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公開番号
2025133928
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025116831,2023135915
出願日
2025-07-10,2019-03-31
発明の名称
カセット
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
15/04 20060101AFI20250904BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】被印刷層と剥離層とを備える被印刷媒体を円滑に搬送することができるカセットを提供する。
【解決手段】印刷テープ22が、ケース19に備えられた搬送経路HKによって、印刷テープロール26からヘッド空間11まで、巻き方向Dに搬送されるので、従来のように印刷テープ22の搬送中に印刷テープ22の内側と外側とが反転させられて剥離テープ22cが被印刷テープ22aから浮いてしまうことがなくなる。これによって、被印刷テープ22aと剥離テープ22cとを備える印刷テープ22を円滑に搬送することができる。
【選択図】図18
特許請求の範囲
【請求項1】
第一層と第二層とを備え、前記第一層にヘッド空間を有する筐体と、
前記第二層に設けられ、被印刷媒体が回転中心周りの巻き方向に巻き回されたロールと、を備え、
前記被印刷媒体は、被印刷層と剥離層とを備え、前記被印刷媒体の前記巻き方向の内側に前記被印刷層が位置し、前記被印刷媒体の前記巻き方向の外側に前記剥離層が位置するように、前記筐体に設けられ、
前記筐体は、前記被印刷媒体を搬送する搬送経路を備えており、
前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記ロールから前記ヘッド空間まで、前記筐体内の前記第一層と前記第二層との境界に形成された開口を通り、前記巻き方向に搬送されるように構成されている
ことを特徴とするカセット。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記開口は、前記第一層から前記第二層へ向かう第一方向と前記ヘッド空間において前記被印刷媒体が搬送される第二方向とに直交する第三方向において、前記ヘッド空間とは反対に位置することを特徴とする
請求項1に記載のカセット。
【請求項3】
前記筐体は、4つの角部を有する直方体形状であり、
前記搬送経路は、前記筐体の前記4つの角部のうちの少なくとも3つの角部を経由し、前記ヘッド空間に至ることを特徴とする
請求項1または2に記載のカセット。
【請求項4】
前記3つの角部は、第一角部、第二角部、及び第三角部を備え、
前記第一角部は、前記第二層に位置し、
前記第二角部は、前記第二角部の一部が前記第一層と前記第二層とのいずれか一方に位置し、
前記第三角部は、前記第一層に位置しており、
前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記第一角部と前記第二角部との間を、前記ロールに巻き回された前記被印刷媒体に対して傾斜した状態で架け渡されるように構成され、
前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記第二角部と前記第三角部との間を、前記ロールに巻き回された前記被印刷媒体に対して、傾斜した状態で架け渡されるように構成され、
前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記第三角部と前記ヘッド空間との間を、前記ロールに巻き回された前記被印刷媒体に対して水平に架け渡されるように構成され、
前記搬送経路は、前記第一角部、前記第二角部、及び前記第三角部の順に前記被印刷媒体が搬送されることにより、前記被印刷媒体が前記第二層から前記第一層へ移動して前記ヘッド空間に至るように構成されていることを特徴とする
請求項3に記載のカセット。
【請求項5】
前記筐体は、前記第二層に位置する第四角部を更に備え、
前記開口の前記被印刷媒体の搬送方向における上流端は、前記第四角部に位置し、
前記筐体は、前記第一層に被印刷媒体出口を備え、前記被印刷媒体出口は、前記第二層から前記第一層へ向かう方向において、前記第四角部と重なり、
前記搬送経路は、前記第四角部、前記第一角部、前記第二角部、及び前記第三角部の順に前記被印刷媒体が搬送されることにより、前記被印刷媒体が前記第二層から前記第一層へ移動して前記ヘッド空間に至った後、前記被印刷媒体出口に至るように構成されていることを特徴とする
請求項4に記載のカセット。
【請求項6】
前記筐体は、下ケースと前記下ケースに連結される上ケースとを備え、
前記下ケースは、その上部に第一開口部を備え、
前記上ケースは、その下部に第二開口部を備え、
前記開口は、前記第一開口部と前記第二開口部とが、前記上部と前記下部とで連結される箇所である境界において連結されることで構成されることを特徴とする
請求項1から5のいずれか1に記載のカセット。
【請求項7】
前記第一層にインクリボンを更に備えることを特徴とする
請求項1から6のいずれか1に記載のカセット。
【請求項8】
前記インクリボンの供給スプールを更に備え、
前記供給スプールの供給軸は、前記ロールの投影面積に位置することを特徴とする
請求項7に記載のカセット。
【請求項9】
前記インクリボンの供給スプール及び巻取スプールを更に備え、
前記第二層から前記第一層へ向かう方向において、前記開口は、前記ロール、前記供給スプール、および前記巻取スプールのいずれとも重ならないことを特徴とする
請求項7に記載のカセット。
【請求項10】
前記インクリボンの供給スプール及び巻取スプールを更に備え、
前記開口は、前記ロールの前記回転中心周りにて、前記供給スプール及び前記巻取スプールよりも外に位置することを特徴とする
請求項7から9のいずれか1に記載のカセット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷機に着脱可能に装着されるカセットに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、たとえば小型の印刷機に着脱可能に用いられるカセットが知られている。例えば、特許文献1に示すカセットがそれである。なお、特許文献1のカセットでは、カセット本体1内において、インクリボン4の供給リール3がカセット蓋2と仕切り板6との間の第1空間に配置され、インクリボン4の巻取リール7が仕切り板6より下側の第2空間に配置されており、駆動ローラ8が印刷機の駆動手段により回転されると、駆動ローラ8と従動ローラ10とに掛けられた弾性ベルト9が走行し、巻取リール7が回転するようになっている。これによって、インクリボン4は、テンションローラ5によって一定の供給張力が付与された後、第1空間から第2空間へ下方に搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭59-95180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のようなカセットでは、インクリボン4を第1空間から第2空間へ下方に搬送する前に、一度インクリボン4をテンションローラ5でそのテンションローラ5の軸心まわりに約180°反転、すなわち一度インクリボン4をテンションローラ5でインクリボン4の内側と外側とを反転させている。このため、特許文献1のようなインクリボン4を使用するカセットを、例えば被印刷層と剥離層とを備える被印刷媒体を使用するカセットに適用した場合に、被印刷媒体の内側と外側とが反転させられたときに剥離層が被印刷層から浮いてしまい、被印刷媒体を円滑に搬送することができなくなるという問題があった。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、被印刷層と剥離層とを備える被印刷媒体を円滑に搬送することができるカセットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1発明の要旨とするところは、(a)第一層と第二層とを備え、前記第一層にヘッド空間を有する筐体と、(b)前記第二層に設けられ、被印刷媒体が回転中心周りの巻き方向に巻き回されたロールと、を備え、(c)前記被印刷媒体は、被印刷層と剥離層とを備え、前記被印刷媒体の前記巻き方向の内側に前記被印刷層が位置し、前記被印刷媒体の前記巻き方向の外側に前記剥離層が位置するように、前記筐体に設けられ、(d)前記筐体は、前記被印刷媒体を搬送する搬送経路を備えており、(e)前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記ロールから前記ヘッド空間まで、前記筐体内の前記第一層と前記第二層との境界に形成された開口を通り、前記巻き方向に搬送されるように構成されていることにある。
【0007】
第2発明の要旨とするところは、前記開口は、前記第一層から前記第二層へ向かう第一方向と前記ヘッド空間において前記被印刷媒体が搬送される第二方向とに直交する第三方向において、前記ヘッド空間とは反対に位置する。
【0008】
第3発明の要旨とするところは、(a)前記筐体は、4つの角部を有する直方体形状であり、(b)前記搬送経路は、前記筐体の前記4つの角部のうちの少なくとも3つの角部を経由し、前記ヘッド空間に至ることにある。
【0009】
第4発明の要旨とするところは、(a)前記3つの角部は、第一角部、第二角部、及び第三角部を備え、(b)前記第一角部は、前記第二層に位置し、(c)前記第二角部は、前記第二角部の一部が前記第一層と前記第二層とのいずれか一方に位置し、(d)前記第三角部は、前記第一層に位置しており、(e)前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記第一角部と前記第二角部との間を、前記ロールに巻き回された前記被印刷媒体に対して傾斜した状態で架け渡されるように構成され、(f)前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記第二角部と前記第三角部との間を、前記ロールに巻き回された前記被印刷媒体に対して、傾斜した状態で架け渡されるように構成され、(g)前記搬送経路は、前記被印刷媒体が、前記第三角部と前記ヘッド空間との間を、前記ロールに巻き回された前記被印刷媒体に対して水平に架け渡されるように構成され、(h)前記搬送経路は、前記第一角部、前記第二角部、及び前記第三角部の順に前記被印刷媒体が搬送されることにより、前記被印刷媒体が前記第二層から前記第一層へ移動して前記ヘッド空間に至るように構成されていることにある。
【0010】
第5発明の要旨とするところは、(a)前記筐体は、前記第二層に位置する第四角部を更に備え、(b)前記開口の前記被印刷媒体の搬送方向における上流端は、前記第四角部に位置し、(c)前記筐体は、前記第一層に被印刷媒体出口を備え、前記被印刷媒体出口は、前記第二層から前記第一層へ向かう方向において、前記第四角部と重なり、(d)前記搬送経路は、前記第四角部、前記第一角部、前記第二角部、及び前記第三角部の順に前記被印刷媒体が搬送されることにより、前記被印刷媒体が前記第二層から前記第一層へ移動して前記ヘッド空間に至った後、前記被印刷媒体出口に至るように構成されていることにある。
(【0011】以降は省略されています)
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