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公開番号
2025089350
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025043352,2023143101
出願日
2025-03-18,2023-09-04
発明の名称
薬剤フィーダ及び薬剤払出し装置
出願人
株式会社湯山製作所
代理人
個人
主分類
A61J
3/00 20060101AFI20250605BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ロボット機構を有さない薬剤払出し装置において好適に採用可能な薬剤フィーダと、そのような薬剤フィーダを採用した薬剤払出し装置を提供する。
【解決手段】散薬が収容される薬剤容器20と、当該薬剤容器20を保持する容器保持部16と、薬剤容器20の重量を直接的または間接的に測定する重量測定手段25とを有し、薬剤容器20を振動させて薬剤容器20から散薬を排出し、重量測定手段25によって散薬の排出量を検知することが可能である薬剤フィーダ5において、薬剤容器20は、散薬排出部を開閉する開閉部材を備え、開閉機構部をさらに有し、開閉機構部は、開閉部材に直接又は間接的に力を付与し、開閉部材の少なくとも一部を移動させて散薬排出部を開閉させるものであり、散薬排出部を開状態とする際と、閉状態とする際のそれぞれにおいて開閉部材に力を付与するものとする。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
散薬が収容される薬剤容器と、薬剤容器を振動させて散薬を排出する振動部材とを有する薬剤フィーダであって、
薬剤容器は、散薬排出部を有し、
振動部材は、薬剤容器が振動部材に取り付けられた姿勢を基準として薬剤容器の背面壁側にあり、
振動部材により薬剤容器を振動させて、薬剤容器の背面壁と反対側の一端にある散薬排出部から薬剤容器の散薬を排出させる薬剤フィーダ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、散薬を所定量計量して取り出す薬剤フィーダに関するものである。本発明の薬剤フィーダは、散薬を分配する散薬分配装置に対して散薬を供給する装置として好適に使用される。
また本発明は、薬剤フィーダを内蔵した薬剤払出し装置に関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、大病院や、大規模の薬局では、散薬分包装置や散薬分包機能を備えた薬剤払出し装置が導入されている。
特許文献1に開示された旧来の薬剤払出し装置は、人手によって薬棚から処方された散薬が入った薬瓶を取り出し、天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出す作業を行う必要があり、完全自動装置とは言いがたい。
本出願人は、この問題に対処するため、特許文献2、3に開示された薬剤払出し装置を実用化した。
【0003】
特許文献2、3に開示された薬剤払出し装置(従来技術の薬剤払出し装置)は、薬剤容器と容器載置装置とが組み合わされてなる薬剤フィーダを採用している。
容器載置装置は、水平姿勢の振動部材と、薬剤容器の重量を測定する重量測定手段を有している。そして薬剤容器を振動部材に載置し、振動部材を振動させて前記散薬排出部から薬剤を少量ずつ排出し、重量測定手段によって薬剤の排出量を検知する。
【0004】
特許文献2、3に開示された薬剤容器は、略四角柱形状であり、横置き姿勢で容器載置装置に設置される。
特許文献2に開示された薬剤フィーダは、略四角柱形状の薬剤容器が容器載置装置に横置きされており、薬剤フィーダとして組み合わされた状態においては、薬剤容器は水平方向の長さに比べて高さが低い。
また、特許文献2、3に開示されている薬剤払い出しのための装置では、ロボットによって薬剤容器を所定位置に搬送し、ロボットによって薬剤容器の蓋の開閉を行っている。
【0005】
また、特許文献4には、散薬分包機に用いる散薬供給装置が開示されている。特許文献4の散薬供給装置では、複数のカセットのそれぞれに散薬が収容されており、カセットを供給位置に移動させた後にカセット内から散薬を排出する。詳細には、カセットがスクリューと、円筒先端からなる排出口を閉塞するシャッターと、スクリューと共に回転する攪拌羽根を有しており、シャッターがばねによって強制的に閉鎖状態を維持するように構成されている。そして、供給位置にある作動装置とスクリューの回転軸後端を連結することで、スクリューが回転しながら移動する。このことにより、スクリューがシャッターを押圧し、シャッターがばねの付勢力に抗して移動することで排出口が開状態となる。その一方、スクリューと攪拌羽根が回転することで、散薬が排出口に向かって流れる。これらのことから、散薬がカセットから排出される。
【0006】
特許文献4の散薬供給装置では、カセットの供給位置までの移動と、供給位置からの移動を自動で実行する。また、この散薬供給装置における散薬フィーダは、上記したように、攪拌羽根とスクリューが回転することで散薬を排出するものであり、振動によって(カセット全体を振動させて)散薬を排出するものではない。また、散薬フィーダは、供給位置にある作動装置と、一つのカセットによって形成されるものであり、作動装置は、単にカセットのスクリューに対して動力を供給するものにすぎない。つまり、散薬を排出するための機構を全てカセットが有している。さらに、シャッターの閉方向への移動がバネによってなされる。即ち、閉状態を常時維持しようするシャッターに対し、一時的に開方向へ向かう力を加えることでシャッターが開くものであり、閉状態とする際には、シャッターに付与する力を解除することでシャッターを閉じる。つまり、シャッタの開度の調整がされないものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2000-85703号公報
特開2018-35001号公報
WO2015/076267/A1号公報
特開平7-132135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献2、3に開示された薬剤フィーダは、設置した際に専有する面積が大きいという問題がある。
また特許文献2、3に開示された薬剤払出し装置は、部品点数が多いという問題がある。
さらに、特許文献2、3には、ロボットによって薬剤容器を搬送し、薬剤容器の蓋を開閉する薬剤払出し装置が開示されているが、このような薬剤払出し装置は、装置全体が大型化する場合が多く、小規模の薬局等には導入し難いという問題があった。また、このような問題を解決するため、ロボット機構を無くし、手動によって薬剤容器を所定位置に載置するという装置を考えた場合、蓋を開閉させる機構をできるだけコンパクト化して他の部材に具備させ、装置全体の小規模化を図りたいという欲求があった。なお、この場合、手動で薬剤容器を搬送するため、人の持ちやすさを考慮することが好ましい。
また、特許文献4に開示された薬剤払出し装置は、簡易な構造で薬剤の排出量を細かく調整するという観点から、改良の余地があった。
【0009】
本発明(関連発明)は、従来技術の上記した問題点に注目し、ロボット機構を有さない薬剤払出し装置において好適に採用可能な薬剤フィーダを提供することを課題とする。また、そのような薬剤フィーダを採用した薬剤払出し装置を提供することを課題とする。
本発明は、従来に比べて薬剤容器の散薬排出部を分配皿に近づけることができ、散薬の跳ねを少なくとすることができる薬剤フィーダを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記した課題を解決するための本発明の一つの態様は、散薬が収容される薬剤容器と、薬剤容器を振動させて散薬を排出する振動部材とを有する薬剤フィーダであって、薬剤容器は、散薬排出部を有し、振動部材は、薬剤容器が振動部材に取り付けられた姿勢を基準として薬剤容器の背面壁側にあり、振動部材により薬剤容器を振動させて、薬剤容器の背面壁と反対側の一端にある散薬排出部から薬剤容器の散薬を排出させる薬剤フィーダである。
好ましい態様は、容器支持部と、加振手段とをさらに有し、薬剤容器は、底面壁をさらに有し、薬剤容器が振動部材に取り付けられた姿勢を基準として、散薬排出部は、背面壁と反対側の底面壁の一端に設けられ、振動部材は、薬剤容器を保持して薬剤容器を振動させるものであり、薬剤容器が振動部材に取り付けられた姿勢を基準として薬剤容器の背面壁と接する振動側垂直部を有し、容器支持部は、振動部材を保持するものであり、振動側垂直部と対向する支持側垂直部を有し、加振手段は振動側垂直部と支持側垂直部との間に配置され、加振手段により振動部材が容器支持部に保持され、加振手段で振動側垂直部に保持された振動部材により薬剤容器を振動させて、散薬排出部から薬剤容器の散薬を排出させる動作を含む薬剤フィーダである。
さらに好ましい態様は、振動部材は、振動側垂直部と垂直な振動側水平部をさらに有し、振動側水平部と薬剤容器の底面壁とが触接する薬剤フィーダである。
さらに好ましい態様は、薬剤容器は、係合部をさらに有し、振動側垂直部は、係合部をさらに有し、薬剤容器の係合部と振動側垂直部の係合部とが係合して、薬剤容器が振動側垂直部に保持される薬剤フィーダである。
さらに好ましい態様は、薬剤容器は、直方体であり、薬剤容器は、正面壁と、2つの側面壁と、天面壁とをさらに有する薬剤フィーダである。
さらに好ましい態様は、容器支持部は、支持側垂直部と垂直な支持側水平部をさらに有し、支持側水平部と振動側水平部とは非接触であり、支持側水平部の下部に重量測定手段が配置されている薬剤フィーダである。
さらに好ましい態様は、薬剤容器から所定量の散薬を取り出し、これを所定の数に分割し、さらに個別に包装して排出する薬剤払出し装置であって、薬剤投入溝が設けられ動力によって回転される分配皿を有し、当該分配皿の近傍に、上記の薬剤フィーダが複数設置され、薬剤容器から散薬を排出させて分配皿の薬剤投入溝に投入する薬剤払出し装置。
上記した課題を解決するための本発明の別の態様は、散薬が収容される薬剤容器と、当該薬剤容器を保持する容器保持部と、前記薬剤容器の重量を直接的または間接的に測定する重量測定手段とを有し、前記薬剤容器を振動させて前記薬剤容器から散薬を排出し、前記重量測定手段によって散薬の排出量を検知することが可能である薬剤フィーダにおいて、前記薬剤容器は、散薬排出部から散薬を外部に排出するものであり、前記散薬排出部を開閉する開閉部材を備え、開閉機構部をさらに有し、前記開閉機構部は、前記開閉部材に直接又は間接的に力を付与し、前記開閉部材の少なくとも一部を移動させて前記散薬排出部を開閉させるものであり、前記散薬排出部を開状態とする際と、閉状態とする際のそれぞれにおいて前記開閉部材に力を付与する、薬剤フィーダである。
(【0011】以降は省略されています)
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