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公開番号2025108339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024088536
出願日2024-05-31
発明の名称薬剤払出装置
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250715BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】病院や薬局等に好適に導入可能であり、錠剤を粉砕して形成される粉状の薬剤の提供業務をより簡易化可能な装置を提供する。
【解決手段】分配皿を有し、分配皿に投入された薬剤を所定の数に分割し、さらに個別に包装する薬剤払出装置において、錠剤を粉砕してなる粉状の粉砕薬剤を分配皿に投入する動作が可能であり、錠剤を粉砕する粉砕部と、投入された粉砕薬剤を少しずつ排出可能な中間排出装置を有し、粉砕薬剤を分配皿に投入する動作では、粉砕部によって粉砕された粉砕薬剤を中間排出装置に投入し、中間排出装置から分配皿に投入する、構成とする。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
分配皿を有し、前記分配皿に投入された薬剤を所定の数に分割し、さらに個別に包装する薬剤払出装置であって、
錠剤を粉砕してなる粉状の粉砕薬剤を前記分配皿に投入する動作が可能であり、
錠剤を粉砕する粉砕部と、投入された粉砕薬剤を少しずつ排出可能な中間排出装置を有し、
粉砕薬剤を前記分配皿に投入する動作では、前記粉砕部によって粉砕された粉砕薬剤を前記中間排出装置に投入し、前記中間排出装置から前記分配皿に投入する、薬剤払出装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
選別部を有し、
前記選別部は、ふるい部材を有し、前記ふるい部材は、一定の大きさ以下の物体の通過を許容する網部を備え、
粉砕薬剤を前記ふるい部材に投入する動作を実行した後に、前記網部を通過した粉砕薬剤を前記分配皿に投入する、請求項1に記載の薬剤払出装置。
【請求項3】
錠剤を収容する錠剤収容部と、前記粉砕部と、前記選別部を含んで形成される薬剤容器を複数有し、
複数の前記薬剤容器から選択される一の前記薬剤容器を所定位置まで移動させてから、前記選別部を通過した粉砕薬剤を前記薬剤容器の外部に排出する動作を実行する、請求項2に記載の薬剤払出装置。
【請求項4】
前記ふるい部材に対して振動を付加するふるい加振部を有し、
前記粉砕部から粉砕薬剤を排出して前記ふるい部材に投入する動作と、前記ふるい部材を振動させる動作を同時に実行する、請求項2又は3に記載の薬剤払出装置。
【請求項5】
前記粉砕部は、内臼部材と外臼部材を有し、
前記内臼部材と前記外臼部材の間に隙間部が形成され、前記内臼部材と前記外臼部材の一方が他方に対して相対回転している状態で薬剤が前記隙間部を通過することで、薬剤が粉状に粉砕されるものであり、
前記隙間部の大きさを調整する隙間調整機構を有する、請求項1又は2に記載の薬剤払出装置。
【請求項6】
中間容器を有し、
前記粉砕部から排出した粉砕薬剤を前記中間容器に投入する動作と、粉砕薬剤が投入された前記中間容器を前記粉砕部側から前記中間排出装置側へ移動させる動作と、前記中間排出装置側へ移動した前記中間容器から粉砕薬剤を前記中間排出装置に投入する動作を実行する、請求項1又は2に記載の薬剤払出装置。
【請求項7】
前記中間排出装置からの粉砕薬剤の単位時間当たりの排出量を調整する排出量調整機能を備える、請求項1又は2に記載の薬剤払出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤払出装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、規模の大きな病院や薬局等では、散薬分包機能を有する薬剤払出装置が導入されている。
ここで、特許文献1に開示された旧来の薬剤払出装置は、人手によって薬棚から処方された散薬が入った薬瓶を取り出し、天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出す作業を行う必要があり、完全自動装置とは言いがたい。
そこで、本出願人は、この問題に対処するため、特許文献2に開示された薬剤払出装置を実用化した。
【0003】
特許文献2に開示された薬剤払出装置は、散薬が収容された薬剤容器を自動で排出位置まで移動させることが可能であり、薬剤容器から薬剤を排出する際、排出量の検知(測定)が可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-85703号公報
国際公開第2015/076267号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献2に開示された薬剤払出装置は、錠剤を砕いて粉末化(散剤化)する作業や、粉末化した錠剤(以下、粉砕薬剤とも称す)を所定量ずつ包装する作業を人の手を介さずに自動化するという観点から改良の余地があった。
すなわち、乳鉢と乳棒で錠剤を粉砕する作業は手間であり、特に、複数の粉砕薬剤を一服用分の包装に封入するような場合等において、作業者の負担が大きかった。そこで、そのような作業者の負担を軽減可能な技術が望まれていた。すなわち、散薬の分包機能を有する薬剤払出装置において、粉砕薬剤を包装する作業を含めて完全自動化したいという欲求があった。また、そのような業務を支援する装置をより安価に提供し、薬剤を包装する作業を効率よく実施可能としたいという欲求があった。
【0006】
そこで本発明は、病院や薬局等に好適に導入可能であり、錠剤を粉砕して形成される粉状の薬剤の提供業務をより簡易化可能な装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の一つの様相は、分配皿を有し、前記分配皿に投入された薬剤を所定の数に分割し、さらに個別に包装する薬剤払出装置であって、錠剤を粉砕してなる粉状の粉砕薬剤を前記分配皿に投入する動作が可能であり、錠剤を粉砕する粉砕部と、投入された粉砕薬剤を少しずつ排出可能な中間排出装置を有し、粉砕薬剤を前記分配皿に投入する動作では、前記粉砕部によって粉砕された粉砕薬剤を前記中間排出装置に投入し、前記中間排出装置から前記分配皿に投入する、薬剤払出装置である。
【0008】
本様相によると、自動で錠剤を粉砕して粉状にし、粉状の粉砕薬剤を分配皿で分割し、個別に包装可能であるので、粉砕薬剤の提供業務における作業者の負担を軽減できる。また、粉砕部から排出された粉砕薬剤を中間排出装置に投入し、中間排出装置から前記分配皿に投入するので、粉砕部から粉砕薬剤を直接分配皿へ排出するような構成と比べ、粉砕薬剤の分配皿への投入をより適切に実行可能となる。すなわち、1乃至複数個の錠剤を粉砕する際、粉砕した瞬間に砕かれた1乃至複数個分の錠剤が一気に分配皿に向かって排出されてしまい、意図する量よりも多量の粉砕薬剤が一纏まりに分配皿に落下してしまうといった問題の発生を防止することが可能となる。このため、適切な量の粉砕薬剤をむら無く分配皿に供給する(単位時間当たりの排出量を均一又は略均一化して排出する)動作をより確実に実行可能となる。
また、例えば、錠剤の種類毎に異なる粉砕部から薬剤を排出する場合、粉砕部ごとに排出量を調整する機能を設けることなく、粉砕薬剤の分配皿への投入を適切に実行可能となる。このため、分配皿への投入時の不具合の発生を抑制しつつ、安価に薬剤払出装置を提供可能となり、薬局等に好適に導入可能となる。
【0009】
好ましくは、選別部を有し、前記選別部は、ふるい部材を有し、前記ふるい部材は、一定の大きさ以下の物体の通過を許容する網部を備え、粉砕薬剤を前記ふるい部材に投入する動作を実行した後に、前記網部を通過した粉砕薬剤を前記分配皿に投入する。
【0010】
かかる様相によると、よりきめの細かい粉砕薬剤を包装できる。
(【0011】以降は省略されています)

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