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公開番号2025112676
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007059
出願日2024-01-19
発明の名称画像処理装置、画像機器、画像処理方法、及びプログラム
出願人国立大学法人千葉大学
代理人個人,個人
主分類G06T 5/70 20240101AFI20250725BHJP(計算;計数)
要約【課題】利用者が所望する解像特性を有する画像(解像特性に応じ、現実の物体に対して変化した状態で視認される現実の物体の画像)を得る画像処理装置、画像機器、画像処理方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像処理装置100は、利用者が所望する目標MTFと、入力画像から取得される対象MTFと、入力画像から取得される入力スペクトル情報と、に基づき、入力画像を出力画像に変換する変換部3と、変換部3により変換された出力画像を出力する出力部5と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
目標MTFと、入力画像から取得される対象MTFと、前記入力画像から取得される入力スペクトル情報と、に基づき、前記入力画像を出力画像に変換する変換部と、
前記変換部により変換された前記出力画像を出力する出力部と、を有する、画像処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記入力画像はカラー画像であり、
前記変換部は、前記目標MTFと、前記入力画像から分割された複数の入力チャネル画像に対応する複数の対象MTFと、前記複数の入力チャネル画像に対応する複数の入力スペクトル情報と、に基づき、前記複数の入力チャネル画像を、対応する複数の出力チャネル画像に変換し、
前記出力部は、前記変換部により変換された前記複数の出力チャネル画像を合成した画像を、前記出力画像として出力する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記目標MTFは、同じ画像機器の前記入力画像から分割された前記複数の入力チャネル画像に対応する前記複数の対象MTFのうちから選択された1つの前記対象MTFである、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記目標MTFは、異なる画像機器で得られた画像のMTFである、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記変換部は、前記対象MTFを前記目標MTFに近づけるように、前記入力画像を前記出力画像に変換する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記変換部は、初期増減率の設定及び実効係数の取得のそれぞれを行うことにより、前記対象MTFにおいて、複数の周波数ごとのMTF成分に対して増幅又は減衰のどちらか一方を行う、請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記変換部は、周波数空間において、前記入力画像の前記入力スペクトル情報におけるスペクトルと前記実効係数の候補を積算した結果から得られる前記出力画像の前記対象MTFが、前記目標MTFに近づくように前記実効係数を算出する、請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記変換部は、周波数全域を均等な区間で量子化した複数の量子化周波数のそれぞれに対応する前記実効係数を算出した後、隣り合う前記量子化周波数の間の周波数に対応する前記実効係数を補間演算により取得する、請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の画像処理装置を有する、画像機器。
【請求項10】
画像処理装置による画像処理方法であって、前記画像処理装置が、
変換部により、目標MTFと、入力画像から取得される対象MTFと、前記入力画像から取得される入力スペクトル情報と、に基づき、前記入力画像を出力画像に変換し、
出力部により、前記変換部により変換された前記出力画像を出力する、画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像処理装置、画像機器、画像処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
表示機器又は撮像機器等の画像機器では、現実の物体に関する情報を正確に伝えるために、結像、表示又は撮像等の光学特性に基づき、画像の取得、処理又は生成等を行う技術が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数の像高にそれぞれ設定されているぼけ補正を行うフィルタを用いて、補正対象とされた像高における画素の画素値を補正する画像処理装置が開示されている。また、特許文献2には、光学系の撮影条件に対応するPSFの情報に基づいて生成されたフィルタを用いて、光学系を介した撮像により生成された撮影画像に対するアンシャープマスク処理を行う画像処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-216576号公報
特開2021-27565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された画像処理装置では、画像処理装置の製造業者が予め設定した光学系のPSF(Point Spread Function:点像強度分布関数)又はMTF(Modulation Transfer Function:変調伝達関数)等の解像特性に関する情報に基づいて処理を行う。このため、画像処理装置等の利用者は、PSF又はMTFを操作することはできず、該利用者が所望する解像特性を有する画像を得る点において改善の余地がある。また、特許文献2に記載された画像処理装置では、ソフトウェアによる画像の鮮鋭化処理であるため、処理後の画像は恣意的に強調され不自然で、かつ、ノイズ等が発生しやすい点、また処理対象の画像の汎用性がない点においても改善の余地がある。
【0006】
本開示の一態様は、利用者が所望する解像特性を有する画像を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る画像処理装置は、目標MTFと、入力画像から取得される対象MTFと、前記入力画像から取得される入力スペクトル情報と、に基づき、前記入力画像を出力画像に変換する変換部と、前記変換部により変換された前記出力画像を出力する出力部と、を有する。
【0008】
本開示の一態様に係る画像処理方法は、画像処理装置による画像処理方法であって、前記画像処理装置が、変換部により、目標MTFと、入力画像から取得される対象MTFと、前記入力画像から取得される入力スペクトル情報と、に基づき、前記入力画像を出力画像に変換し、出力部により、前記変換部により変換された前記出力画像を出力する。
【0009】
本開示の一態様に係るプログラムは、変換部により、目標MTFと、入力画像から取得される対象MTFと、前記入力画像から取得される入力スペクトル情報と、に基づき、前記入力画像を出力画像に変換し、出力部により、前記変換部により変換された前記出力画像を出力する、処理を画像処理装置に実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様によれば、利用者が所望する解像特性を有する画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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