗品発注を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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