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公開番号2025112310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2025013406
出願日2025-01-10
発明の名称ペランパネル固形製剤
出願人高田製薬株式会社
代理人
主分類A61K 31/444 20060101AFI20250724BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】光安定性に優れるペランパネル固形製剤を提供する。
【解決手段】ペランパネル無水物と、ポリビニルアルコール部分けん化物とを含有する、ペランパネル固形製剤により解決される。ポリビニルアルコール部分けん化物としては、光安定性を向上させる点で、けん化度が85.0～89.0mol%の範囲にあるものが好ましい。固形製剤としては、顆粒状製剤、錠剤等が挙げられる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ペランパネル無水物と、ポリビニルアルコール部分けん化物とを含有する、ペランパネル固形製剤。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記ペランパネル無水物と、前記ポリビニルアルコール部分けん化物とを含有する造粒物を含む、請求項１に記載のペランパネル固形製剤。
【請求項３】
顆粒状製剤である、請求項２に記載のペランパネル固形製剤。
【請求項４】
錠剤である、請求項２に記載のペランパネル固形製剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ペランパネル固形製剤に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
ペランパネル、すなわち３－（２－シアノフェニル）－５－（２－ピリジル）－１－フェニル－１，２－ジヒドロピリジン－２－オンは抗てんかん薬として知られ、ペランパネル水和物を含む錠剤や細粒が販売されている。また、ペランパネル無水物を用いた固形製剤についても検討がなされている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０７０９８３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明者がペランパネル無水物を用いた固形製剤について検討を進めたところ、ペランパネル無水物を含む組成物は、光安定性が不十分となる傾向があることが明らかとなった。
【０００５】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、光安定性に優れるペランパネル固形製剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者は鋭意検討した結果、結合剤としてポリビニルアルコール部分けん化物を添加することで、光安定性に優れ、光による類縁物質の増加が抑制されたペランパネル固形製剤を提供できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【０００７】
本発明は以下の態様を有する。
〔１〕ペランパネル無水物と、ポリビニルアルコール部分けん化物とを含有する、ペランパネル固形製剤。
〔２〕前記ペランパネル無水物と、前記ポリビニルアルコール部分けん化物とを含有する造粒物を含む、〔１〕に記載のペランパネル固形製剤。
〔３〕顆粒状製剤である、〔２〕に記載のペランパネル固形製剤。
〔４〕錠剤である、〔２〕に記載のペランパネル固形製剤。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、光安定性に優れるペランパネル固形製剤を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のペランパネル固形製剤（以下、単に固形製剤という場合もある。）は、ペランパネル無水物と、ポリビニルアルコール部分けん化物とを含有する。ポリビニルアルコール部分けん化物を添加すると、ペランパネル固形製剤の光安定性が優れる。
【００１０】
ペランパネル無水物としては、医薬品として市場より入手可能なものであればいずれも使用できる。
（【００１１】以降は省略されています）

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