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公開番号2025112725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007141
出願日2024-01-22
発明の名称管継手
出願人株式会社日本ピスコ
代理人弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類F16L 37/133 20060101AFI20250725BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】単純な作業で確実にチューブが正位置に到るとともに、擦れカスやパーティクルの発生を防止できる構成の管継手を提供することを目的とする。
【解決手段】管継手1は、連結部3aの復元力に抗してチューブTを受部3に押し込んで連結部3aを変形させることで空隙部3bに凸部2bが挿入可能な状態になり、チューブTをさらに押し込むことでチューブTが正位置S2に至り、操作部6を押すことでロックする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
貫通穴を囲んで複数の凸部が配された本体と、空隙部と連結部が周方向に交互に配された受部と、前記受部に組付けられて前記本体の内部を軸線に沿って移動可能なシール部および把持部と、チューブを挿通させて前記受部と共に前記軸線に沿って移動可能な操作部を備え、
前記連結部の復元力に抗して前記チューブを前記受部に押し込んで前記連結部を変形させることで前記空隙部に前記凸部が挿入可能な状態になり、前記チューブをさらに押し込むことで前記チューブが正位置に至り、前記操作部を押すことでロックすること
を特徴とする管継手。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記チューブが前記正位置に至らずに第1位置に未達の場合、前記把持部が前記チューブに係止しない状態を維持し、前記チューブが前記正位置に至った状態で前記把持部が前記チューブに係止すること
を特徴とする請求項1に記載の管継手。
【請求項3】
前記チューブが前記正位置に未達の場合、前記シール部が前記チューブを押えない状態を維持し、前記チューブが前記正位置に至った状態で前記操作部を押すことで前記シール部が前記チューブの外周を封止すること
を特徴とする請求項1または2に記載の管継手。
【請求項4】
前記ロックすることにより、前記チューブと前記把持部と前記シール部が一体となり、互いの位置関係が変わらないこと
を特徴とする請求項1または2に記載の管継手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体を流す管継手に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
管継手は、各種製造設備の配管接続や機器の配管接続など広範囲に用いられている。
【0003】
従来の管継手としては、本体に内蔵された金属ばねによってチューブを把持し抜け止めにする構成や、複数の金属部品を用いてチューブを保持する構成が知られている(特許文献1:特開平8-326976号公報、特許文献2:特開2001-050457号公報)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-326976号公報
特開2001-050457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術は、チューブを本体に差し込んで把持部およびシール部を押し広げて係止させる単純な構造である反面、チューブが正位置まで差し込まれたか否かを判断し難いという課題がある。チューブの差し込み量が不十分な場合、流体漏れが生じ易く、チューブが抜ける可能性がある。対策として、チューブを正位置まで差し込んだときの差し込み量を示すマーキングを予めチューブに付けておき、マーキング付きチューブを本体に差し込んでマーキング位置を確認する方法もある。しかし、マーキング作業や確認作業は煩雑であり、目視による確認作業は、見落としなどのヒューマンエラーが生じやすいという課題がある。
【0006】
また、圧力源からの圧力印加に伴う流体の脈動によって、把持部がチューブを擦ってパーティクルが発生し、発生したパーティクルが機器や製造物に影響を及ぼす可能性があることが、最近になって判明した。つまり、擦れカスやパーティクルが管継手の二次側に取付けられた機器に流入すると、要求される清浄度によっては機器が誤作動する可能性がある。特に、製造設備においては製造物が汚染される可能性があることが新たな課題として浮上してきた。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、単純な作業で確実にチューブが正位置に到るとともに、擦れカスやパーティクルの発生を防止できる構成の管継手を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施形態として、以下に開示する解決策により、前記課題を解決する。
【0009】
本発明に係る管継手は、貫通穴を囲んで複数の凸部が配された本体と、空隙部と連結部が周方向に交互に配された受部と、前記受部に組付けられて前記本体の内部を軸線に沿って移動可能なシール部および把持部と、チューブを挿通させて前記受部と共に前記軸線に沿って移動可能な操作部を備え、前記連結部の復元力に抗して前記チューブを前記受部に押し込んで前記連結部を変形させることで前記空隙部に前記凸部が挿入可能な状態になり、前記チューブをさらに押し込むことで前記チューブが正位置に至り、前記操作部を押すことでロックすることを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、単純な作業で確実にチューブが正位置に至るとともに、擦れカスやパーティクルの発生を防止できる。
(【0011】以降は省略されています)

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