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公開番号
2025096391
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2025062060,2022546979
出願日
2025-04-03,2021-09-03
発明の名称
薬剤分包装置
出願人
株式会社湯山製作所
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20250619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】薬剤の刻印等の撮影と、薬剤の個数判定の撮影を、共に薬剤の貯留部で行い、薬剤撮影処理の迅速化等が図れる薬剤撮影装置および薬剤分包装置を提供する。
【解決手段】薬剤分包装置は、各種の薬剤を供給する薬剤収容払出ユニット11と、上記薬剤収容払出ユニット11から供給される薬剤を分包紙Sによって分包する薬剤包装部45と、上記包分される薬剤を上記薬剤包装部45内の分包紙S内に落下させる薬剤包装導入部材7と、この薬剤包装導入部材7の上流側で薬剤を貯留する貯留部50と、貯留部50内の薬剤を撮影する薬剤撮影装置6とを備える。薬剤撮影装置6は、貯留部50内の薬剤を非逆光状態で撮影する撮影処理と、上記貯留部50内の薬剤を逆光状態で撮影する撮影処理とを行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
薬剤を包装前に一時貯留する貯留部と、
前記貯留部内の薬剤を撮影する撮影部と、
コントローラと、を備え、
前記コントローラは、予め記憶された分担貯留条件を満たすと判定した場合に、
同一包分の複数の薬剤のうちの少なくとも1つの第1の薬剤を含む第1の薬剤群を第1の貯留部に貯留させた後、前記撮影部に前記第1の薬剤群を撮影させ、
前記複数の薬剤のうちの、前記第1の薬剤とは異なる少なくとも1つの第2の薬剤を含む第2の薬剤群を、前記第1の薬剤群を払出した後の前記第1の貯留部、または、前記第1の貯留部とは異なる第2の貯留部に貯留させた後、前記撮影部に前記第2の薬剤群を撮影させる処理を実行する、薬剤分包装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記第1の薬剤と前記第2の薬剤とが互いに類似している場合に、前記分担貯留条件を満たすと判定し、前記処理を実行する、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項3】
前記コントローラは、
前記複数の薬剤の中に予め登録されていない薬剤が含まれている場合に、前記分担貯留条件を満たすと判定し、
前記第1の薬剤群および前記第2の薬剤群のいずれかを予め登録されている薬剤を含むものとし、その他方を予め登録されていない薬剤を含むものとして、前記処理を実行する、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項4】
前記コントローラは、
前記複数の薬剤の中に予め要分担貯留品との情報が登録されている薬剤が存在する場合に、前記分担貯留条件を満たすと判定し、
前記第1の薬剤群および前記第2の薬剤群のいずれかを前記要分担貯留品との情報が登録されている薬剤を含むものとし、その他方を予め当該情報が登録されていない薬剤を含むものとして、前記処理を実行する、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
前記複数の薬剤についての前記貯留部への供給元に相違がある場合に、前記分担貯留条件を満たすと判定し、
前記第1の薬剤群および前記第2の薬剤群のいずれかを手撒き供給される薬剤を含むものとし、その他方をカセット供給される薬剤を含むものとして、前記処理を実行する、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項6】
前記コントローラは、前記第1の貯留部および前記第2の貯留部のそれぞれに貯留させる薬剤の個数が設定個数を超えないように、前記第1の貯留部に前記第1の薬剤群を貯留させ、前記第2の貯留部に前記第2の薬剤群を貯留させる、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項7】
前記コントローラは、前記第1の薬剤と前記第2の薬剤との種類が互いに異なる場合に、前記分担貯留条件を満たすと判定し、前記処理を実行する、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記第1の貯留部および前記第2の貯留部のそれぞれに貯留させる薬剤の個数が1回の鑑査で鑑査可能な薬剤の個数を越えないように、前記第1の貯留部に前記第1の薬剤群を貯留させ、前記第2の貯留部に前記第2の薬剤群を貯留させる、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項9】
前記分担貯留条件は複数存在し、
前記コントローラは、複数の前記分担貯留条件のうちの少なくとも1つを満たす場合に、前記処理を実行する、請求項1に記載の薬剤分包装置。
【請求項10】
前記第1の薬剤および前記第2の薬剤を供給する薬剤供給部と、
前記第1の薬剤および前記第2の薬剤を包装する薬剤包装部と、
前記撮影部によって撮影された画像を出力する画像出力部と、を備え、
前記貯留部は、前記第1の貯留部および前記第2の貯留部を含む複数の貯留部を構成し、前記薬剤包装部の上流側で前記薬剤供給部から供給される前記第1の薬剤および前記第2の薬剤を一時的に貯留する、請求項1に記載の薬剤分包装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、錠剤、カプセル剤等の薬剤を分包前に撮影する薬剤撮影装置および、上記の撮影された薬剤を分包する薬剤分包装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、各種の薬剤を供給する薬剤供給部と、上記薬剤供給部から供給される薬剤を分包紙によって分包する薬剤包装部と、包装される薬剤を上記薬剤包装部内の分包紙内に導入する導入部材と、上記導入部材に上記薬剤が付着しているか否かを、上記導入部材を撮影した画像に基づいて判定する薬剤チェック部と、を備える薬剤分包装置が開示されている。
【0003】
上記薬剤チェック部は、一対の回転ローラーが配置された薬剤転回部で薬剤を転回させて、当該薬剤の刻印および印刷を撮影して判断する薬剤識別部、および、上記導入部材の上流側において包分される薬剤を撮影して薬剤個数を判定する個数判定部を備える。
【0004】
また、特許文献2には、薬剤情報取得装置が開示されている。この薬剤情報取得装置は、一包分の薬剤を一時保持する撮像トレイの底部を、V字状溝の溝列により構成し、薬剤投入後の撮像トレイを加振することにより、一包分の薬剤の重なりを解消させ、かつV字状溝の第1の傾斜面と第2の傾斜面とにより薬剤の姿勢を矯正させる。2台のカメラは、それぞれV字状溝の第1の傾斜面と第2の傾斜面に対向して配設される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2018/025852A1
特開2015-2795
【発明の概要】
【0006】
本開示の一態様に係る薬剤分包装置は、薬剤を包装前に一時貯留する貯留部と、前記貯留部内の薬剤を撮影する撮影部と、コントローラと、を備え、前記コントローラは、予め記憶された分担貯留条件を満たすと判定した場合に、同一包分の複数の薬剤のうちの少なくとも1つの第1の薬剤を含む第1の薬剤群を第1の貯留部に貯留させた後、前記撮影部に前記第1の薬剤群を撮影させ、前記複数の薬剤のうちの、前記第1の薬剤とは異なる少なくとも1つの第2の薬剤を含む第2の薬剤群を、前記第1の薬剤群を払出した後の前記第1の貯留部、または、前記第1の貯留部とは異なる第2の貯留部に貯留させた後、前記撮影部に前記第2の薬剤群を撮影させる処理を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
この発明の一実施形態に係る薬剤分包装置の概略構成を示した説明図である。
図1の薬剤分包装置の包装ユニットを示した説明図である。
同図(A)は図1の薬剤分包装置の概略構成を示した説明図であり、同図(B)は面発光部材に代えて調光部材を用いる構成例を示した説明図である。
図1の薬剤分包装置の薬剤貯留ユニットおよび薬剤撮影装置を示した斜視図である。
図4において第1カメラ等を省いて示した斜視図である。
図5において残留検知カメラ等を省いて示した斜視図である。
図6において薬剤受け盤部の上板を省いて示した斜視図である。
図7の薬剤受け盤部を拡大して示した斜視図である。
同図(A)は上板が省かれた薬剤受け盤部の平面図であり、同図(B)は上板が配置された状態でのA-A矢視断面図である。
薬剤受け盤部の下に位置する薬剤受け底部を示した斜視図である。
薬剤受け盤部の底面側を示した斜視図である。
図6において薬剤受け盤部を省いて示した斜視図である。
図1の薬剤分包装置の制御系の一部を示した概略のブロック図である。
図1の薬剤分包装置における鑑査支援画像の一例を示した説明図である。
薬剤受け盤部の中央側の構造を示した説明図である。
薬剤受け盤部の底面側および清掃装置を示した説明図である。
清掃切替動作部、モーター、清掃装置等を示した説明図である。
図17の状態から清掃装置のスクレーパが起こされた状態を示した説明図である。
薬粉回収の変形例を示した説明図である。
薬粉回収の他の変形例を示した説明図である。
薬粉回収の変形例を示した説明図である。
第2発光部の配置箇所等を示した説明図である。
第3発光部の配置箇所等を示した説明図である。
展開ガイドおよび展開ガイド内に配置された第3発光部を示した説明図である。
2台の残留検知カメラで薬剤包装導入部材内および分包紙内の残留薬剤を検知する構成例を示した説明図である。
図25に示す構成例における撮影動作および分包動作の概略を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態の薬剤分包装置1は、薬剤を種類ごとに収容するとともに処方箋情報に基づいて作成された分包データによって上記薬剤を1包分ずつ払い出すことが可能な薬剤供給部である薬剤収容払出ユニット11と、上記薬剤を受け取る薬剤案内部12と、上記薬剤を一時的に貯留する薬剤貯留ユニット5と、上記薬剤貯留ユニット5に供給された薬剤をスチル撮影する、この実施形態の薬剤撮影装置6と、分包紙ロール400及びインクリボンカセット401が装着され、上記分包紙ロール400から供給される分包紙Sに印字を行い、この分包紙Sを用いて上記薬剤貯留ユニット5を経た薬剤を1包分ずつ包装する包装ユニット4と、を備える。上記インクリボンカセットを含む印字機構は必ずしも必要ではない。上記薬剤収容払出ユニット11は、各種薬剤が収容された薬剤用のカセットおよび上記カセットに収容することが不向きな薬剤を収容できるユニバーサルカセットを備える。具体的には、上記薬剤用のカセットは、薬剤払出の経路のサイズを各薬剤の形状やサイズに対応させた、薬剤ごとに用意される専用カセットであり、上記ユニバーサルカセットは、必要に応じて薬剤払出の経路のサイズおよび駆動条件を調整可能とすることで、様々な形状やサイズの薬剤を払い出すことができる汎用カセットである。また、処方箋情報は、例えば、通常薬種および個数を含む。ただし、薬剤の印に関する情報(印の有無や印の外観形状の情報など)、サイズ、形状、色については、薬種に基づき後述の薬剤マスターテーブルを参照して取得することができる。
【0009】
また、上記薬剤分包装置1は手撒部13を備えている。この手撒部13は、格子状に枡が配置されており、各枡に薬剤を入れることができるようになっている。例えば、朝、昼、夕が1日分処方されている場合は、3つの枡に薬品を入れることになる。
【0010】
上記薬剤収容払出ユニット11から払い出された薬剤および手撒部13で手撒きされた薬剤は、上記薬剤案内部12等を経て上記薬剤貯留ユニット5に至る。上記薬剤貯留ユニット5に在留する薬剤は、上記薬剤撮影装置6によってスチル撮影された後、上記包装ユニット4で分包紙により包装される。すなわち、この実施形態では、1包分の薬剤は、上記薬剤収容払出ユニット11および上記手撒部13の共同動作によって排出される。上記薬剤収容払出ユニット11および上記手撒部13から排出された薬剤が上記薬剤貯留ユニット5に至る経路については、図4等を用いて後述する。
(【0011】以降は省略されています)
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