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公開番号
2025111996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024005980
出願日
2024-01-18
発明の名称
容器及び容器の組立方法
出願人
株式会社新弘
代理人
個人
主分類
B65D
19/18 20060101AFI20250724BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】一人でも容易に組立作業ができるとともに、安定した輸送を行うことができる容器及び容器の組立方法を提供する。
【解決手段】容器1は、パレット2と、パレット2から上方に延びる側壁構成部3とを備え、パレット2に対して側壁構成部3が着脱可能に構成されている。側壁構成部3は、互いに略同一形状をなす平面視略コ字状の第1側壁体21と、第2側壁体22とを備え、各側壁体21、22は、それぞれ長辺側板23と、一対の短辺側板24とを備えている。第1側壁体21の下端部には、下方に延びる垂下部43と、垂下部43の下部から短辺側板23の延在方向に延びる係合部44とを有するL字状突部45が設けられている。L字状突部45が、パレット2の上面に設けられた開口部14A、14Dに挿入され、第1側壁体21の短辺側板23の延在方向とは反対方向にスライドされることにより、係合部44がパレット2に対して係合状態となる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
平面視略矩形状のパレットと、当該パレットの上面の外周縁に沿って上方に延びる側壁構成部とを備え、
前記パレットに対して前記側壁構成部が着脱可能に構成され、
前記パレットに前記側壁構成部が取付けられることで組立状態とされる容器において、
前記側壁構成部は、互いに略同一形状をなす平面視略コ字状の第1側壁体と、第2側壁体とを備え、
前記第1側壁体、及び、前記第2側壁体は、それぞれ長辺側板と、当該長辺側板の両端部から延在し相対向する一対の短辺側板とを具備し、
前記第1側壁体の前記短辺側板の下端部には、下方に延びる垂下部と、当該垂下部の下部から前記短辺側板の延在方向とは反対方向に延びる係合部とを有するL字状突部が設けられ、
前記パレットの上面には、前記L字状突部を挿入可能な開口部が設けられており、
前記L字状突部が前記開口部に挿入され、前記L字状突部が前記第1側壁体の前記短辺側板の延在方向とは反対方向にスライドされることにより、前記係合部が前記パレットに対して係合状態とされていることを特徴とする容器。
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【請求項2】
前記第1側壁体の前記長辺側板の下端部には、第1位置決め突部が設けられ、
前記パレットの上面には、前記第1位置決め突部を挿入可能な第1位置決め開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記第2側壁体の前記長辺側板の下端部には、第2位置決め突部が設けられ、
前記パレットの上面には、前記第2位置決め突部を挿入可能な第2位置決め開口部が設けられており、
前記第1側壁体、又は、前記第2側壁体のいずれか一方においては、前記短辺側板の側縁部が、断面略H字状をなす連結部材の一方の溝に嵌め込まれるとともに、前記短辺側板の前記側縁部と前記連結部材とが固定手段によって固定され、
前記第1側壁体、又は、前記第2側壁体のいずれか他方においては、前記短辺側板の側縁部が、前記連結部材の他方の溝に嵌め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記第2側壁体の前記短辺側板の下端部には、挿入突部が設けられ、
前記パレットの上面には、前記挿入突部を挿入可能な挿入突部用開口部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
【請求項5】
請求項4に記載の容器の組立方法であって、
予め、前記第1側壁体、又は、前記第2側壁体のいずれか一方の前記短辺側板の側縁部を、前記連結部材の一方の溝に嵌め込むとともに、前記一方の前記側縁部と前記連結部材とを固定手段によって固定しておく連結部材固定工程と、
前記第1側壁体の前記第1位置決め突部を、前記パレットの前記第1位置決め開口部に挿入した上で、前記第1側壁体を前記パレットに近接する方向に傾かせることで、前記第1側壁体の前記L字状突部を、前記パレットの前記開口部に挿入し、その後、前記開口部に挿入した前記L字状突部とともに、前記第1側壁体を、前記短辺側板の延在方向とは反対方向にスライドさせることで、前記パレットに対して前記L字状突部の前記係合部を係合状態とする第1側壁体取付工程と、
前記第2側壁体の前記第2位置決め突部を、前記パレットの前記第2位置決め開口部に挿入した上で、前記第2側壁体を前記パレットに近接する方向に傾かせることで、前記第2側壁体の前記挿入突部を、前記パレットの前記挿入突部用開口部に挿入するとともに、前記第1側壁体、又は、前記第2側壁体のいずれか他方の前記短辺側板の側縁部を、前記連結部材の他方の溝に嵌め込む第2側壁体取付工程とを備えることを特徴とする容器の組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬等に使用される容器及び容器の組立方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、平面視矩形状のパレットと、パレットの上面の外周縁に沿って上方に延びる四角筒状の側壁構成部と、側壁構成部の上部の開口部を閉鎖可能な蓋体とを備え、側壁構成部に対して蓋体が着脱自在に構成され、パレットに対して側壁構成部が着脱自在に構成される容器が知られている。また、側壁構成部に関し、パレットの上面の外周縁に沿って屈曲可能に構成される側壁体と、側壁体の端部間を連結する連結部材とにより構成するといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【0003】
上記特許文献1に記載の容器は、パレットの上面の外周縁から上方に突出する略四角枠状の底側板を備え、側壁構成部は、その外面の下部が底側板の内面に当接するようにして、パレット上に載置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-58680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、屋外等において、前記容器の組立作業を一人で行う際には、側壁構成部を構成する側壁体をパレットに載置した直後等に、当該側壁体が風に煽られ倒伏してしまい、作業性の低下に繋がること、或いは、複数人での作業が必要になること等が懸念される。
【0006】
また、組立状態とされた容器の側壁構成部は、パレットに対して、固定されている訳ではない。そのため、組立状態とされた容器を、フォークリフトやトラック等で輸送する際には、振動に起因して、側壁構成部がジャンピングしたり、パレットから脱落したりしてしまうおそれがあった。
【0007】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は一人でも容易に組立作業ができるとともに、安定した輸送を行うことができる容器及び容器の組立方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0009】
手段1.平面視略矩形状のパレットと、当該パレットの上面の外周縁に沿って上方に延びる側壁構成部とを備え、
前記パレットに対して前記側壁構成部が着脱可能に構成され、
前記パレットに前記側壁構成部が取付けられることで組立状態とされる容器において、
前記側壁構成部は、互いに略同一形状をなす平面視略コ字状の第1側壁体と、第2側壁体とを備え、
前記第1側壁体、及び、前記第2側壁体は、それぞれ長辺側板と、当該長辺側板の両端部から延在し相対向する一対の短辺側板とを具備し、
前記第1側壁体の前記短辺側板の下端部には、下方に延びる垂下部と、当該垂下部の下部から前記短辺側板の延在方向とは反対方向に延びる係合部とを有するL字状突部が設けられ、
前記パレットの上面には、前記L字状突部を挿入可能な開口部が設けられており、
前記L字状突部が前記開口部に挿入され、前記L字状突部が前記第1側壁体の前記短辺側板の延在方向とは反対方向にスライドされることにより、前記係合部が前記パレットに対して係合状態とされていることを特徴とする容器。
【0010】
手段1によれば、容器の組立作業に際して、第1側壁体のL字状突部を、パレットの開口部に挿入し、スライドさせることで、第1側壁体とパレットとが係合状態となる。従って、第1側壁体をパレットに取付けた段階で、第1側壁体のパレットに対する上下移動が規制され、第1側壁体が風に煽られ倒伏するといった事態を防止することができる。そのため、予め第1側壁体をパレットに取付けておくことで、第2側壁体をパレットに取付ける際には、第1側壁体の倒伏を気にすることなく、第2側壁体をパレットに取付けることができる。その結果、一人でも容易に容器の組立作業を行うことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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