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公開番号
2025106537
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025066454,2021551347
出願日
2025-04-14,2020-09-30
発明の名称
封止用シートの製造方法
出願人
味の素株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H10K
71/00 20230101AFI20250708BHJP()
要約
【課題】樹脂組成物層が充分に乾燥され、且つ保管時等の樹脂組成物層の吸湿を防止し得る封止用シートを製造すること。
【解決手段】第1の防湿層と、樹脂組成物層と、第2の防湿層とを、これらの順に含む積層構造を有する封止用シートの製造方法であって、第2の防湿層が無い状態で樹脂組成物層を乾燥し、次いで乾燥終了時から第2の防湿層を設けるまでの間、樹脂組成物層を低湿度雰囲気下に保持しながら第2の防湿層を設けることを含む方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の防湿層と、樹脂組成物層と、第2の防湿層とを、これらの順に含む積層構造を有する封止用シートの製造方法であって、第2の防湿層が無い状態で樹脂組成物層を乾燥し、乾燥終了時から第2の防湿層を設けるまでの間、樹脂組成物層を低湿度雰囲気下に保持しながら第2の防湿層を設けることを含む方法。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
第1の防湿層および第2の防湿層の水蒸気透過度が、それぞれ独立に、0~5(g/m
2
/24hr)である請求項1に記載の方法。
【請求項3】
低湿度雰囲気の水分濃度(体積分率)が、3,300ppm以下である請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
加熱によって樹脂組成物層を乾燥する請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
第1の防湿層と樹脂組成物層とを含み、第1の防湿層が存在する側とは反対側の樹脂組成物層の面が露出した積層構造を有するシートを加熱することによって、樹脂組成物層を乾燥する請求項4に記載の方法。
【請求項6】
乾燥温度が、80~220℃である請求項4または5に記載の方法。
【請求項7】
樹脂組成物層が、半焼成ハイドロタルサイトおよび/または焼成ハイドロタルサイトを含む請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
封止用シートが、電子デバイスの封止に用いられるシートである請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
電子デバイスが、有機ELデバイスまたは太陽電池である請求項8に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子デバイスの封止に有用な封止用シートの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
水分に弱い電子デバイス(例えば、有機EL(Electroluminescence)デバイス、太陽電池等)を水分から保護するため、樹脂組成物層を有する封止用シートを用いて電子デバイスを封止することが行われている。
【0003】
一方、封止用シートの樹脂組成物層に水分が含まれる場合、電子デバイスの保護を十分に行うことが困難になる場合がある。例えば特許文献1では、保管時の樹脂組成物層の吸湿を抑えるために、第1の防湿性フィルム、樹脂組成物層および第2の防湿性フィルムを有する封止用シートが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2018/181426A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているような、第1の防湿層と、樹脂組成物層と、第2の防湿層とを、これらの順に含む積層構造を有する封止用シートであれば、封止用シートの保管時、輸送時等の樹脂組成物層の吸湿を防止することができる。しかし、保管時の樹脂組成物層の吸湿を防止したとしても、封止用シートを製造する際に、樹脂組成物層中に水分が含まれる場合、その内部水分により、電子デバイスの劣化を早めてしまう場合がある。また、前記積層構造を有する封止用シートの場合、乾燥機により樹脂組成物層の水分を除こうとしても、第1の防湿層および第2の防湿層が樹脂組成物層からの水分の移動を妨げるため、樹脂組成物層を効率よく乾燥させることが難しい。
【0006】
本発明は上記のような事情に着目してなされたものであって、その目的は、樹脂組成物層が充分に乾燥され、且つ保管時等の樹脂組成物層の吸湿を防止し得る封止用シートを製造することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成し得る本発明は以下の通りである。
[1] 第1の防湿層と、樹脂組成物層と、第2の防湿層とを、これらの順に含む積層構造を有する封止用シートの製造方法であって、第2の防湿層が無い状態で樹脂組成物層を乾燥し、乾燥終了時から第2の防湿層を設けるまでの間、樹脂組成物層を低湿度雰囲気下に保持しながら第2の防湿層を設けることを含む方法。
[2] 第1の防湿層および第2の防湿層の水蒸気透過度が、それぞれ独立に、0~5(g/m
2
/24hr)である前記[1]に記載の方法。
[3] 低湿度雰囲気の水分濃度(体積分率)が、3,300ppm以下である前記[1]または[2]に記載の方法。
[4] 加熱によって樹脂組成物層を乾燥する前記[1]~[3]のいずれか一つに記載の方法。
[5] 第1の防湿層と樹脂組成物層とを含み、第1の防湿層が存在する側とは反対側の樹脂組成物層の面が露出した積層構造を有するシートを加熱することによって、樹脂組成物層を乾燥する前記[4]に記載の方法。
[6] 乾燥温度が、80~220℃である前記[4]または[5]に記載の方法。
[7] 樹脂組成物層が、半焼成ハイドロタルサイトおよび/または焼成ハイドロタルサイトを含む前記[1]~[6]のいずれか一つに記載の方法。
[8] 封止用シートが、電子デバイスの封止に用いられるシートである前記[1]~[7]のいずれか一つに記載の方法。
[9] 電子デバイスが、有機ELデバイスまたは太陽電池である前記[8]に記載の方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、樹脂組成物層が充分に乾燥され、且つ保管時等の樹脂組成物層の吸湿を防止し得る封止用シートを製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明で製造する封止用シートは、第1の防湿層と、樹脂組成物層と、第2の防湿層とを、これらの順に含む積層構造を有する。このような積層構造によって、保管時等での樹脂組成物層の吸湿を防止することができる。第1の防湿層と、第2の防湿層とは、同じものでもよく、異なるものでもよい。また、封止用シートは、第1の防湿層、樹脂組成物層および第2の防湿層とは異なる層(例えば、離型層、接着剤層)を各層の間に含んでいてもよく、異なる層を外層として含んでいてもよい。
【0010】
第1の防湿層および第2の防湿層の水蒸気透過度(water vapour transmission rate、以下「WVTR」と略称することがある)は、それぞれ独立に、好ましくは5(g/m
2
/24hr)以下、より好ましくは2(g/m
2
/24hr)以下、より一層好ましくは1.5(g/m
2
/24hr)以下、さらに好ましくは1(g/m
2
/24hr)、さらに一層好ましくは0.1(g/m
2
/24hr)、特に好ましくは0.05(g/m
2
/24hr)以下である。第1の防湿層および第2の防湿層の水蒸気透過度の下限に特に限定は無く、第1の防湿層および第2の防湿層の水蒸気透過度は、それぞれ独立に、例えば、0(g/m
2
/24hr)以上である。
(【0011】以降は省略されています)
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