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公開番号
2025106175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2023212181
出願日
2023-12-15
発明の名称
W/O型化粧用組成物を調製するための方法
出願人
ロレアル
,
L’OREAL
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/06 20060101AFI20250708BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】比較的多量のワックスを含む場合でも柔らかく、使用中に快適な化粧用組成物を調製するための方法を提供する。
【解決手段】連続脂肪相及び複数の分散水性相を含むW/O型化粧用組成物を調製するための方法であって、(1)(a-1)少なくとも1種の油、(a-2)溶融された少なくとも1種の結晶性ワックス、及び(a-3)(a)脂肪相のための少なくとも1種の任意選択の成分を混合することによって、流体(a)脂肪相を調製する工程と、(2)(b-1)水及び(b-2)(b)水性相のための少なくとも1種の任意選択の成分を混合することによって、流体(b)水性相を調製する工程と、(3)(a-2)結晶性ワックスが結晶化しない温度で、流体(a)脂肪相を流体(b)水性相と混合し、(a)脂肪相及び(b)水性相の混合物を得る工程と、(4)工程(3)で得た混合物を冷却し、W/O型化粧用組成物を調製する工程とを含む、方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
連続脂肪相及び複数の分散水性相を含む、W/O型化粧用組成物、好ましくは固体W/O型化粧用組成物、より好ましくは固体W/O型化粧用エマルションを調製するための方法であって、
(1)
(a-1)少なくとも1種の油、
(a-2)溶融された、少なくとも1種の結晶性ワックス、及び
(a-3)(a)脂肪相のための少なくとも1種の任意選択の成分
を混合することによって、流体(a)脂肪相を調製する工程と、
(2)
(b-1)水、及び
(b-2)(b)水性相のための少なくとも1種の任意選択の成分
を混合することによって、流体(b)水性相を調製する工程と、
(3)(a-2)結晶性ワックスが結晶化しない温度で、流体(a)脂肪相を流体(b)水性相と混合し、流体(a)脂肪相及び流体(b)水性相の混合物を得る工程と、
(4)工程(3)で得た混合物を冷却し、W/O型化粧用組成物を調製する工程と、
を含み、
工程(4)中に、工程(3)で得た混合物を、少なくとも、(a-2)結晶性ワックスの結晶化が開始する温度で、剪断応力に供する、方法。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
(a-2)結晶性ワックスの結晶化が開始する温度が、90℃未満、好ましくは85℃未満、より好ましくは80℃未満である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
工程(3)で得られた混合物を、工程(4)の間、(a-2)結晶性ワックスの結晶化が開始した後で剪断応力に供する、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
工程(3)で得られた混合物を、工程(4)の間、(a-2)結晶性ワックスの結晶化が開始される前にも剪断応力に供する、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
剪断応力が、プロペラミキサー、ローター/ステーターホモジナイザ、かき取り表面熱交換器、押出機、及び静的ミキサーからなる群から選択される少なくとも1つの機械装置を用いて、工程(3)で得られた混合物に適用される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
剪断応力が、高圧ホモジナイザ及び超音波処理装置からなる群から選択される少なくとも1つのキャビテーション装置を用いて、工程(3)で得られた混合物に適用される、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
工程(3)の後、工程(4)の前に、少なくとも1種の追加の成分を、工程(3)で得た混合物と更に混合する工程(5)を更に含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
W/O型化粧用組成物が、5.6g/mm未満、好ましくは5.0g/mm未満、より好ましくは4.4g/mm未満の硬度を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
W/O型化粧用組成物中の(a-1)油の量が、組成物の総質量に対して、15質量%~45質量%、好ましくは20質量%~40質量%、より好ましくは25質量%~35質量%である、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
W/O型化粧用組成物中の(a-2)結晶性ワックスの量が、組成物の総質量に対して、12質量%以上、好ましくは13質量%以上、より好ましくは14質量%以上である、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、W/O型化粧用組成物、好ましくは固体W/O型化粧用組成物、より好ましくは固体W/O型化粧用エマルションを調製するための方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、メーキャップ製品、特にリップスティック又はリップグロス等の唇用製品が、唇等のケラチン物質に使用されるとき、メーキャップ製品が、使用中及び使用後、ケラチン物質に対して心地よい感触及び良好なメーキャップ効果をもたらすことが好ましい。
【0003】
WO2018/115328は、連続脂肪相及び分散水性相を含むW/O型固体エマルションの形態にあるリップスティックを開示している。このリップスティックは、使用時にフレッシュ感をもたらし、唇に潤いを与えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2018/115328
特許出願FR-A-2 792 190
特許US 4,131,576
EP 503 853
FR 2 416 723
US 2,798,053
US 2,923,692
特許US 3,915,921
特許US 4,509,949
特許出願EP-A-0 173 109
特許出願WO 00/31154
特許出願EP-A-0 750 899
特許US 5,089,578
特許出願WO-00/68282
特許出願WO 98/44012
EP-A-542669
EP-A-787730
EP-A-787731
WO-A-96/08537
US-B-4,578,266
米国特許出願公開第20050019284号
【非特許文献】
【0005】
Walter NollのChemistry and Technology of Silicones(1968)、Academic Press
Cosmetics and Toiletries、第91巻、76年1月、27~32頁、Todd & Byers、Volatile Silicone Fluids for Cosmetics
C.M. Hansenによる論文「The three-dimensional solubility parameters」、J. Paint Technol、39、105頁(1967)
Yotaro MorishimaのSelf-assembling amphiphilic polyelectrolytes and their nanostructures、Chinese Journal of Polymer Science、18巻、40号(2000)、323~336頁
Yotaro MorishimaのMicelle formation of random copolymers of sodium 2-(acrylamido)-2-methylpropanesulfonate and a nonionic surfactant macromonomer in water as studied by fluorescence and dynamic light scattering、Macromolecules、2000、33巻、10号、3694~3704頁
Yotaro MorishimaのSolution properties of micelle networks formed by nonionic moieties covalently bound to a polyelectrolyte:salt effects on rheological behavior - Langmuir、2000、16巻、12号、5324~5332頁
Yotaro MorishimaのStimuli responsive amphiphilic copolymers of sodium 2-(acrylamido)-2-methylpropanesulfonate and associative macromonomers, Polym. Preprint, Div. Polym. Chem.、40(2)、(1999)、220~221頁
G. Fonnum, J. Bakke及びFk. Hansen - Colloid Polym. Sci.、271、380~389頁(1993)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般に、リップスティックは、固体のスティックの形態を維持するためにワックスを含む。リップスティック中のワックスの量を増加すると、リップスティックの硬度も増加しうる。しかしながら、リップスティックの硬度の増加は、適用性不良を招く恐れがあり、結果として使用中に不快な感触がもたらされうる。
【0007】
本発明の目的は、化粧用組成物が比較的多量のワックスを含む場合があっても柔らかく、使用中に快適な化粧用組成物を調製するための方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的は、連続脂肪相及び複数の分散水性相を含む、W/O型化粧用組成物、好ましくは固体W/O型化粧用組成物、より好ましくは固体W/O型化粧用エマルションを調製するための方法であって、
(1)
(a-1)少なくとも1種の油、
(a-2)溶融された、少なくとも1種の結晶性ワックス、及び
(a-3)(a)脂肪相のための少なくとも1種の任意選択の成分
を混合することによって、流体(a)脂肪相を調製する工程と、
(2)
(b-1)水、及び
(b-2)(b)水性相のための少なくとも1種の任意選択の成分
を混合することによって、流体(b)水性相を調製する工程と、
(3)(a-2)結晶性ワックスが結晶化しない温度で、流体(a)脂肪相を流体(b)水性相と混合し、流体(a)脂肪相及び流体(b)水性相の混合物を得る工程と、
(4)工程(3)で得た混合物を冷却し、W/O型化粧用組成物を調製する工程と、
を含み、
工程(4)中に、工程(3)で得た混合物を、少なくとも、(a-2)結晶性ワックスの結晶化が開始する温度で、剪断応力に供する、方法によって達成することができる。
【0009】
本発明による方法において、(a-2)結晶性ワックスの結晶化が開始する温度は、90℃未満、好ましくは85℃未満、より好ましくは80℃未満であってもよい。
【0010】
本発明による方法において、工程(3)で得られた混合物を、工程(4)の間、(a-2)結晶性ワックスの結晶化が開始した後、剪断応力に供してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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