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公開番号2025107725
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001094
出願日2024-01-09
発明の名称ラリンジアルマスク及びラリンジアルマスクの装着方法
出願人個人
代理人弁理士法人パテントボックス
主分類A61M 16/04 20060101AFI20250714BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】経鼻のラリンジアルマスク及びラリンジアルマスクの装着方法を提供する。
【解決手段】 第1の端部を有する第1のチューブと、第2の端部を有する第2のチューブと、第3の端部を有し、前記第3の端部に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口、及び、前記第3の端部に接続可能に構成される第3の接続口を有する分岐接続部と、を有するラリンジアルマスク。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の端部を有する第1のチューブと、
第2の端部を有する第2のチューブと、
第3の端部を有し、前記第3の端部に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、
前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口、及び、前記第3の端部に接続可能に構成される第3の接続口を有する分岐接続部と、
を有するラリンジアルマスク。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記環状カフは、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより、前記気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成されている、
請求項1に記載のラリンジアルマスク。
【請求項3】
前記第1のチューブ及び前記第2のチューブのチューブ内径は4mm~4.5mmの範囲内である、
請求項1に記載のラリンジアルマスク。
【請求項4】
第1の端部を有する第1のチューブと、
第2の端部を有する第2のチューブと、
前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、及び、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口を有し、前記第1の接続口及び前記第2の接続口に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、
を有するラリンジアルマスク。
【請求項5】
前記環状カフは、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張することにより、前記気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成されている、
請求項4に記載のラリンジアルマスク。
【請求項6】
前記第1のチューブ及び前記第2のチューブのチューブ内径は4mm~4.5mmの範囲内である、
請求項4に記載のラリンジアルマスク。
【請求項7】
第1の端部を有する第1のチューブと、第2の端部を有する第2のチューブと、第3の端部を有し、前記第3の端部に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口、及び、前記第3の端部に接続可能に構成される第3の接続口を有する分岐接続部と、を有するラリンジアルマスクを対象者へと装着する、ラリンジアルマスクの装着方法であって、
前記対象者の第1の鼻孔から前記第1のチューブを挿入して、前記第1のチューブの前記第1の端部を前記対象者の口腔外へと出す第1の工程と、
前記対象者の第2の鼻孔から前記第2のチューブを挿入して、前記第1のチューブの前記第2の端部を前記対象者の口腔外へと出す第2の工程と、
前記第1の端部を前記第1の接続口に接続し、前記第2の端部を前記第2の接続口に接続し、前記第3の端部を前記第3の接続口に接続する第3の工程と、
前記環状カフを前記対象者の気管の開口部の周囲組織上に配置する第4の工程と、
前記第1のチューブ及び前記第2のチューブを、各々、前記第1の鼻孔側及び前記第2の鼻腔側から引張ることで、前記第1のチューブ及び前記第2のチューブの撓みを取る第5の工程と、
を有するラリンジアルマスクの装着方法。
【請求項8】
第1の端部を有する第1のチューブと、第2の端部を有する第2のチューブと、第3の端部を有し、前記第3の端部に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口、及び、前記第3の端部に接続可能に構成される第3の接続口を有する分岐接続部と、を有するラリンジアルマスクを対象者へと装着する、ラリンジアルマスクの装着方法であって、
前記対象者の第1の鼻孔から前記第1のチューブを挿入して、前記第1のチューブの前記第1の端部を前記対象者の口腔外へと出す第6の工程と、
前記第1の端部を前記第1の接続口に接続し、前記第2の端部を前記第2の接続口に接続し、前記第3の端部を前記第3の接続口に接続する第7の工程と、
前記環状カフを前記対象者の気管の開口部の周囲組織上に配置する第8の工程と、
前記第1のチューブを、前記第1の鼻孔側から引張ることで、前記第1のチューブの撓みを取る第9の工程と、
を有するラリンジアルマスクの装着方法。
【請求項9】
第1の端部を有する第1のチューブと、第2の端部を有する第2のチューブと、前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、及び、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口を有し、前記第1の接続口及び前記第2の接続口に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、を有するラリンジアルマスクの装着方法であって、
前記対象者の第1の鼻孔から前記第1のチューブを挿入して、前記第1のチューブの前記第1の端部を前記対象者の口腔外へと出す第10の工程と、
前記対象者の第2の鼻孔から前記第2のチューブを挿入して、前記第1のチューブの前記第2の端部を前記対象者の口腔外へと出す第11の工程と、
前記第1の端部を前記第1の接続口に接続し、前記第2の端部を前記第2の接続口に接続する第12の工程と、
前記環状カフを前記対象者の気管の開口部の周囲組織上に配置する第13の工程と、
前記第1のチューブ及び前記第2のチューブを、各々、前記第1の鼻孔側及び前記第2の鼻腔側から引張ることで、前記第1のチューブ及び前記第2のチューブの撓みを取る第14の工程と、
を有するラリンジアルマスクの装着方法。
【請求項10】
第1の端部を有する第1のチューブと、第2の端部を有する第2のチューブと、前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、及び、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口を有し、前記第1の接続口及び前記第2の接続口に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、を有するラリンジアルマスクの装着方法であって、
前記対象者の第1の鼻孔から前記第1のチューブを挿入して、前記第1のチューブの前記第1の端部を前記対象者の口腔外へと出す第15の工程と、
前記第1の端部を前記第1の接続口に接続し、前記第2の端部を前記第2の接続口に接続する第16の工程と、
前記環状カフを前記対象者の気管の開口部の周囲組織上に配置する第17の工程と、
前記第1のチューブを、前記第1の鼻孔側から引張ることで、前記第1のチューブの撓みを取る第18の工程と、
を有するラリンジアルマスクの装着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、全身麻酔中や救命救急時の気道確保のための医療器具であるラリンジアルマスク及びラリンジアルマスクの装着方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
対象者の食道と気管との連通を遮断し、かつ、気道を確保するための医療器具として、ラリンジアルマスクが知られている。ラリンジアルマスクは、一般的に、口腔を介して対象者に挿入し、気管に連通するように配置されるチューブ部材と、このチューブ部材の先端部に設けられ、口腔から予め設定された挿入位置に挿入された状態で膨張させることで、気管の開口部の周囲組織に密着して配置される環状カフと、を有する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-142634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のラリンジアルマスクは、チューブ部材が口腔内から出るため、口腔内及び歯牙の操作が困難であるという問題点を有していた。また、麻酔中や麻酔覚醒時にチューブ部材を強く噛んだりすることで、チューブが閉塞したり、歯牙が欠けたりする等の問題点を有していた。
【0005】
そこで、本発明は、経鼻のラリンジアルマスク及びラリンジアルマスクの装着方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明のラリンジアルマスクは、
第1の端部を有する第1のチューブと、
第2の端部を有する第2のチューブと、
第3の端部を有し、前記第3の端部に連通し、対象者の気管の開口部の周囲組織に密着可能に構成された環状カフと、
前記第1の端部に接続可能に構成される第1の接続口、前記第2の端部に接続可能に構成される第2の接続口、及び、前記第3の端部に接続可能に構成される第3の接続口を有する分岐接続部と、
を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一実施形態によると、経鼻のラリンジアルマスク及びラリンジアルマスクの装着方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るラリンジアルマスクの一例の概略図である。
本発明の一実施形態に係るラリンジアルマスクの装着方法の一例のフロー図である。
本発明の他の実施形態に係るラリンジアルマスクの装着方法の一例のフロー図である。
本発明の他の実施形態に係るラリンジアルマスクの装着方法の一例のフロー図である。
本発明の他の実施形態に係るラリンジアルマスクの装着方法の一例のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係るラリンジアルマスクについて、図面を参照して説明する。
【0010】
(全体構成)
図1に、本実施形態に係るラリンジアルマスクの概略斜視図を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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