TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025092372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024094619
出願日2024-06-11
発明の名称データ作成装置、データ作成装置の制御方法、データ作成プログラム、薬剤仕分装置、薬剤仕分装置の制御方法、および、薬剤仕分プログラム
出願人株式会社湯山製作所
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤仕分装置におけるマスタデータを簡易に登録できる。
【解決手段】データ作成装置(20)は、薬剤の識別情報であって、薬剤に形成された少なくとも1つのマークにより示される識別情報の入力を受付ける受付部(211)と、撮像された薬剤の画像において、薬剤に形成された1つのマークを含むマーク領域を少なくとも1つ抽出する抽出部(212)と、受付部が受付けた識別情報と抽出部が抽出したマーク領域とに基づく登録操作を受付けた場合に、薬剤の画像をマスタ画像として識別情報に対応付けて、マスタデータを作成する作成部(216)と、を備える、データ作成装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
種類判別の対象薬剤の画像と照合されるマスタ画像を含むマスタデータを作成するデータ作成装置であって、
薬剤の識別情報であって、前記薬剤に形成された少なくとも1つのマークにより示される前記識別情報の入力を受付ける受付部と、
撮像された前記薬剤の画像において、前記薬剤に形成された1つのマークを含むマーク領域を少なくとも1つ抽出する抽出部と、
前記受付部が受付けた識別情報と前記抽出部が抽出したマーク領域とに基づく、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として登録する登録操作を受付けた場合に、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として前記識別情報に対応付けて、前記マスタデータを作成する作成部と、を備える、データ作成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記受付部が受付けた前記識別情報に含まれる、前記マークに対応する記号と、前記抽出部が抽出したマーク領域とに対して、番号を付与する番号付与部と、
前記番号が付与された記号と、前記番号が付与されたマーク領域とを含む番号付与画像を表示する表示制御部と、を備える、請求項1に記載のデータ作成装置。
【請求項3】
前記薬剤には、複数の前記マークが複数の段に亘って形成されており、
前記番号付与部は、前記薬剤の画像に含まれる前記マークの向きが上向きである状態において、前記抽出部が抽出したマーク領域に対して、上段から下段に向けて、かつ、各段において左から右に向けて順に前記番号を付与することにより、左上のマーク領域から右下のマーク領域へと順に番号を付与する、請求項2に記載のデータ作成装置。
【請求項4】
前記番号付与画像に対する入力操作に基づき、前記抽出部が抽出したマーク領域のうち、前記1つのマークのみを含まないマーク領域について、前記1つのマークのみを含むように変更されたマーク領域に再設定する設定部を備える、請求項2または3に記載のデータ作成装置。
【請求項5】
前記抽出部は、前記マーク領域を抽出するように構築された学習済みモデルに、前記薬剤の画像を入力して得られる出力値に基づき、前記マーク領域を抽出する、請求項1に記載のデータ作成装置。
【請求項6】
種類判別の対象薬剤の画像と照合されるマスタ画像を含むマスタデータを作成するデータ作成装置の制御方法であって、
薬剤の識別情報であって、前記薬剤に形成された少なくとも1つのマークにより示される前記識別情報の入力を受付ける受付ステップと、
撮像された前記薬剤の画像において、前記薬剤に形成された1つのマークを含むマーク領域を少なくとも1つ抽出する抽出ステップと、
前記受付ステップにおいて受付けた識別情報と前記抽出ステップにおいて抽出されたマーク領域とに基づく、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として登録する登録操作を受付けた場合に、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として前記識別情報に対応付けて、前記マスタデータを作成する作成ステップと、を含む、データ作成装置の制御方法。
【請求項7】
請求項1に記載のデータ作成装置としてコンピュータを機能させるためのデータ作成プログラムであって、前記受付部、前記抽出部および前記作成部としてコンピュータを機能させるためのデータ作成プログラム。
【請求項8】
複数の仕分容器を備え、種類が未知の薬剤を種類毎に前記仕分容器に仕分ける薬剤仕分装置であって、
薬剤から発せられる赤外光を受光する赤外センサと、
前記赤外センサが受光した赤外光の、周波数と強度との関係を示す波形データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した、前記種類が未知の薬剤の前記波形データと、収容先の仕分容器が既に決定している薬剤の前記波形データとに基づき、前記種類が未知の薬剤を収容する仕分容器を決定する決定部と、を備える、薬剤仕分装置。
【請求項9】
前記取得部が取得した前記波形データに対してスペクトログラム変換を実行することにより、当該波形データの周波数成分特性を表す特性画像を生成する画像生成部を備え、
前記決定部は、前記画像生成部が生成した、前記種類が未知の薬剤に対応する前記特性画像としての第1特性画像と、前記収容先の仕分容器が既に決定している薬剤に対応する前記特性画像としての第2特性画像とを用いて、前記種類が未知の薬剤を収容する仕分容器を決定する、請求項8に記載の薬剤仕分装置。
【請求項10】
前記第1特性画像と前記第2特性画像とが一致しているかどうかを出力する学習済みモデルを備え、
前記決定部は、前記学習済みモデルが、前記第1特性画像と前記第2特性画像との入力に対して、前記第1特性画像と前記第2特性画像とが一致しているとの結果を出力した場合に、前記収容先の仕分容器が既に決定している薬剤が収容される当該仕分容器を、前記種類が未知の薬剤を収容する仕分容器として決定する、請求項9に記載の薬剤仕分装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、データ作成装置および薬剤仕分装置等に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、返品された複数種類の薬剤は、薬剤師または医師の手により種類毎に仕分けられていた。返品される薬剤は、様々な患者に処方される、または処方された調剤後の薬剤である。そのため、1患者単位の処方箋情報に基づいて、調剤機器等に予め薬種単位でまとめられた薬種群(薬剤カセット)から、一服用時期単位毎に、(1種または複数種の)薬剤(錠剤)を取りまとめる(分包する)調剤業務に比べて、複数の患者に処方された薬剤がまとめて返品される薬剤の種類は非常に多い。そのため、返品された薬剤を自動的に仕分けて、再利用することの有用性は高い。なお、一服用時期用に調剤される薬剤は、一般に2~3種類程度であり、多くても10種類程度である。
【0003】
なお、仕分け業務にかかる時間、手間、または仕分け間違い(薬剤カセットへの戻し間違い)による誤投与のリスクを避けるため、返品された薬剤を、そのまま廃棄する薬局または病院(正確には院内薬剤部)も存在している。
【0004】
特許文献1には、薬剤の自動仕分けを実現する薬剤仕分装置が開示されている。特許文献1の薬剤仕分装置は、第1収容部に収容された複数種類の薬剤を1つずつ撮像し、撮像した画像に基づき薬剤の種類を判別し、その判別結果に基づき第2収容部の仕分カップに種類ごとに仕分ける。さらに、薬剤仕分装置は、種類ごとに仕分けた薬剤を、分包機構へ搬送して分包する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2018/190394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
薬剤仕分装置は、撮像画像を、予め薬剤の種類毎に登録している薬剤の画像(マスタデータに含まれるマスタ画像)と照合することにより、第1収容部に収容された薬剤の種類を判別する。予め登録しているマスタ画像は、薬剤仕分装置の出荷前に限らず、薬剤仕分装置が病院または薬局等に設置された後に、薬剤仕分装置において新たに登録される可能性もある。
【0007】
特許文献1には、外部装置からの配信に依らず薬剤仕分装置においてマスタ画像を登録することに関し、目視鑑査を行った後の撮像画像をマスタ画像として登録することについては開示されている。しかし、目視鑑査を行うことなくマスタ画像を登録する手法について開示されていない。また、特許文献1には、予め準備されたマスタ画像を用いずに薬剤を仕分ける手法については開示されていない。
【0008】
本発明の一態様は、マスタデータの簡易な登録を実現することを目的とする。また、本発明の別の一態様は、マスタデータを予め登録することなく、薬剤の仕分処理を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係るデータ作成装置は、種類判別の対象薬剤の画像と照合されるマスタ画像を含むマスタデータを作成するデータ作成装置であって、薬剤の識別情報であって、前記薬剤に形成された少なくとも1つのマークにより示される前記識別情報の入力を受付ける受付部と、撮像された前記薬剤の画像において、前記薬剤に形成された1つのマークを含むマーク領域を少なくとも1つ抽出する抽出部と、前記受付部が受付けた識別情報と前記抽出部が抽出したマーク領域とに基づく、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として登録する登録操作を受付けた場合に、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として前記識別情報に対応付けて、前記マスタデータを作成する作成部と、を備える。
【0010】
本発明の一態様に係るデータ作成装置の制御方法は、種類判別の対象薬剤の画像と照合されるマスタ画像を含むマスタデータを作成するデータ作成装置の制御方法であって、薬剤の識別情報であって、前記薬剤に形成された少なくとも1つのマークにより示される前記識別情報の入力を受付ける受付ステップと、撮像された前記薬剤の画像において、前記薬剤に形成された1つのマークを含むマーク領域を少なくとも1つ抽出する抽出ステップと、前記受付ステップにおいて受付けた識別情報と前記抽出ステップにおいて抽出されたマーク領域とに基づく、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として登録する登録操作を受付けた場合に、前記薬剤の画像を前記マスタ画像として前記識別情報に対応付けて、前記マスタデータを作成する作成ステップと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社湯山製作所
薬剤分包装置
6日前
株式会社湯山製作所
データ作成装置、データ作成装置の制御方法、データ作成プログラム、薬剤仕分装置、薬剤仕分装置の制御方法、および、薬剤仕分プログラム
13日前
個人
健康器具
4か月前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
歯茎みが品
5か月前
個人
白内障治療法
3か月前
個人
マッサージ機
4か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
導電香
5か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
クリップ
5か月前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
バッグ式オムツ
15日前
個人
歯の修復用材料
9日前
個人
ホバーアイロン
2か月前
個人
片足歩行支援具
5か月前
個人
シャンプー
2か月前
三生医薬株式会社
錠剤
3か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
個人
車椅子持ち上げ器
3か月前
個人
口内洗浄具
4か月前
株式会社結心
手袋
3か月前
個人
除菌システム
5か月前
株式会社コーセー
化粧料
5か月前
株式会社コーセー
美爪料
5か月前
株式会社 MTG
浴用剤
5か月前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社八光
剥離吸引管
29日前
個人
腰用サポーター
4か月前
個人
尿バッグカバー
5か月前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
3か月前
個人
形見の製造方法
13日前
個人
高気圧環境装置
20日前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
2か月前
続きを見る