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公開番号
2025137689
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025122234,2022051673
出願日
2025-07-22,2022-03-28
発明の名称
サポートプログラム
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
主分類
G06F
3/12 20060101AFI20250911BHJP(計算;計数)
要約
【課題】OS標準の汎用印刷プログラムからクラウドプリントシステムを経由してプリンタに印刷を行わせる場合に、シンプルな処理手順で、画質の劣化を抑制すること。
【解決手段】PC1は、補助プログラム42によって、仮想プリンタ5を印刷ジョブの送信先とする場合に、PDFについて中間データを生成しないファイル形式として登録するパススルー登録を実行することが可能である。仮想プリンタ5に印刷を行わせる印刷指示が情報アプリ43から出力された場合、補助プログラム42は、汎用印刷プログラム41から中間データが渡された場合には、渡された中間データに基づいて印刷データを生成し、生成された印刷データを含む印刷ジョブを仮想プリンタ5に送信する。一方、補助プログラム42は、汎用印刷プログラム41からPDFの画像データが渡された場合には、渡されたPDFの画像データを含む印刷ジョブを仮想プリンタ5に送信する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置のオペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムであって、前記情報処理装置は、ネットワーク上のサーバに設けられた仮想プリンタと接続可能であり、前記サーバは、前記仮想プリンタに対して送信された印刷ジョブを受信して記憶することが可能であり、さらに前記サーバは、記憶されている前記印刷ジョブを、前記サーバに接続されるプリンタからの要求に基づいて前記プリンタに送信することが可能であり、
前記コンピュータに、
前記仮想プリンタを印刷ジョブの送信先とする場合、所定のファイル形式について中間データを生成しないファイル形式として前記汎用印刷プログラムに登録する登録処理を実行させ、
さらに前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記仮想プリンタに行わせる前記印刷指示があったことによって、前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、
前記汎用印刷プログラムから前記中間データが渡された場合、渡された前記中間データに基づいて印刷データを生成し、生成された前記印刷データを含む印刷ジョブを前記仮想プリンタに送信するための処理を実行させ、
前記汎用印刷プログラムから前記所定のファイル形式の画像データが渡された場合、渡された前記画像データを含む印刷ジョブを前記仮想プリンタに送信するための処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムにおいて、
前記登録処理では、
PDFを前記所定のファイル形式とし、PDFについて中間データを生成しないファイル形式として前記汎用印刷プログラムに登録する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記仮想プリンタが選択されたことによって前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、前記登録処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれている前記アプリケーションプログラムから出力された前記印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記仮想プリンタに行わせる前記印刷指示があったことによって、前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、前記登録処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記登録処理を実行するか否かを設定する設定処理を実行させ、
さらに前記コンピュータに、
前記設定処理にて前記登録処理を実行することが設定されていない場合、前記登録処理の実行を制限する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記仮想プリンタの能力を示す能力情報を取得する取得処理を実行させ、前記能力情報の送信要求を受信した前記仮想プリンタは、接続されているプリンタに前記所定のファイル形式に対応するプリンタがある場合、前記所定のファイル形式に対応可能であることを示す対応可情報を前記能力情報に含めて応答し、接続されているプリンタに前記所定のファイル形式に対応するプリンタがない場合、前記対応可情報を前記能力情報に含めずに応答し、
さらに前記コンピュータに、
前記取得処理にて取得された前記能力情報に前記対応可情報が含まれる場合、前記登録処理を実行させ、
前記取得処理にて取得された前記能力情報に前記対応可情報が含まれない場合、前記登録処理を実行させない、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記仮想プリンタの能力を示す能力情報を取得する取得処理を実行させ、前記能力情報の送信要求を受信した前記仮想プリンタは、接続されているプリンタで対応可能なファイル形式を示す形式情報を前記能力情報に含めて応答し、
さらに前記コンピュータに、
前記取得処理にて取得された前記能力情報に含まれる前記形式情報に示されるファイル形式を前記所定のファイル形式として、前記登録処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するサポートプログラムにおいて、
印刷ジョブを前記仮想プリンタに送信するための前記処理では、
送信対象の前記印刷ジョブに印刷設定を示す情報が付与される、
ように構成されるサポートプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、プリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)に標準に組み込まれている汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。
この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0003】
また、OS標準の汎用印刷プログラムにサポートプログラムを関連付け、汎用印刷プログラムとサポートプログラムとの連携によって印刷を実現する構成が知られている。例えば特許文献1には、汎用印刷プログラムが印刷対象の画像データに基づいてXPS形式の中間データを生成し、サポートプログラムがその中間データに基づいてPDL形式の印刷データを生成し、その印刷データが汎用印刷プログラムによってプリンタに送信される構成、あるいはサポートプログラムがその中間データを編集した後、汎用印刷プログラムがその編集後の中間データに基づいてRWGrasterまたはPDF形式の印刷データを生成し、その印刷データをプリンタに送信する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-056755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インターネット上のクラウドサーバを仮想プリンタに見立て、OS標準の汎用印刷プログラムからその仮想プリンタに印刷ジョブを投入し、クラウドサーバに接続されたプリンタがその印刷ジョブを取り込んで印刷を実行する、いわゆるクラウドプリントシステムに関する技術がある。このクラウドプリントシステムにおいて、例えばプリンタがPDFに対応可能なモデルである場合、クラウドサーバにはPDFのデータを投入すればよい。しかしながら、汎用印刷プログラムを経由する印刷では、前述したように印刷対象の画像データに基づいて中間データが生成され、さらにその中間データに基づいて印刷データが生成される。そのため、印刷対象の画像データがPDFのデータであった場合、プリンタが画像データに対応できるにもかかわらず、PDF→中間データ→印刷データといったファイル形式の変換が行われることから、処理が冗長である。また、ファイル形式を変換する際に画質が劣化する可能性があり、ファイル形式の変換の機会は少ない方が好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置のオペレーティングシステムにあらかじめ組み込まれた汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムであって、前記情報処理装置は、ネットワーク上のサーバに設けられた仮想プリンタと接続可能であり、前記サーバは、前記仮想プリンタに対して送信された印刷ジョブを受信して記憶することが可能であり、さらに前記サーバは、記憶されている前記印刷ジョブを、前記サーバに接続されるプリンタからの要求に基づいて前記プリンタに送信することが可能であり、前記コンピュータに、前記仮想プリンタを印刷ジョブの送信先とする場合、所定のファイル形式について中間データを生成しないファイル形式として前記汎用印刷プログラムに登録する登録処理を実行させ、さらに前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記仮想プリンタに行わせる前記印刷指示があったことによって、前記汎用印刷プログラムから処理が要求された場合に、前記汎用印刷プログラムから前記中間データが渡された場合、渡された前記中間データに基づいて印刷データを生成し、生成された前記印刷データを含む印刷ジョブを前記仮想プリンタに送信するための処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムから前記所定のファイル形式の画像データが渡された場合、渡された前記画像データを含む印刷ジョブを前記仮想プリンタに送信するための処理を実行させる、ように構成される。
【0007】
印刷指示があった場合、通常、汎用印刷プログラムによって印刷対象の画像データから中間データが生成され、生成された中間データがサポートプログラムに渡されるが、所定のファイル形式について中間データを生成しないファイル形式として汎用印刷プログラムに登録されていると、所定のファイル形式のデータが印刷対象の画像データであった場合に、汎用印刷プログラムからその画像データがそのままサポートプログラムに渡される。
そこで、サポートプログラムは、仮想プリンタを印刷ジョブの送信先とする場合に、上記の登録を行う。これにより、仮想プリンタに印刷ジョブを投入する際、サポートプログラムは所定のファイル形式の画像データを含む印刷ジョブを仮想プリンタに送信することになる。その結果として、仮想プリンタに接続されるプリンタは、所定のファイル形式の画像データを仮想プリンタから取り込んで印刷できる。この手順によれば、印刷対象の画像データが中間データに変換されることなく仮想プリンタに渡されることになるため、処理の無駄がなくなり、画質の劣化も抑制される。
【0008】
上記サポートプログラムの機能を実現するための装置、制御方法、および当該サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムからクラウドプリントシステムを経由してプリンタに印刷を行わせる場合に、シンプルな処理手順で、画質の劣化を抑制する技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
印刷システムの概略構成図である。
印刷が選択された場合の手順の例を示すシーケンス図である。
印刷指示を受け付けた場合の手順の例を示すシーケンス図である。
設定処理の手順説明するフローチャートである。
印刷が選択された場合の手順の例を示すシーケンス図である。
印刷が選択された場合の手順の例を示すシーケンス図である。
印刷指示を受け付けた場合の手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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