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公開番号2025082197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195507
出願日2023-11-16
発明の名称混注管理システム、読取端末、混注管理プログラム
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20250521BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】混注支援装置の使用漏れを抑止することが可能な混注管理システム、読取端末、又は混注管理プログラムを提供すること。
【解決手段】混注管理システムは、調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理の少なくとも一部を支援する混注支援処理を実行する支援装置と、前記調製データに対応するコード情報を記録媒体に記録する記録処理部と、前記混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応する前記コード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理が前記混注支援装置で実行済みであるか否かを判定する第1判定処理部と、前記第1判定処理部によって前記混注支援処理が実行済みでないと判定された場合に、予め定められた第1報知情報を報知する第1報知処理部とを備える。
【選択図】図42
特許請求の範囲【請求項1】
調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理の少なくとも一部を支援する混注支援処理を実行する混注支援装置と、
前記調製データに対応するコード情報を記録媒体に記録する記録処理部と、
前記混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応する前記コード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理が前記混注支援装置で実行済みであるか否かを判定する第1判定処理部と、
前記第1判定処理部によって前記混注支援処理が実行済みでないと判定された場合に、予め定められた第1報知情報を報知する第1報知処理部と、
を備える混注管理システム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記混注支援処理により前記混注処理においてエラーが発生したと判断された場合であって当該エラーを承認するためのユーザ操作が行われた場合に、当該エラーが承認された旨の承認履歴を記憶する第1記憶処理部と、
前記混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応する前記コード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理について前記承認履歴が存在するか否かを判定する第2判定処理部と、
前記第2判定処理部によって前記承認履歴が存在すると判定された場合に、予め定められた第2報知情報を報知する第2報知処理部と、
を備える、
請求項1に記載の混注管理システム。
【請求項3】
調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理及び前記輸液容器に前記記録媒体を付する処理を実行する混注装置と、
前記混注装置で実行される前記混注処理においてエラーが発生した場合であって当該エラーを承認するためのユーザ操作が行われた場合に、当該エラーが承認された旨の承認履歴を記憶する第2記憶処理部と、
前記混注装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応する前記コード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注処理について前記承認履歴が存在するか否かを判定する第3判定処理部と、
前記第3判定処理部によって前記承認履歴が存在すると判定された場合に、予め定められた第3報知情報を報知する第3報知処理部と、
を備える、
請求項1又は2に記載の混注管理システム。
【請求項4】
前記混注処理が実行可能な複数の混注処理領域のうち当該混注処理で使用される薬剤の取り揃えが行われる特定の混注処理領域が当該混注処理の実行場所として割り当てられていない調製データに対応する前記コード情報が読み取られた場合に、予め定められた第4報知情報を報知する第4報知処理部を備える、
請求項1又は2に記載の混注管理システム。
【請求項5】
前記記録媒体から読み取られる前記コード情報と、前記輸液容器が収容される収容部から読み取られるコード情報とに基づいて、当該輸液容器と当該収容部との組み合わせの適否を判定する第4判定処理部と、
前記第4判定処理部により前記組み合わせが適切でないと判定された場合に、予め定められた第5報知情報を報知する第5報知処理部と、
を備える、
請求項1~4のいずれかに記載の混注管理システム。
【請求項6】
前記混注処理が実行可能な複数の混注処理領域のうち当該混注処理で使用される薬剤の取り揃えが行われる特定の混注処理領域で前記コード情報が読み取られた場合に、当該コード情報に対応する前記調製データに基づく混注処理の実行状況と、当該調製データに対応して予め設定される、当該調製データに基づく混注処理の実行場所との関係が予め設定された条件を満たす場合に、予め定められた第7報知情報を報知する第7報知処理部を備える、
請求項1~5のいずれかに記載の混注管理システム。
【請求項7】
前記第7報知処理部は、前記混注処理の実行場所が前記特定の混注処理領域であり当該混注処理の実行状況が未実行であると判断した場合に、予め設定された第8報知情報を前記第7報知情報として報知し、又は、前記混注処理の実行場所が前記特定の混注処理領域ではなく当該混注処理の実行状況が実行済であると判断した場合に、予め設定された第9報知情報を前記第7報知情報として報知する、
請求項6に記載の混注管理システム。
【請求項8】
前記混注処理が実行可能な複数の混注処理領域のうち当該混注処理で使用される薬剤の取り揃えが行われる特定の混注処理領域で前記コード情報が読み取られた場合に、当該特定の混注処理領域における前記コード情報の読み取り時の混注処理の適切な実行状況を示す実行状況情報と当該コード情報の読み取り時における混注処理の実行状況とが一致しない場合に、予め設定された第10報知情報を報知する第8報知処理部を備える、
請求項1~5のいずれかに記載の混注管理システム。
【請求項9】
調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理の少なくとも一部を支援する混注支援処理を実行する混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応するコード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理が前記混注支援装置で実行済みであるか否かを判定する第1判定処理部と、
前記第1判定処理部によって前記混注支援処理が実行済みでないと判定された場合に、予め定められた第1報知情報を報知する第1報知処理部と、
を備える読取端末。
【請求項10】
コンピュータに、
調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理の少なくとも一部を支援する混注支援処理を実行する混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応するコード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理が前記混注支援装置で実行済みであるか否かを判定するステップと、
前記混注支援処理が実行済みでないと判定された場合に、予め定められた第1報知情報を報知するステップと、
を実行させるための混注管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤の混注処理を支援する混注管理システムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
病院又は薬局などの医療機関では、処方内容に基づいて薬剤容器内の薬剤を輸液容器に注入する混注処理が薬剤師などのユーザによって実行されることがある。また、前記混注処理を自動的に実行することが可能な混注装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、ユーザが手作業で行う前記混注処理を支援する混注支援装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-40295号公報
特開2022-116293号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本来は混注支援装置を使用して混注処理を実行するべき処方データ(調製データ)について、ユーザが混注支援装置を使用することなく混注処理を実行すると、当該混注処理で人為的ミスが発生するおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、混注支援装置の使用漏れを抑止することが可能な混注管理システム、読取端末、又は混注管理プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る混注管理システムは、調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理の少なくとも一部を支援する混注支援処理を実行する支援装置と、前記調製データに対応するコード情報を記録媒体に記録する記録処理部と、前記混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応する前記コード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理が前記混注支援装置で実行済みであるか否かを判定する第1判定処理部と、前記第1判定処理部によって前記混注支援処理が実行済みでないと判定された場合に、予め定められた第1報知情報を報知する第1報知処理部と、を備える。
【0007】
本発明に係る読取端末は、調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理の少なくとも一部を支援する混注支援処理を実行する混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応するコード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理が前記混注支援装置で実行済みであるか否かを判定する第1判定処理部と、前記第1判定処理部によって前記混注支援処理が実行済みでないと判定された場合に、予め定められた第1報知情報を報知する第1報知処理部と、を備える。
【0008】
本発明に係る混注管理プログラムは、コンピュータに、調製データに基づいて薬剤を輸液容器に注入する混注処理の少なくとも一部を支援する混注支援処理を実行する混注支援装置による処理対象として割り当てられている前記調製データに対応するコード情報が読み取られた場合に、当該調製データに基づく前記混注支援処理が前記混注支援装置で実行済みであるか否かを判定するステップと、前記混注支援処理が実行済みでないと判定された場合に、予め定められた第1報知情報を報知するステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、混注支援装置の使用漏れを抑止することが可能な混注管理システム、読取端末、又は混注管理プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態の混注装置の全体構成の一例を示す斜視図である。
図2は、混注装置を前方から見たときの、混注装置の概略的な内部構成の一例を示す斜視図である。
図3は、混注装置を後方から見たときの、混注装置の概略的な内部構成の一例を示す斜視図である。
図4は、混注装置の全体構成の一例を示すブロック図である。
図5は、混注ユニットの構成の一例を示す斜視図である。
図6は、混注ユニットの概略的な構成の一例を示す正面図である。
図7は、注射器の針先位置の調整について説明するための図である。
図8は、第2搬送部の構成の一例を示す図である。
図9は、第1情報の読取位置について説明するための図である。
図10は、注射器棚及び薬剤容器棚の全体構成の一例を示す斜視図である。
図11は、第1搬送部側から見たときの1つの注射器棚及び1つの薬剤容器棚の構成の一例を示す図と、薬剤容器棚を説明するための図である。
図12は、制御部が薬剤容器の回収指示を受付けた場合の、制御部の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図13は、輸液棚の構成の一例を示す斜視図である。
図14は、押込部の具体的構成の一例を示す図である。
図15は、押込搬送部の一例を示す側面図である。
図16は、印刷・鑑査ユニットの全体構成の一例を示す斜視図である。
図17は、印刷・鑑査ユニットを後方から見たときの斜視図である。
図18は、印刷・鑑査ユニットの内部構成の一例を示す斜視図である。
図19は、第1情報の読取りから第2ラベルの貼付けまでの動作例を説明するための図である。
図20は、第1面に第1ラベルが貼付されている輸液容器の一例と、第2面に第2ラベルが貼付されている輸液容器の一例とを示す図である。
図21は、輸液受入棚の一例を示す正面図である。
図22は、輸液受入棚の一例を示す側面図である。
図23は、レール部の形状の一例を示す図である。
図24は、シャッターについて説明するための図である。
図25は、混注管理システムの構成を示すブロック図である。
図26は、データ出力処理の一例を示すフローチャートである。
図27は、混注管理システムにおける調製データのグループ化の一例を示す図である。
図28は、混注管理システムにおける表示画面の一例を示す図である。
図29は、混注管理システムで用いられる搬送トレイの一例を示す図である。
図30は、混注管理システムで印刷される帳票の一例を示す図である。
図31は、混注制御処理の一例を示すフローチャートである。
図32は、混注キャンセル処理の一例を示すフローチャートである。
図33は、振替制御処理の一例を示すフローチャートである。
図34は、混注管理システムで印刷されるラベルの一例を示す図である。
図35は、薬剤払出処理の一例を示すフローチャートである。
図34は、混注管理システムで印刷される注射箋の一例を示す図である。
図37は、トレイ照合処理の一例を示すフローチャートである。
図38は、混注管理システムにおける表示画面の一例を示す図である。
図39は、混注管理システムにおける表示画面の一例を示す図である。
図40は、調製手法選択処理の一例を示すフローチャートである。
図41は、割当情報の一例を示す図である。
図42は、報知制御処理の一例を示すフローチャートである。
図43は、報知制御処理における表示画面の一例を示す図である。
図44は、報知制御処理の一例を示すフローチャートである。
図45は、報知制御処理の一例を示すフローチャートである。
図46は、搬送可能報知処理の一例を示すフローチャートである。
図47は、調製手法選択処理の一例を示すフローチャートである。
図48は、割当情報の一例を示す図である。
図49は、報知制御処理の一例を示すフローチャートである。
図50は、報知制御処理の一例を示すフローチャートである。
図51は、報知制御処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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