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公開番号
2025107994
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2023217013
出願日
2023-12-22
発明の名称
日焼け止め、塗料、又はフィラー製品としての、1個の酸素原子を含有するグラファイト状窒化炭素
出願人
ロレアル
,
L’OREAL
,
国立研究開発法人物質・材料研究機構
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/49 20060101AFI20250715BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】ケラチン物質、とりわけ、皮膚等のヒトケラチン物質、及び毛髪等のケラチン繊維にUV A及び/又はB保護をもたらすことができる、化学的に官能化されたグラファイト状窒化炭素を提供すること。任意の適用、例えば、化粧料若しくは塗料製品のために、又はとりわけプラスチック中のフィラーとして、組成物を所望の色合いに調節することを可能にする色のバリエーションを有する窒化炭素を提供すること。
【解決手段】本発明は、塗料活物質、顔料、プラスチックのフィラー、化粧料活物質、並びに/又は日焼け止め、例えば、UVA及び/若しくはB吸収剤としての、少なくとも1個の酸素原子を含有するグラファイト状窒化炭素の使用に主に関する。グラファイト状窒化炭素は、UVA及び/又はB吸収特性、並びに白色から黄色を示すことができ、したがって、着色特性及び魅力的な外見を必要とする様々な製品のためのUV吸収剤として有用である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
塗料活物質として、顔料として、とりわけプラスチックのフィラーとして、又は化粧料活物質としての、少なくとも1個の酸素原子を含有するグラファイト状窒化炭素の使用。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
化粧品、好ましくは日焼け止めとしての、請求項1に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項3】
UVA及び/又はB吸収剤としての、請求項1又は2に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項4】
グラファイト状窒化炭素が、構造中に、好ましくは少なくとも1つのヒドロキシ基、ニトロソ基、N-オキシド基、及び/又はN-ヒドロキシ(N-OH)基を有し、好ましくは少なくとも1つのヒドロキシ基及び少なくとも1つのニトロソ基を有する少なくとも1つのヘプタジン単位を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項5】
ヘプタジン単位が、式(I):
JPEG
2025107994000005.jpg
45
170
(式(I)中、
R
1
、R
2
、及びR
3
は、同一又は異なり、
i)水素原子、
ii)ハロゲン原子、
iii)酸素含有基、例えば、カルボキシ、ニトロ、又はニトロソ基、
iv)1~10個の炭素を含有する飽和又は不飽和、非環式直鎖状若しくは分岐状、及び/又は環状、芳香族又は非芳香族炭化水素鎖であって、O、S、N又はN(O)等の1個又は複数のヘテロ原子で潜在的に中断されている、炭化水素鎖、
v)ヒドロキシ、
vi)アミノR
4
R
5
N-(式中、R
4
及びR
5
は、同一又は異なり、水素原子、(C
1
~C
6
)アルキル基又は別の一価ヘプタジン基、好ましくは一価ヘプタジン基(II)
JPEG
2025107994000006.jpg
43
170
を表し、R
1
及びR
2
は、本明細書で先に定義された通りである)、
vii)R
4
R
5
N(O)-(式中、R
4
及びR
5
は、同一又は異なり、本明細書で先に定義された通りである)、並びに
viii)R
4
-N(O)-(式中、R
4
は、本明細書で先に定義された通りである)を表し、
- R
1
、R
2
、又はR
3
基のうちの少なくとも1つは、v)ヒドロキシ基を表し、より好ましくは、R1は、v)ヒドロキシ基を表し、R
2
及びR
3
は、同一又は異なり、好ましくは、同一であり、iii)vi)~viii)から選択されるニトロソ基、より好ましくはviii)のニトロソ基を表し、
- 環中の1個又は複数の窒素は、酸化されていてもよい(N-オキシド又はN-OH)
ことが理解される)その塩及びその溶媒和物、例えば水和物によって表される、請求項4に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項6】
R
1
、R
2
、及びR
3
は、同一又は異なり、i)水素、v)ヒドロキシ、vi)アミノR
4
R
5
N-(式中、R
4
及びR
5
は、同一又は異なり、水素原子又は別の一価ヘプタジン基(II)を表し、R
1
及びR
2
は、本明細書で先に定義された通りである)、及びviii)ニトロソR
4
-N(O)-(式中、R
4
は、本明細書で先に定義された通りである)から選択される原子又は基を表し、好ましくは、R
1
、R
2
、又はR
3
基のうちの少なくとも1つは、v)ヒドロキシ基を表す、請求項5に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項7】
ヘプタジン単位が、請求項5又は6に定義されるR
1
、R
2
、及び/又はR
3
のvi)~viii)のうちのいずれかを介して、とりわけvi)又はviii)の基を介して一連のヘプタジン基(II)を有し、好ましくはR
1
、R
2
、又はR
3
基のうちの少なくとも1つが、v)ヒドロキシ基を表す、請求項5又は6に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項8】
グラファイト状窒化炭素中の酸素原子の量が、グラファイト状窒化炭素の総原子量に対して0.1~10原子%、好ましくは0.5~7.5原子%、より好ましくは1.0~5.0原子%の範囲である、請求項1から7のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項9】
グラファイト状窒化炭素が多孔質構造を有する、請求項1から8のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
【請求項10】
グラファイト状窒化炭素が、5~50、好ましくは10~45、より好ましくは15~40の範囲の黄色度指数を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載のグラファイト状窒化炭素の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料若しくは塗料製品において紫外線(UVA及び/又はUVB)吸収材料として、又はとりわけプラスチック中のフィラーとしての使用のための、少なくとも1個の酸素原子を含有するグラファイト状窒化炭素(とりわけヒドロキシル基で官能化された、好ましくはN-オキシド、又はニトロソ基及びヒドロキシル基で官能化されたグラファイト状窒化炭素)に主に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
UV保護効果は、化粧料に関する重要な要素の1つである。無機化合物であるグラファイト状窒化炭素は、UV吸収特性を示すことが知られている。グラファイト状窒化炭素に関するいくつかの文献が、既に報告されている。
【0003】
例えば、CN104801326Aは、表面ヒドロキシル化ナノ多孔質窒化炭素光触媒材料を開示している。しかしながら、この文献は、化粧料における紫外線吸収材料としての窒化炭素の使用については言及していない。UV吸収剤としてのグラファイト状窒化炭素の使用も報告されている(WO2020/246715)が、このグラファイト状窒化炭素は、少なくとも1個の酸素原子を含有しない。
【0004】
更に、メークアップ化粧料は、皮膚、特に顔の皮膚等のケラチン物質(keratinous substance)に所望の色の外見をもたらすために使用される。紫外線吸収材料として使用することができ、ケラチン物質に所望の色をもたらすことができるグラファイト状窒化炭素は、知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
CN104801326A
WO2020/246715
【非特許文献】
【0006】
Chem. Rev. 2016、116、7159~7329頁、Ong, W.J.;Tan, L.L.;Ng, Y.H.;Yong, S.T.;Chai, S.P.
Catalysts 2019、9(10)、805頁、Seong Jun Mun及びSoo-Jin Park;https://doi.org/10.3390/catal9100805
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、ケラチン物質(keratinous material)、とりわけ、皮膚等のヒトケラチン物質、及び毛髪等のケラチン繊維にUV A及び/又はB保護をもたらすことができる、化学的に官能化されたグラファイト状窒化炭素を提供することである。本発明の別の目的は、任意の適用、例えば、化粧料若しくは塗料製品のために、又はとりわけプラスチック中のフィラーとして、組成物を所望の色合いに調節することを可能にする色のバリエーションを有する窒化炭素を提供することである。
【0008】
したがって、本発明の主目的は、化粧料若しくは塗料製品として、又はプラスチック中のフィラーとして、好ましくは日焼け止め、特にUVA及び/又はB吸収剤としてのグラファイト状窒化炭素の使用である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の上記の目的は、とりわけ少なくとも1個の酸素原子(好ましくは少なくとも1つのヒドロキシ基及び/又はニトロソ基及び/又はN-オキシド基及び/又はN-ヒドロキシ(N-OH))を含有するグラファイト状窒化炭素によって実現される。一実施形態によると、グラファイト状窒化炭素は、少なくとも1個の酸素原子を含有し、好ましくは、酸素原子は、1個又は複数の窒素原子に結合して、特にニトロソ(-NO)及び/又はN-オキシド基を形成する。
【0010】
本発明のグラファイト状窒化炭素は、構造中に少なくとも1つのヘプタジン単位を含有し、前記構造は、少なくとも1個の酸素原子を含有する。前記ヘプタジンは、好ましくは、本明細書において後に定義される式(I)、その塩及びその溶媒和物、例えば水和物によって表される。
(【0011】以降は省略されています)
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