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公開番号2025091776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207230
出願日2023-12-07
発明の名称クリーンベンチ
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類F24F 7/06 20060101AFI20250612BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】風速の調整時間を短縮できるクリーンベンチを提供する。
【解決手段】ファン20により吸い込んだ外気を、フィルタ19,21を介して作業空間7に送り込むクリーンベンチ1において、作業空間7に送り込まれる気流の風速を検出する風速検出手段12と、ファン20のファン出力値を記憶する記憶手段26と、風速検出手段12が検出した風速が安定したときのファン出力値を記憶手段26に記憶し、次回運転時に記憶手段26に記憶した風速が安定したときのファン出力値でファン20を起動する制御手段24と、を備える。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
ファンにより吸い込んだ外気を、フィルタを介して作業空間に送り込むクリーンベンチにおいて、
前記作業空間に送り込まれる気流の風速を検出する風速検出手段と、
前記ファンのファン出力値を記憶する記憶手段と、
前記風速検出手段が検出した風速が安定したときのファン出力値を前記記憶手段に記憶し、次回運転時に前記記憶手段に記憶した前記風速が安定したときのファン出力値で前記ファンを起動する制御手段と、
を備えるクリーンベンチ。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記風速検出手段が検出した現在風速が目標風速の所定範囲内にある状態を所定時間維持したときのファン出力値を前記風速が安定したときのファン出力値とする請求項1に記載のクリーンベンチ。
【請求項3】
前記ファンの上流側にプレフィルタが設けられ、前記ファンの下流側にメインフィルタが設けられ、前記風速検出手段は、前記メインフィルタの下流側に設けられ、前記プレフィルタ、前記ファン、前記メインフィルタを通って前記作業空間に送り込まれる空気の風速を検出する請求項1又は2に記載のクリーンベンチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はクリーンベンチ、特にその作業空間に送り込む空気の風速調整に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
無菌状態を保った状態で、2種類以上の薬剤の混合作業等を行うことができるクリーンベンチでは、フィルタを通した清浄な空気で作業空間を満たすとともに、作業空間を陽圧にして、ゴミや埃、浮遊微生物等の混入(コンタミネーション)を防いでいる。
【0003】
クリーンベンチでは、外気はプレフィルタ、ファン、メインフィルタを介して作業空間に送り込まれる。プレフィルタとメインフィルタは目の粗さが異なる。プレフィルタがない場合、外気から比較的大きな埃等がメインフィルタに付着し、すぐに詰まって使えなくなる。そこで、プレフィルタで予め空気中の埃などを取り除き、出来るだけ清浄な空気をメインフィルタに通すようになっている。プレフィルタは、不織布からなり、水洗いが可能で、安価で取り外し易い。メインフィルタは、プレフィルタに比べて目が細かく、クリーンベンチがJIS規格を合格できるレベルの高性能エアフィルタ(HEPAフィルタ、ULPAフィルタ等)が使用されている。メインフィルタは、プレフィルタと比べて高価で、取り外しも難しく、耐久性も弱い。
【0004】
ファンの出力をいきなり最大にすると、メインフィルタに負担がかかり、故障するか、故障を早めることになる。また、プレフィルタやメインフィルタの目詰まり具合によって風速が左右されるので、ファンの出力を予め設定することはできない。このため、メインフィルタの下流側に風速センサを設けて、ファンの出力を徐々に上げていって、風速センサの検出風速が予め設定した風速になった時点で、ファンの出力を固定することが行われている。
【0005】
特許文献1には、風速センサにより検出したフィルタの下流側の風速をあらかじめ設定した風速値になるように、送風機の回転数を制御するクリーンベンチの風速制御装置が記載されている。
【0006】
プレフィルタやメインフィルタの目詰まりで風速が低下すると、目標の風速に達するまでに時間がかかる。例えば、目詰まりが無い状態で、目標の風速に達するまでに4分30秒であったものが、目詰まりすると、7分39秒かかっていた。目詰まりの対策をしないままでいると、毎回、風速が目標の風速に達するまでの調整時間が長くかかり、多大な時間の浪費になるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭59-69919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので、風速の調整時間を短縮できるクリーンベンチを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために、本発明は、
ファンにより吸い込んだ外気を、フィルタを介して作業空間に送り込むクリーンベンチにおいて、
前記作業空間に送り込まれる気流の風速を検出する風速検出手段と、
前記ファンのファン出力値を記憶する記憶手段と、
前記風速検出手段が検出した風速が安定したときのファン出力値を前記記憶手段に記憶し、次回運転時に前記記憶手段に記憶した前記風速が安定したときのファン出力値で前記ファンを起動する制御手段と、
を備える。
【0010】
前記風速検出手段が検出した現在風速が目標風速の所定範囲内にある状態を所定時間維持したときのファン出力値を前記風速が安定したときのファン出力値とすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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