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公開番号2025123733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019371
出願日2024-02-13
発明の名称給紙装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類B65H 3/06 20060101AFI20250818BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】分離ローラの組付け作業時間が長くなることを防止する。
【解決手段】給紙装置は、シートPを一枚ずつに分離する分離ローラ34と、分離ローラ34の回転軸34Bを回転可能に支持する軸受部150と、軸受部150を支持する軸受支持部400を備えた下側筐体25と、を有し、軸受部150は、軸線方向kに延びる1つのリブ155を備え、軸受支持部400は、軸受部150の1つのリブ155と選択的にそれぞれ係合可能に構成され、かつ回転軸34Bの軸方向に沿ってそれぞれ延びる、複数の溝部410a~dを備え、複数の溝部410a~dのそれぞれは、軸受部150の回転軸心よりも上方で軸受部150を支持する第1部位400Uと、軸受部150の回転軸心よりも下方、かつ軸受部150の最下部よりも上方で軸受部150の給紙トレイ32の装着方向の下流側を支持する第3部位400LBと、からなる支持部位に設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
着脱可能なシートトレイから供給されたシートを一枚ずつに分離する分離ローラと、
前記分離ローラの回転軸を回転可能に支持する軸受部と、
前記軸受部を支持する軸受支持部を備えた支持部と、
を有し、
前記軸受部は、
前記回転軸方向に延びる1つのリブを備え、
前記軸受支持部は、
前記軸受部の前記1つのリブと選択的にそれぞれ係合可能に構成され、かつ前記回転軸の軸方向に沿ってそれぞれ延びる、複数の溝部と、
を備え、
前記軸受部が前記支持部に支持された状態で、前記複数の溝部のそれぞれは、前記軸受部の回転軸心よりも上方で前記軸受部を支持する部位と、前記軸受部の回転軸心よりも下方、かつ前記軸受部の最下部よりも上方で前記軸受部のシートトレイ装着方向の下流側を支持する部位と、からなる支持部位に設けられている、給紙装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記軸受支持部は、
前記複数の溝部のうち前記軸方向における第1側の入口に、前記軸方向における前記第1側とは反対側の第2側から前記第1側へ向かって拡開するように傾斜して形成された、傾斜面を有する、請求項1記載の給紙装置。
【請求項3】
前記複数の溝部は、前記回転軸の周方向に沿う等角度ピッチでそれぞれ設けられる、請求項2記載の給紙装置。
【請求項4】
前記軸受支持部において、
前記複数の溝部それぞれの端部は、前記第2側において互いに連通してつながっている、請求項2記載の給紙装置。
【請求項5】
前記支持部位に設けられる前記複数の溝部は、
少なくとも1つの第1溝と、少なくとも1つの第2溝と、を含み、
前記軸受支持部は、
前記第1溝が配置される第1部位と、
前記第2溝が配置される第2部位と、
を有し、
前記第1部位の前記軸方向における第1位置は、前記第2部位の前記軸方向における第2位置よりも前記第1側である、
請求項2記載の給紙装置。
【請求項6】
前記軸受支持部は、
前記第1部位と第2部位との間を接続するように延びる接続斜面を備える、請求項5記載の給紙装置。
【請求項7】
前記軸受支持部は、
互いに隣接する前記第1溝と前記第2溝との間に介在配置される仕切部材をさらに有し、
前記第1側から前記第2側へ向かって、対応する前記第1溝及び前記第2溝の溝幅が広がるように傾斜した形状を備えている、請求項5記載の給紙装置。
【請求項8】
前記シートを送り出すピックアップローラと、
前記分離ローラ及び前記ピックアップローラを揺動可能に支持する揺動支持部と、
前記分離ローラよりも前記軸方向の一方側に配置された支点を中心に揺動可能に構成され、前記軸方向の他方側の先端が前記分離ローラと前記支持部の間まで延設され、前記揺動支持部と係合して前記ピックアップローラを前記シートに圧接離間させる給紙アームと、さらに備え、
前記揺動支持部は、
前記給紙アームと係合する突起を備え、
前記給紙アームは、
前記突起と係合する凹部を備え、前記凹部から前記他方側の先端まで前記シートのシート面から徐々に離れる先細りの形状を備えている、
請求項1乃至請求項7のいずれか1項記載の給紙装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを一枚ずつに分離する分離ローラを備えた給紙装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載のように、ピックアップローラを支持する支持部材を分離ローラを中心として揺動させることで、シートとピックアップローラとを圧接離間させるローラ装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-40327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術では、分離ローラはピックアップローラと共に支持部材ごと本体フレームから取り外されて交換される。支持部材には本体フレームからの駆動アームと係合する突起が設けられており、取り外しの際は、まず駆動アームと支持部材との突起との係合を外した後に、分離ローラの軸受部を本体フレームから外す手順になっている。
【0005】
一方、取り付け時には上記の逆で、まず分離ローラの軸受部が支持部材に組み付けられる。その際、軸受部が分離ローラと連れ回りすると、支持部材との摺動により異音や摩耗が発生する可能性があるため、上記連れ回りを防止する必要がある。そのため、支持部材に対して軸受部が回転しないように回転止めのリブが軸受部に設けられており、組み付け時にはその軸受部のリブと本体フレーム側の溝との位置合わせを行う必要がある。
しかしながら、本体フレーム側の溝は組み付け時に外部から視認できない位置に設けられているため、組み付けに時間がかかることがある。その結果、ユーザやサービスマンの組み付け作業時間が長くなり、結果的に正常稼働状態に復帰するのに時間がかかるという課題があった。
【0006】
本発明の目的は、分離ローラの組付け作業時間が長くなることを防止できる給紙装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本願発明は、着脱可能なシートトレイから供給されたシートを一枚ずつに分離する分離ローラと、前記分離ローラの回転軸を回転可能に支持する軸受部と、前記軸受部を支持する軸受支持部を備えた支持部と、を有し、前記軸受部は、前記回転軸方向に延びる1つのリブを備え、前記軸受支持部は、前記軸受部の前記1つのリブと選択的にそれぞれ係合可能に構成され、かつ前記回転軸の軸方向に沿ってそれぞれ延びる、複数の溝部と、を備え、前記軸受部が前記支持部に支持された状態で、前記複数の溝部のそれぞれは、前記軸受部の回転軸心よりも上方で前記軸受部を支持する部位と、前記軸受部の回転軸心よりも下方、かつ前記軸受部の最下部よりも上方で前記軸受部のシートトレイ装着方向の下流側を支持する部位と、からなる支持部位に設けられている。
【0008】
本願発明においては、分離ローラの回転軸を支持する軸受部に1つのリブが設けられるのに対し、軸受部を支持する軸受支持部には複数の溝部が設けられている。分離ローラを組み付けるために軸受部を軸受支持部へと装着する際には、軸受部のリブを軸受支持部の複数の溝部のうち任意のいずれか1つに挿入して係合させれば足りる。そのため、溝部が1つしかない構造に比べ、比較的容易かつ迅速に係合させることができ、分離ローラの組み付け作業時間が長くなることを防止できる。
その際、各溝部が、軸受部の回転軸心よりも上方で軸受部を支持する部位と、軸受部の回転軸心よりも下方、かつ軸受部の最下部よりも上方で軸受部のシートトレイ装着方向の下流側を支持する部位と、からなる支持部位に限定して配置されることで、どの溝部に軸受部のリブが係合されたとしても、給紙カセット装着時に、給紙カセットに載置されたシートが通過する側にはリブが出現しないようにし、シート詰まりの発生を防止できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、分離ローラの組付け作業時間が長くなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態によるレーザプリンタの全体概略構成を表す側断面図である。
分離ローラ及びピックアップローラ付近の構造を表す斜視図である。
分離ローラ及びピックアップローラ付近の構造を表す図2と反対側(図2中A側)から見た斜視図である。
下側筐体を前側から見た正面図である。
図4中の主に給紙アーム付近の構造を表す断面図である。
給紙アームが下降した状態を表す断面図である。
図2に示す構造からローラ用筐体を外した状態を表す斜視図である。
図7中の軸受支持部付近の詳細構造を表す拡大斜視図である。
図8に示す構造を異なる角度から見た拡大斜視図である。
図7中のB-B断面による断面図である。
図10中のC-C断面による断面図である。
図10中のD-D断面による断面図である。
図7に示す構造にローラ用筐体を戻した状態におけるE-E断面による断面図である。
図13に示す構造において軸受支持部付近の詳細構造を表す拡大側面図である。
図14に示す構造において軸受部を外した状態を表す拡大斜視図である。
図15に示す構造を異なる角度から見た拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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