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公開番号2025113477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2025090151,2023502317
出願日2025-05-29,2022-02-16
発明の名称錠剤カセットの錠剤案内路調整装置
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】錠剤の形状又は大きさに応じて錠剤案内路の寸法を容易に調整できる錠剤カセットの錠剤案内路調整装置を提供する。
【解決手段】錠剤カセット2は、錠剤を収容する錠剤容器5と、錠剤容器5に回転可能に収容されたロータ8とを備える。ロータ8に、錠剤容器5の錠剤を錠剤容器5の錠剤排出孔9に案内する錠剤案内路8bと、錠剤案内路8bの寸法を調整可能な調整部33、64とを有する。錠剤案内路調整装置100は、調整部33、64に係合する調整部材102と、調整部材102の操作量を検出する操作量検出部131と、操作量検出部131で検出された操作量に基づいて、ユーザが調整部材102により調整部33、64を調整するのに必要な調整支援情報をユーザに通知する通知部201と、を備える。
【選択図】図30
特許請求の範囲【請求項1】
錠剤を収容する錠剤容器と、
前記錠剤容器に回転可能に収容されたロータとを備え、
前記ロータに、前記錠剤容器の錠剤を前記錠剤容器の錠剤排出孔に案内する錠剤案内路と、前記錠剤案内路の寸法を調整可能な調整部とを有する錠剤カセットにおける錠剤案内路調整装置において、
前記調整部に係合する調整部材と、
前記調整部材の操作量を検出する操作量検出部と、
前記操作量検出部で検出された操作量に基づいて、ユーザが前記調整部材により前記調整部を調整するのに必要な調整支援情報をユーザに通知する通知部と、
を備えることを特徴とする錠剤案内路調整装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
錠剤の形状又は大きさに適した前記錠剤案内路の寸法、又は当該寸法に関連する数値を記憶した錠剤マスタ記憶部を備え、
前記通知部は、前記錠剤マスタ記憶部から前記錠剤容器に収容される錠剤に対応する前記錠剤案内路の寸法の目標値を読み出して、前記目標値と、前記操作量検出部の操作量に基づく前記調整部の現在値とを通知することを特徴とする請求項1に記載の錠剤案内路調整装置。
【請求項3】
前記調整部材は、前記ロータに対して係脱可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の錠剤案内路調整装置。
【請求項4】
前記操作量検出部は、前記調整部材とは別個に設けられた装置本体に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の錠剤案内路調整装置。
【請求項5】
前記調整部材は、前記ロータの複数の前記調整部毎に係脱可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の錠剤案内路調整装置。
【請求項6】
前記操作量検出部は、複数の前記調整部に対応して複数設けられ、
前記調整部材は、複数の前記操作量検出部に対して係脱可能であることを特徴とする請求項5に記載の錠剤案内路調整装置。
【請求項7】
前記ロータが載置されるロータ台を有するベース部を備え、
前記ベース部に前記調整部のゼロ点を検出するゼロ点検出センサが設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の錠剤案内路調整装置。
【請求項8】
前記ベース部の上方に、前記調整部材をガイドするガイド部が設けられ、
前記ガイド部に、前記調整部材が差し込まれるガイド穴が形成され、
前記ガイド穴は、前記ロータ台に載置された前記ロータの前記調整部と同じ軸線上に形成されていることを特徴とする請求項7に記載に錠剤案内路調整装置。
【請求項9】
前記操作量検出部は、前記ガイド部に設けられ、前記ガイド穴に挿通された前記調整部材の回転量を検出することを特徴とする請求項8に記載の錠剤案内路調整装置。
【請求項10】
前記ガイド部に、前記調整部材と一体回転可能な回転部材が設けられ、
前記回操作量検出部は、前記ガイド穴に挿通された前記調整部材の回転量を前記回転部材を介して検出することを特徴とする請求項9に記載の錠剤案内路調整装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は多数の錠剤を収容し処方に応じて錠剤を排出する錠剤カセットの錠剤案内路調整装置に関する。詳しくは、錠剤カセットに収容される錠剤の形状又は大きさに応じて、ロータの錠剤案内路の溝の深さ、高さ、幅等の寸法や錠剤案内路に進入する仕切部材の進入位置を容易に調整することができる錠剤カセットの錠剤案内路調整装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
調剤薬局や病院に設置される錠剤収納払出装置は、多くの患者に対して迅速、確実、安全に処方に応じた錠剤を自動的に提供できる。錠剤には、円形、楕円形、球形、カプセル形、糖衣形等多くの形状、大きさのものがあるが、錠剤収納払出装置はできるだけ多くの種類の錠剤を払い出せることが望ましい。
【0003】
錠剤収納払出装置は、異なる種類の錠剤を収納し払い出すことができる多数の錠剤カセットを備えている。各錠剤カセットは、錠剤を収納するカセット本体と、該カセット本体の底に回転駆動可能に配設されたロータとからなっている。ロータが回転すると、カセット本体内の錠剤がロータに形成された複数の錠剤案内路に順に案内され、各錠剤案内路がカセット本体の錠剤排出孔と一致した時点で、錠剤案内路の最下部の錠剤とその上方の錠剤とが仕切部材によって仕切られて、最下部の錠剤のみが錠剤排出孔から排出される。
【0004】
本願出願人は、特許文献1において、錠剤の種類に応じてロータの錠剤案内路の深さ、幅及び仕切位置を変更できる錠剤カセットを提案している。特許文献1の錠剤カセットは、錠剤案内路の底面を形成する傾斜外面を備えたロータを昇降させるロータ昇降機構と、錠剤案内路の幅方向の面を形成する側壁を有する第1と第2の可動部材をロータの周方向に相対的に移動させる幅調整機構と、錠剤案内路の最下位の錠剤を支持する錠剤支持台を昇降させる錠剤支持台昇降機構とを有している。特許文献1の錠剤カセットは、錠剤案内路の深さ、幅、仕切位置を調整することができるので、多くの形状や大きさの錠剤を扱うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開番号WO2017/164196
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の錠剤カセットの錠剤案内路の寸法はそれぞれの調整機構によって調整できるが、多種多様の錠剤の形状又は大きさに応じて寸法を決定するのは煩雑であり、熟練を要する。
【0007】
そこで、本発明は、錠剤の形状又は大きさに応じて錠剤案内路の寸法を容易に調整できる錠剤カセットの錠剤案内路調整装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、本発明は、
錠剤を収容する錠剤容器と、
前記錠剤容器に回転可能に収容されたロータとを備え、
前記ロータに、前記錠剤容器の錠剤を前記錠剤容器の錠剤排出孔に案内する錠剤案内路と、前記錠剤案内路の寸法を調整可能な調整部とを有する錠剤カセットにおける錠剤案内路調整装置において、
前記調整部に係合する調整部材と、
前記調整部材の操作量を検出する操作量検出部と、
前記操作量検出部で検出された操作量に基づいて、ユーザが前記調整部材により前記調整部を調整するのに必要な調整支援情報をユーザに通知する通知部と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
錠剤の形状又は大きさに適した前記錠剤案内路の寸法、又は当該寸法に関連する数値を記憶した錠剤マスタ記憶部を備え、
前記通知部は、前記錠剤マスタ記憶部から前記錠剤容器に収容される錠剤に対応する前記錠剤案内路の寸法の目標値を読み出して、前記目標値と、前記操作量検出部の操作量に基づく前記調整部の現在値とを通知することが好ましい。
【0010】
前記調整部材は、前記ロータに対して係脱可能であることが好ましい。
また、前記操作量検出部は、前記調整部材とは別個に設けられた装置本体に設けられていることが好ましい。
さらに、前記調整部材は、前記ロータの複数の前記調整部毎に係脱可能であることが好ましい。
また、前記操作量検出部は、複数の前記調整部に対応して複数設けられ、
前記調整部材は、複数の前記操作量検出部に対して係脱可能であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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