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公開番号2025132031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029333
出願日2024-02-29
発明の名称サポートプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250903BHJP(計算;計数)
要約【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プレビュー画面の表示が完了するまでの時間を抑制する。
【解決手段】PC1は、OS標準の汎用印刷プログラム41と、プリンタ2に対応する補助プログラム42とが組み込まれている。補助プログラム42は、編集アプリ43から汎用印刷プログラム41に対して印刷対象の画像を印刷する印刷指示があった場合、プレビュー用圧縮条件による圧縮を指定して生成された第1中間データを取得し、プレビュー画面70を表示する。印刷実行時には、補助プログラム42は、印刷用圧縮条件で生成された第2中間データを取得し、第2中間データに基づく印刷データがプリンタ2に送信されるよう処理する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、
プレビュー用圧縮条件による圧縮を、前記汎用印刷プログラムに指示する第1指示処理と、
前記第1指示処理にて指示された前記プレビュー用圧縮条件による圧縮がされた第1中間データを前記汎用印刷プログラムから取得する、第1取得処理と、
前記第1取得処理にて取得された前記第1中間データを用いてプレビュー画面を表示するプレビュー画面表示処理と、
印刷用圧縮条件に従う第2中間データを前記汎用印刷プログラムから取得する、第2取得処理と、
前記第2取得処理にて取得された前記第2中間データから生成された印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理と、
を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
前記印刷用圧縮条件による圧縮を前記汎用印刷プログラムに指示する第2指示処理、
を実行させ、
前記第2取得処理では、前記第2指示処理にて指示された前記印刷用圧縮条件による圧縮がされた、或いは圧縮がされていない前記第2中間データが前記汎用印刷プログラムから取得される、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記プレビュー用圧縮条件の圧縮率は前記印刷用圧縮条件の圧縮率より高い、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項3に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記印刷用圧縮条件には、圧縮するか否かを示す第1条件が含まれ、
前記第2取得処理では、前記第1条件が圧縮することを示していれば、前記汎用印刷プログラムによって圧縮処理された前記第2中間データを取得し、前記第1条件が圧縮しないことを示していれば、圧縮処理されていない前記第2中間データを取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項3に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、
印刷品質の指定を受け付ける印刷品質受付処理を実行させ、
前記印刷用圧縮条件は、前記印刷品質受付処理にて受け付けた前記印刷品質に応じた圧縮条件である、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項3に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記プレビュー用圧縮条件の圧縮率は、前記印刷用圧縮条件の圧縮率にかかわらず一定である、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項3に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記印刷用圧縮条件の圧縮率は一定である、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項1又は2に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記プレビュー画面には継続ボタンが表示され、前記継続ボタンの操作がされたことに応じて前記第2取得処理が実行される、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項1又は2に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記プレビュー画面には継続ボタンが表示され、前記継続ボタンの操作がされる前に前記第2取得処理が実行される、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項9に記載されるサポートプログラムにおいて、
前記継続ボタンの操作がされる前に、前記第2取得処理で取得された前記第2中間データに基づく前記印刷データの生成がさらに実行される、
ように構成されるサポートプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0003】
OS標準の汎用印刷プログラムに関連する技術を開示した文献としては、例えば特許文献1がある。特許文献1には、汎用印刷プログラムをサポートするサポートプログラムがプレビュー画面を表示する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-166350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示される構成では、サポートプログラムが受ける中間データはプレビュー画面表示時か印刷実行時か区別なく行われる。この場合、高精細である必要性のないプレビュー画面表示時に印刷時と同様な中間データを用いる場合、サポートプログラムの処理量が過大となり、サポートプログラムのプレビュー画面表示が完了するまで想定以上の時間を要する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記サポートプログラムは、前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、プレビュー用圧縮条件による圧縮を、前記汎用印刷プログラムに指示する第1指示処理と、前記第1指示処理にて指示された前記プレビュー用圧縮条件による圧縮がされた第1中間データを前記汎用印刷プログラムから取得する、第1取得処理と、前記第1取得処理にて取得された前記第1中間データを用いてプレビュー画面を表示するプレビュー画面表示処理と、印刷用圧縮条件に従う第2中間データを前記汎用印刷プログラムから取得する、第2取得処理と、前記第2取得処理にて取得された前記第2中間データから生成された印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理と、を実行させる、ように構成されている。
【0007】
上記構成を有するサポートプログラムは、プレビュー用圧縮条件による圧縮がされた第1中間データを用いてプレビュー画面を表示し、印刷用圧縮条件による第2中間データから生成された印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせる。このようなサポートプログラムによれば、プレビュー画面の表示においてサポートプログラムの処理がシンプルになり、プレビュー画面の表示が完了するまでの時間を抑制することができる。
【0008】
上記サポートプログラムの機能を実現するための装置、制御方法、および当該サポートプログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プレビュー画面の表示が完了するまでの時間を抑制する技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
PCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷設定手順の例を示すシーケンス図である。
プレビュー画面表示及び印刷の手順の一例を示すシーケンス図である。
プレビュー画面の表示の一例を示すフローチャートである。
プレビュー画面の一例を示すシーケンス図である。
プレビュー画面表示及び印刷の手順の他の一例を示すシーケンス図である。
圧縮率を決定する処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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