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公開番号2025132356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029862
出願日2024-02-29
発明の名称読取装置および複合機
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/10 20060101AFI20250903BHJP(電気通信技術)
要約【課題】読取処理中やエラー状態の報知中など、読取ユニットの使用中にエラーが発生した場合に、エラー報知処理を適切な時期に実行できる、読取装置および複合機を提供する。
【解決手段】読取処理では、読取ユニット18により、透明板14上の読取対象物が読み取られる。エラー報知処理では、読取ユニット18により、複合機1がエラー状態であることを報知するエラー報知動作が行われる。読取不可条件、読取可能条件、リターン可能条件および報知優先条件が予め設定されており、読取ユニット18の使用中、つまり読取処理中またはエラー報知処理中にエラーが発生した場合、それらの条件の成立および不成立によって、エラー報知処理の実行と読取ユニット18の使用の継続とのいずれを優先するかが決定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一方面に読み取り対象物が配置される透明板と、
前記透明板に向けて光を出射する読取ユニットと、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記一方面上に配置される読取対象物を前記読取ユニットに読み取らせる読取処理と、
エラーが発生したことに応じて、前記読取ユニットにエラー報知動作を行わせるエラー報知処理と、
前記読取ユニットの使用中に発生したエラーの発生条件によって、前記読取ユニットの使用を中断して前記エラー報知処理を実行するか、または、前記読取ユニットの使用が終了した後に前記エラー報知処理を実行するかを決定する決定処理と、を実行する、
読取装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記決定処理において、前記読取処理中に発生したエラーの発生条件によって、前記読取処理を中断して前記エラー報知処理を実行するか、または、前記読取処理が終了した後に前記報知処理を実行するかを決定する、
読取装置。
【請求項3】
請求項2に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記読取処理において、前記読取ユニットを読取開始位置から読取終了位置まで前記副走査方向の一方に移動させながら、前記読取対象物を前記読取ユニットに読み取らせる読取動作と、前記読取動作の完了後に、前記読取ユニットを前記読取終了位置から前記副走査方向の他方に移動させて、前記読取ユニットを待機位置に停止させるリターン動作とを行う、
読取装置。
【請求項4】
請求項3に記載の読取装置であって、
前記発生条件は、前記読取処理中に前記読取動作または前記リターン動作を完了できないエラーが発生したという動作不可条件を含み、
前記制御部は、前記決定処理において、前記動作不可条件が成立であれば、前記読取処理を中断して前記エラー報知処理を実行することを決定する、
読取装置。
【請求項5】
請求項4に記載の読取装置であって、
前記動作不可条件は、前記読取動作を完了できないエラーが前記読取動作中に発生したという読取不可条件を含み、
前記制御部は、前記決定処理において、前記読取不可条件が成立であれば、前記読取動作を中断して前記エラー報知処理を実行することを決定する、
読取装置。
【請求項6】
請求項4に記載の読取装置であって、
前記動作不可条件は、前記リターン動作を完了できないエラーが前記リターン動作中に発生したという読取可能条件を含み、
前記制御部は、前記決定処理において、前記読取可能条件が成立であれば、前記リターン動作を中断して前記エラー報知処理を実行することを決定する、
読取装置。
【請求項7】
請求項4に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記決定処理において、前記動作不可条件が不成立であれば、前記リターン動作の完了後に前記エラー報知処理を実行することを決定する、
読取装置。
【請求項8】
請求項3に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記エラー報知処理において、前記エラー報知動作として、前記読取ユニットをエラー報知位置に移動させて停止させる、
読取装置。
【請求項9】
請求項8に記載の読取装置であって、
前記発生条件は、前記エラーの発生時における前記読取処理中の前記読取ユニットの位置であるエラー発生時位置が前記エラー報知位置に対して前記読取ユニットの移動方向の下流側であるという第1位置条件と、前記エラー発生時位置から前記読取終了位置または前記待機位置までの距離である第1距離が前記エラー発生時位置から前記エラー報知位置までの距離である第2距離以下であるという第2位置条件とを含み、
前記制御部は、前記決定処理において、
前記読取動作中に前記エラーが発生し、かつ、前記第1位置条件および前記第2位置条件の少なくとも一方が成立であれば、前記読取動作の完了後に前記リターン動作を中断して前記エラー報知処理を実行することを決定し、
前記リターン動作中に前記エラーが発生し、かつ、前記第1位置条件および前記第2位置条件の少なくとも一方が成立であれば、前記リターン動作の完了後に前記エラー報知処理を実行することを決定する、
読取装置。
【請求項10】
請求項9に記載の読取装置であって、
前記制御部は、前記決定処理において、前記第1位置条件および前記第2位置条件の両方が不成立であれば、前記読取処理を中断して前記エラー報知処理を実行することを決定する、
読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、読取装置および複合機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、読取対象物を光学的に読み取る読取装置が提供されている。
【0003】
読取装置の一例では、透明板の下方に、光源およびイメージセンサを備える読取ユニットが設けられる。イメージセンサは、主走査方向に配列された複数の受光素子を備えている。読取ユニットの光源からの光が透明板上に載置された読取対象物で反射し、その反射光が読取ユニットのイメージセンサに入射すると、各受光素子で光電変換が行われて、読取ユニットによる主走査方向の1ライン分の読み取りが達成される。読取ユニットが主走査方向と直交する副走査方向に移動されつつ、主走査方向の1ラインの読み取りが繰り返されることにより、読取対象物の全体が読み取られて、読取対象物の画像データが生成される。
【0004】
読取装置には、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などの表示器を備えるものと、そのような表示器を備えないものとがある。表示器を備えるものでは、読取装置に正常に動作できないエラーが発生した場合に、エラーが解消されるまで、読取装置がエラー状態である旨を表示器に表示することにより、エラー状態をユーザに報知できる。しかし、表示器を備えないものでは、エラーが発生しても、当然、読取装置がエラー状態である旨を表示器に表示することができない。
【0005】
そこで、表示器を備えない読取装置において、読取装置がエラー状態であるときに、読取ユニットが特定の位置に移動されて、その位置に読取ユニットが停止した状態で光源が点灯されることにより、エラー状態をユーザに報知する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-32218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、従来の技術では、読取ユニットにより読取対象物を読み取る読取処理中に、エラーが発生した場合、エラー状態を報知するエラー報知処理をいかなる時期に実行するか不明である。また、エラー状態の報知中に別のエラーが新たに発生した場合、その新たに発生したエラーに対するエラー報知処理をいかなる時期に実行するかも不明である。
【0008】
本発明の目的は、読取処理中やエラー状態の報知中など、読取ユニットの使用中にエラーが発生した場合に、エラー報知処理を適切な時期に実行できる、読取装置および複合機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る読取装置は、一方面に読み取り対象物が配置される透明板と、透明板に向けて光を出射する読取ユニットと、制御部とを備え、制御部は、一方面上に配置される読取対象物を読取ユニットに読み取らせる読取処理と、エラーが発生したことに応じて、読取ユニットにエラー報知動作を行わせるエラー報知処理と、読取ユニットの使用中に発生したエラーの発生条件によって、読取ユニットの使用を中断してエラー報知処理を実行するか、または、読取ユニットの使用が終了した後にエラー報知処理を実行するかを決定する決定処理とを実行する。
【0010】
この構成によれば、読取処理では、読取ユニットにより、透明板の一方面上の読取対象物が読み取られる。エラー報知処理では、読取ユニットにより、エラー状態を報知するためのエラー報知動作が行われる。このように、読取処理およびエラー報知処理では、読取ユニットが使用される。
(【0011】以降は省略されています)

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