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公開番号2025137742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025123409,2024173355
出願日2025-07-23,2015-03-27
発明の名称通信機器
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H04W 76/15 20180101AFI20250911BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 第2の通信方式に従った無線通信が実行された後に、適切な状況で、第1の通信方式に従った無線接続が確立され得る技術を開示すること。
【解決手段】 プリンタPRは、BT通信を実行して、携帯端末PT1から距離情報を受信する場合に、距離情報内のBTデバイス名「N1」を格納済みであると判断する(T116A)。この場合、プリンタPRは、BT通信を実行して、ネットワーク情報を携帯端末PT1に送信し(T119)、携帯端末PT1とのWi-Fi接続を確立する(T132)。一方、プリンタPRは、BT通信を実行して、携帯端末PT2から距離情報を受信する場合に、距離情報内のBTデバイス名「N2」を格納済みでないと判断する(T216A)。この場合、プリンタPRは、ネットワーク情報を携帯端末PT2に送信せず、携帯端末PT2とのWi-Fi接続を確立しない。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
第1の通信機器であって、
第1の通信方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、
前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、
前記第1の通信機器と第2の通信機器との間の距離が所定距離未満である状態で、前記第2のインターフェースを介して、第1の無線ネットワークに関係する第1のネットワーク関係情報を前記第2の通信機器に送信する第1のネットワーク関係情報送信部であって、前記第1の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークである、前記第1のネットワーク関係情報送信部と、
前記第1のネットワーク関係情報を受信した前記第2の通信機器から、前記第1のインターフェースを介して、第1の無線接続要求を受信する第1の接続要求受信部と、
前記第2の通信機器から前記第1の無線接続要求を受信することに応じて、前記第1のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第1の無線接続を前記第2の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第1の無線ネットワークを形成する第1の確立部と、
前記第2の通信機器から、前記第2の通信機器を識別するための第2の機器識別情報を受信する機器識別情報受信部と、
前記第2の機器識別情報を前記第1の通信機器のメモリに格納させる格納制御部と、
前記第2の機器識別情報が前記メモリに格納された後に、第3の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第3の通信機器を識別するための第3の機器識別情報を含む特定情報を受信する特定情報受信部と、
前記特定情報内の前記第3の機器識別情報が前記メモリ内の前記第2の機器識別情報に一致するのか否かを判断する識別情報判断部と、
前記第3の機器識別情報が前記第2の機器識別情報に一致すると判断される場合に、前記第2のインターフェースを介して、第2の無線ネットワークに関係する第2のネットワーク関係情報を前記第3の通信機器に一致する前記第2の通信機器に送信し、前記第3の機器識別情報が前記第2の機器識別情報に一致しないと判断される場合に、前記第2のネットワーク関係情報を前記第3の通信機器に送信しない第2のネットワーク関係情報送信部であって、前記第2の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークであり、前記第2のネットワーク関係情報は、前記第1のネットワーク関係情報とは異なる、前記第2のネットワーク関係情報送信部と、
前記第2のネットワーク関係情報を受信した前記第2の通信機器から、前記第1のインターフェースを介して、第2の無線接続要求を受信する第2の接続要求受信部と、
前記第2の通信機器から前記第2の無線接続要求を受信することに応じて、前記第2のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第2の無線接続を前記第2の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第2の無線ネットワークを形成する第2の確立部と、
を備える第1の通信機器。
続きを表示(約 4,000 文字)【請求項2】
前記第1の通信機器は、さらに、
前記第2の通信方式の論理リンクを確立するための最上位層の通信を実行せずに、前記最上位層よりも下位である下位層の通信を実行して、前記第2のインターフェースを介して、所定信号を送信することを繰り返す所定信号送信部を備え、
前記特定情報受信部は、前記所定信号を受信した前記第3の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記特定情報を受信する、請求項1に記載の第1の通信機器。
【請求項3】
前記第1の通信機器は、さらに、
前記第2の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の距離に関係する第1の距離情報を受信する距離情報受信部を備え、
前記第1のネットワーク関係情報送信部は、
前記第1の距離情報が、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の距離が前記所定距離未満であることを示す場合に、前記第2のインターフェースを介して、前記第1のネットワーク関係情報を前記第2の通信機器に送信し、
前記第1の距離情報が、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の距離が前記所定距離より大きいことを示す場合に、前記第1のネットワーク関係情報を前記第2の通信機器に送信せず、
前記特定情報受信部は、前記第3の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第1の通信機器と前記第3の通信機器との間の距離に関係する第2の距離情報である前記特定情報を受信する、請求項1又は請求項2に記載の第1の通信機器。
【請求項4】
前記距離情報受信部は、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間に確立される前記第2の通信方式の論理リンクを利用して、前記第2の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第1の距離情報を受信し、
前記特定情報受信部は、前記第1の通信機器と前記第3の通信機器との間に確立される前記第2の通信方式の論理リンクを利用して、前記第3の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第2の距離情報である前記特定情報を受信する、請求項3に記載の第1の通信機器。
【請求項5】
前記機器識別情報受信部は、前記第2の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第2の機器識別情報を受信する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の第1の通信機器。
【請求項6】
前記第2のインターフェースは、
前記第2の通信方式のうちの第1種の通信方式に従った無線通信を実行するための第1種のインターフェースと、
前記第2の通信方式のうちの第2種の通信方式であって、前記第1種の通信方式とは異なる前記第2種の通信方式に従った無線通信を実行するための第2種のインターフェースであって、前記第2種のインターフェースを介した無線通信を実行可能な距離は、前記第1種のインターフェースを介した無線通信を実行可能な距離よりも小さい、前記第2種のインターフェースと、を備え、
前記第1のネットワーク関係情報送信部は、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の距離が前記所定距離未満である状態で、前記第2種のインターフェースを介して、前記第1のネットワーク関係情報を前記第2の通信機器に送信し、
前記特定情報受信部は、前記第1の通信機器と前記第3の通信機器との間の距離が前記所定距離より大きい状態で、前記第3の通信機器から、前記第1種のインターフェースを介して、前記特定情報を受信し、
前記第2のネットワーク関係情報送信部は、前記第3の機器識別情報が前記第2の機器識別情報に一致すると判断される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、前記第2のネットワーク関係情報を前記第3の通信機器に一致する前記第2の通信機器に送信する、請求項1又は請求項2に記載の第1の通信機器。
【請求項7】
前記機器識別情報受信部は、前記第1の無線ネットワークを利用して、前記第2の通信機器から、前記第1のインターフェースを介して、前記第2の機器識別情報を受信する、請求項6に記載の第1の通信機器。
【請求項8】
前記特定情報受信部は、前記第3の通信機器から、前記第1種のインターフェースを介して、ネットワーク関係情報を要求するための所定要求である前記特定情報を受信し、
前記第2のネットワーク関係情報送信部は、前記第3の機器識別情報が前記第2の機器識別情報に一致すると判断される場合に、前記第1種のインターフェースを介して、前記所定要求に対する応答であって、前記第2のネットワーク関係情報を含む前記応答を、前記第3の通信機器に一致する前記第2の通信機器に送信する、請求項6又は請求項7に記載の第1の通信機器。
【請求項9】
前記特定情報受信部は、前記第1種の通信方式の論理リンクを確立するための最上位層の通信を実行せずに、前記最上位層よりも下位である下位層の通信を実行して、前記第3の通信機器から、前記第1種のインターフェースを介して、前記所定要求である前記特定情報を受信し、
前記第2のネットワーク関係情報送信部は、前記第3の機器識別情報が前記第2の機器識別情報に一致すると判断される場合に、前記最上位層の通信を実行せずに、前記下位層の通信を実行して、前記第1種のインターフェースを介して、前記応答を前記第3の通信機器に一致する前記第2の通信機器に送信する、請求項8に記載の第1の通信機器。
【請求項10】
第2の通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
前記第2の通信機器は、
第1の通信方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、
前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、
プロセッサと、を備え、
前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに、以下の各処理、即ち、
第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の距離が所定距離未満である状態で、前記第1の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、第1の無線ネットワークに関係する第1のネットワーク関係情報を受信する第1のネットワーク関係情報受信処理であって、前記第1の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークである、前記第1のネットワーク関係情報受信処理と、
前記第1の通信機器から前記第1のネットワーク関係情報を受信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、第1の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信する第1の接続要求送信処理と、
前記第1の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信することに応じて、前記第1のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第1の無線接続を前記第1の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第1の無線ネットワークを形成する第1の確立処理と、
前記第1の通信機器から、前記第1の通信機器を識別するための第1の機器識別情報を受信する機器識別情報受信処理と、
前記第1の機器識別情報を前記第2の通信機器のメモリに格納させる格納制御処理と、
前記第1の機器識別情報が前記メモリに格納された後に、第3の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第3の通信機器を識別するための第3の機器識別情報を含む第1の所定信号を受信する第1の所定信号受信処理と、
前記第1の所定信号内の前記第3の機器識別情報が前記メモリ内の前記第1の機器識別情報に一致するのか否かを判断する識別情報判断処理と、
前記第3の機器識別情報が前記第1の機器識別情報に一致すると判断される場合に、前記第2のインターフェースを介して、無線ネットワークに関係するネットワーク関係情報を要求するための第1の所定要求を前記第3の通信機器に一致する前記第1の通信機器に送信し、前記第3の機器識別情報が前記第1の機器識別情報に一致しないと判断される場合に、前記第1の所定要求を前記第3の通信機器に送信しない第1の所定要求送信処理と、
前記第1の所定要求を前記第1の通信機器に送信することに応じて、前記第1の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、第2の無線ネットワークに関係する第2のネットワーク関係情報を受信する第2のネットワーク関係情報受信処理であって、前記第2の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークであり、前記第2のネットワーク関係情報は、前記第1のネットワーク関係情報とは異なる、前記第2のネットワーク関係情報受信処理と、
前記第1の通信機器から前記第2のネットワーク関係情報を受信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、第2の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信する第2の接続要求送信処理と、
前記第2の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信することに応じて、前記第2のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第2の無線接続を前記第1の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第2の無線ネットワークを形成する第2の確立処理と、
を実行させる、コンピュータプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書では、複数の通信方式に従った無線通信を実行可能な通信機器を開示する。
続きを表示(約 5,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1端末と外部機器とがWi-Fiに従った無線通信を実行するための技術が開示されている。第1端末は、第1端末自身が接続されているAP(Access Pointの略)に関する情報(即ち、MACアドレス、SSID、チャネル番号、保安キー等)を、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energyの略)を介して、外部機器に送信する。この場合、外部機器は、Wi-Fiモジュールを活性化し、当該情報を利用してAPに接続する。これにより、第1端末と外部機器とがWi-Fiに従った無線通信を実行することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-53007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、外部機器がAPに接続されることをユーザが望んでいない状況であっても、APに関する情報がBLEを介して第1端末から外部機器に送信されると、外部機器がAPに接続されてしまう。
【0005】
本明細書では、第1の通信機器と第2の通信機器との間において、第2の通信方式に従った無線通信が実行された後に、適切な状況で、第1の通信方式に従った無線接続が確立され得る技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書によって開示される第1の通信機器は、第1の通信方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、前記第1の通信機器と第2の通信機器との間の距離が所定距離未満である状態で、前記第2のインターフェースを介して、第1の無線ネットワークに関係する第1のネットワーク関係情報を前記第2の通信機器に送信する第1のネットワーク関係情報送信部であって、前記第1の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークである、前記第1のネットワーク関係情報送信部と、前記第1のネットワーク関係情報を受信した前記第2の通信機器から、前記第1のインターフェースを介して、第1の無線接続要求を受信する第1の接続要求受信部と、前記第2の通信機器から前記第1の無線接続要求を受信することに応じて、前記第1のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第1の無線接続を前記第2の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第1の無線ネットワークを形成する第1の確立部と、前記第2の通信機器から、前記第2の通信機器を識別するための第2の機器識別情報を受信する機器識別情報受信部と、前記第2の機器識別情報を前記第1の通信機器のメモリに格納させる格納制御部と、前記第2の機器識別情報が前記メモリに格納された後に、第3の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第3の通信機器を識別するための第3の機器識別情報を含む特定情報を受信する特定情報受信部と、前記特定情報内の前記第3の機器識別情報が前記メモリ内の前記第2の機器識別情報に一致するのか否かを判断する識別情報判断部と、前記第3の機器識別情報が前記第2の機器識別情報に一致すると判断される場合に、前記第2のインターフェースを介して、第2の無線ネットワークに関係する第2のネットワーク関係情報を前記第3の通信機器に一致する前記第2の通信機器に送信し、前記第3の機器識別情報が前記第2の機器識別情報に一致しないと判断される場合に、前記第2のネットワーク関係情報を前記第3の通信機器に送信しない第2のネットワーク関係情報送信部であって、前記第2の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークであり、前記第2のネットワーク関係情報は、前記第1のネットワーク関係情報とは異なる、前記第2のネットワーク関係情報送信部と、前記第2のネットワーク関係情報を受信した前記第2の通信機器から、前記第1のインターフェースを介して、第2の無線接続要求を受信する第2の接続要求受信部と、前記第2の通信機器から前記第2の無線接続要求を受信することに応じて、前記第2のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第2の無線接続を前記第2の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第2の無線ネットワークを形成する第2の確立部と、を備える。
【0007】
上記の構成によると、第1の通信機器は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の距離が所定距離未満である状態、即ち、ユーザが第1の通信方式に従った無線接続が確立されることを望んでいる可能性が高い状態において、第2のインターフェースを介して第1のネットワーク関係情報を第2の通信機器に送信する。これにより、第1の通信機器は、第1の通信方式に従った第1の無線接続を第2の通信機器と確立して、第1の無線ネットワークを形成することができる。そして、第1の通信機器は、第2の通信機器から第2の機器識別情報を受信してメモリに格納させる。その後、第1の通信機器は、第3の通信機器から第2のインターフェースを介して特定情報を受信する場合に、特定情報内の第3の機器識別情報がメモリ内の第2の機器識別情報に一致するのか否かを判断する。第3の機器識別情報が第2の機器識別情報に一致するということは、第3の通信機器が、第1の通信方式に従った第1の無線接続が過去に確立された第2の通信機器に一致することを意味する。従って、第3の機器識別情報が第2の機器識別情報に一致する場合には、ユーザが第1の通信方式に従った無線接続が再び確立されることを望んでいる可能性が高い。一方、第3の機器識別情報が第2の機器識別情報に一致しない場合には、ユーザが第1の通信方式に従った無線接続が確立されることを望んでいる可能性が低い。従って、第1の通信機器は、第3の機器識別情報が第2の機器識別情報に一致しないと判断する場合には、第2のネットワーク関係情報を第3の通信機器に送信せず、この結果、第1の通信方式に従った無線接続を第3の通信機器と確立しない。そして、第1の通信機器は、第3の機器識別情報が第2の機器識別情報に一致すると判断する場合には、第2のインターフェースを介して第2のネットワーク関係情報を第3の通信機器に一致する第2の通信機器に送信する。これにより、第1の通信機器は、第1の通信方式に従った第2の無線接続を第2の通信機器と確立して、第2の無線ネットワークを形成することができる。このように、第1の通信機器は、第2の通信方式に従った無線通信を実行した後に、適切な状況で、第1の通信方式に従った無線接続を確立し得る。
【0008】
上記の第1の通信機器を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。
【0009】
本明細書では、第2の通信機器のためのコンピュータプログラムも開示する。前記第2の通信機器は、第1の通信方式に従った無線通信を実行するための第1のインターフェースと、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式に従った無線通信を実行するための第2のインターフェースと、プロセッサと、を備える。前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサに、以下の各処理、即ち、第1の通信機器と前記第2の通信機器との間の距離が所定距離未満である状態で、前記第1の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、第1の無線ネットワークに関係する第1のネットワーク関係情報を受信する第1のネットワーク関係情報受信処理であって、前記第1の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークである、前記第1のネットワーク関係情報受信処理と、前記第1の通信機器から前記第1のネットワーク関係情報を受信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、第1の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信する第1の接続要求送信処理と、前記第1の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信することに応じて、前記第1のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第1の無線接続を前記第1の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第1の無線ネットワークを形成する第1の確立処理と、前記第1の通信機器から、前記第1の通信機器を識別するための第1の機器識別情報を受信する機器識別情報受信処理と、前記第1の機器識別情報を前記第2の通信機器のメモリに格納させる格納制御処理と、前記第1の機器識別情報が前記メモリに格納された後に、第3の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、前記第3の通信機器を識別するための第3の機器識別情報を含む第1の所定信号を受信する第1の所定信号受信処理と、前記第1の所定信号内の前記第3の機器識別情報が前記メモリ内の前記第1の機器識別情報に一致するのか否かを判断する識別情報判断処理と、前記第3の機器識別情報が前記第1の機器識別情報に一致すると判断される場合に、前記第2のインターフェースを介して、無線ネットワークに関係するネットワーク関係情報を要求するための第1の所定要求を前記第3の通信機器に一致する前記第1の通信機器に送信し、前記第3の機器識別情報が前記第1の機器識別情報に一致しないと判断される場合に、前記第1の所定要求を前記第3の通信機器に送信しない第1の所定要求送信処理と、前記第1の所定要求を前記第1の通信機器に送信することに応じて、前記第1の通信機器から、前記第2のインターフェースを介して、第2の無線ネットワークに関係する第2のネットワーク関係情報を受信する第2のネットワーク関係情報受信処理であって、前記第2の無線ネットワークは、前記第1のインターフェースを介した無線通信を実行するためのネットワークであり、前記第2のネットワーク関係情報は、前記第1のネットワーク関係情報とは異なる、前記第2のネットワーク関係情報受信処理と、前記第1の通信機器から前記第2のネットワーク関係情報を受信することに応じて、前記第1のインターフェースを介して、第2の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信する第2の接続要求送信処理と、前記第2の無線接続要求を前記第1の通信機器に送信することに応じて、前記第2のネットワーク関係情報を利用して、前記第1のインターフェースを介した第2の無線接続を前記第1の通信機器と確立して、前記第1の通信機器と前記第2の通信機器との双方が所属する前記第2の無線ネットワークを形成する第2の確立処理と、を実行させる。
【0010】
上記のコンピュータプログラムは、以下の第2の通信機器を実現することができる。即ち、第2の通信機器は、第1の通信機器と第2の通信機器との間の距離が所定距離未満である状態、即ち、ユーザが第1の通信方式に従った無線接続が確立されることを望んでいる可能性が高い状態において、第1の通信機器から第2のインターフェースを介して第1のネットワーク関係情報を受信する。これにより、第2の通信機器は、第1の通信方式に従った第1の無線接続を第1の通信機器と確立して、第1の無線ネットワークを形成することができる。そして、第2の通信機器は、第1の通信機器から第1の機器識別情報を受信してメモリに格納させる。その後、第2の通信機器は、第3の通信機器から第2のインターフェースを介して第1の所定信号を受信する場合に、第1の所定信号内の第3の機器識別情報がメモリ内の第1の機器識別情報に一致するのか否かを判断する。第3の機器識別情報が第1の機器識別情報に一致するということは、第3の通信機器が、第1の通信方式に従った第1の無線接続が過去に確立された第1の通信機器に一致することを意味する。従って、ユーザが第1の通信方式に従った無線接続が再び確立されることを望んでいる可能性が高い。一方、第3の機器識別情報が第1の機器識別情報に一致しない場合には、ユーザが第1の通信方式に従った無線接続が確立されることを望んでいる可能性が低い。従って、第2の通信機器は、第3の機器識別情報が第1の機器識別情報に一致しないと判断する場合には、第1の所定要求を第3の通信機器に送信せず、この結果、第1の通信方式に従った無線接続を第3の通信機器と確立しない。そして、第2の通信機器は、第3の機器識別情報が第1の機器識別情報に一致すると判断する場合には、第2のインターフェースを介して第1の所定要求を第3の通信機器に一致する第1の通信機器に送信する。これにより、第2の通信機器は、第1の通信機器から第2のインターフェースを介して第2のネットワーク関係情報を受信し、第1の通信方式に従った第2の無線接続を第1の通信機器と確立して、第2の無線ネットワークを形成することができる。このように、第2の通信機器は、第2の通信方式に従った無線通信を実行した後に、適切な状況で、第1の通信方式に従った無線接続を確立し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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