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公開番号
2025109704
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2025004251
出願日
2025-01-10
発明の名称
グリシンを含有する飲料
出願人
味の素株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
2/00 20060101AFI20250717BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】グリシンを含有する飲料であって、呈味の改善された飲料を提供する。
【解決手段】グリシンを含有する飲料に、キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方を添加する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
グリシンならびに、キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方を含有する、飲料。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
呈味の改善された飲料である、請求項1に記載の飲料。
【請求項3】
呈味の改善された飲料が、グリシンによるうま味の強さおよび持続性が改善された飲料である、請求項2に記載の飲料。
【請求項4】
飲料が機能性飲料である、請求項1~3のいずれか1項に記載の飲料。
【請求項5】
グリシンの含有量が、遊離体のグリシンに換算した含有量として、0.05重量%以上10重量%以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の飲料。
【請求項6】
グリシンの含有量が、遊離体のグリシンに換算した含有量として、0.5重量%以上10重量%以下である、請求項4に記載の飲料。
【請求項7】
キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方の含有量が、0.05重量%~1重量%である、請求項1~3のいずれか1項に記載の飲料。
【請求項8】
さらにγ-アミノ酪酸を含有する、請求項4に記載の飲料。
【請求項9】
γ-アミノ酪酸の含有量が、遊離体のγ-アミノ酪酸に換算した含有量として、0.01重量%~0.3重量%である、請求項8に記載の飲料。
【請求項10】
さらに、有機酸およびその塩ならびにステビア抽出物からなる群より選択される1種以上を含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の飲料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、グリシンを含有する飲料であって、呈味の改善された飲料に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
グリシンは、静菌作用を有し、食品の日持ち向上剤として使用され、また、うま味を伴った甘味を有することから、調味料としても使用されている。しかし、グリシンには独特のえぐ味があることが報告されており、グリシンの呈味の改善が検討されている。
たとえば、グリシン等の食品の保存料の味質を改善するために、スクラロースを添加することが提案され(特許文献1)、グリシンの呈味改善剤として、ラカンカ抽出物やソーマチンを含有する改善剤が提案されている(特許文献2)。
【0003】
また、グリシンについては、徐波睡眠への移行を誘発し、速やかに深睡眠をもたらす作用が見出され(特許文献3)、グリシンを有効成分として含有し、睡眠の質の向上を訴求する機能性食品が上市されている。
【0004】
しかし、グリシンを含有する食品を飲料の形態とした際、グリシンのうま味が却って飲料の呈味を損ない、飲料を喫食する際の好ましさに劣るという新たな課題が見出された。
かかる課題を解決するために、特許文献1や特許文献2で提案された甘味料を添加すると、甘味料の添加量次第ではその影響により甘味が強くなり過ぎてしまい、飲料の呈味のバランスが崩れてしまうため、グリシンを含有する飲料において、その呈味を十分に改善することはできなかった。
【0005】
従って、グリシンを含有する飲料において、甘味料による甘味を増強することなくグリシンによるうま味の強さおよび持続性を抑制し、好ましい呈味とする技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2000-175668号公報
特開2020-014458号公報
特許第4913410号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで本発明は、グリシンを含有する飲料であって、呈味の改善された飲料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、グリシンを含有する飲料に、キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方を添加することにより、グリシンによるうま味の強さおよび持続性が抑制されて飲料の呈味が良好に改善され、飲料としての総合的な好ましさが向上することを見出し、さらに検討して、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち本発明は、以下に関する。
[1]グリシンならびに、キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方を含有する、飲料。
[2]呈味の改善された飲料である、[1]に記載の飲料。
[3]呈味の改善された飲料が、グリシンによるうま味の強さおよび持続性が改善された飲料である、[2]に記載の飲料。
[4]飲料が機能性飲料である、[1]~[3]のいずれかに記載の飲料。
[5]グリシンの含有量が、遊離体のグリシンに換算した含有量として、0.05重量%以上10重量%以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の飲料。
[6]グリシンの含有量が、遊離体のグリシンに換算した含有量として、0.5重量%以上10重量%以下である、[4]に記載の飲料。
[7]キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方の含有量が、0.05重量%~1重量%である、[1]~[6]のいずれかに記載の飲料。
[8]さらにγ-アミノ酪酸を含有する、[4]、[6]、[7]のいずれかに記載の飲料。
[9]γ-アミノ酪酸の含有量が、遊離体のγ-アミノ酪酸に換算した含有量として、0.01重量%~0.3重量%である、[8]に記載の飲料。
[10]さらに、有機酸およびその塩ならびにステビア抽出物からなる群より選択される1種以上を含有する、[1]~[9]のいずれかに記載の飲料。
[11]グリシンを含有する飲料に、キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方を添加することを含む、グリシンを含有する飲料の呈味の改善方法。
[12]呈味の改善が、グリシンによるうま味の強さおよび持続性の改善である、[11]に記載の改善方法。
[13]飲料が機能性飲料である、[11]または[12]に記載の改善方法。
[14]グリシンを、遊離体のグリシンに換算した含有量として、0.05重量%以上10重量%以下含有する飲料の呈味の改善方法である、[11]または[12]に記載の改善方法。
[15]グリシンを、遊離体のグリシンに換算した含有量として、0.5重量%以上10重量%以下含有する飲料の呈味の改善方法である、[13]に記載の改善方法。
[16]キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方が、飲料に対し0.05重量%~1重量%となるように添加される、[11]~[15]のいずれかに記載の改善方法。
[17]さらにγ-アミノ酪酸を添加することを含む、[13]、[15]、[16]のいずれかに記載の改善方法。
[18]γ-アミノ酪酸が、飲料に対し、遊離体のγ-アミノ酪酸に換算した含有量として0.01重量%~0.3重量%となるように添加される、[17]に記載の改善方法。
[19]さらに、有機酸およびその塩ならびにステビア抽出物からなる群より選択される1種以上を添加することを含む、[11]~[18]のいずれかに記載の改善方法。
[20]グリシンならびに、キシリトールおよびエリスリトールのいずれかまたは双方を水に加えて混合することを含む、呈味の改善された飲料の製造方法。
[21]呈味の改善された飲料が、グリシンによるうま味の強さおよび持続性が改善された飲料である、[20]に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、グリシンを含有する飲料であって、呈味が良好に改善され、すっきりと爽やかな呈味を有し、飲料としての総合的な好ましさが向上し、摂取後の後味もよい飲料を提供することができる。
本発明により呈味が改善された飲料は、好ましくは、熟眠障害を改善し、睡眠の質を向上させ得る機能性飲料として提供することができ、就寝前の摂取に適する。
また、本発明により、グリシンを含有する飲料の呈味を良好に改善し得る改善方法を提供することができ、グリシンを含有する飲料の呈味をすっきりと爽やかなものとして、飲料としての総合的な好ましさを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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