TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025107136
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024179560
出願日
2024-10-15
発明の名称
ヒト血小板でエクソソームを作製する方法
出願人
艾瑞生醫股ふん有限公司
代理人
IBC一番町弁理士法人
主分類
C12N
5/078 20100101AFI20250710BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】ヒト血小板でエクソソームを作製する方法の提供。
【解決手段】本発明のヒト血小板でエクソソームを作製する方法は、ヒト血小板を準備する工程と、緩衝液でヒト血小板を処理して血小板溶液を取得する工程と、血小板溶液の上清液を収集してエクソソーム溶液を得る工程と、を含み、そのうち、当該緩衝液が、カルシウムイオン緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)、トリスヒドロキシメチルアミノメタン塩酸塩(Tris-HCl、pH7.0~8.0)緩衝液、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸緩衝液(HEPES Buffer)のうちのいずれかである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ヒト血小板でエクソソームを作製する方法であって、
ヒト血小板を準備する工程と、
緩衝液で前記ヒト血小板を処理して血小板溶液を取得し、前記緩衝液が、カルシウムイオン緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)、トリスヒドロキシメチルアミノメタン塩酸塩(Tris-HCl、pH7.0~8.0)緩衝液、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸緩衝液(HEPES Buffer)のうちのいずれかである工程と、
記血小板溶液の上清液を収集し、エクソソーム溶液を取得する工程と、
を含むことを特徴とする、ヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記カルシウムイオン緩衝液が、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウムのうちの少なくとも1種類を含有するリン酸緩衝生理食塩水であることを特徴とする、請求項1に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項3】
前記塩化カルシウムの濃度が2mMから20mMである、ことを特徴とする、請求項2に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項4】
前記エクソソーム溶液中のエクソソームの平均粒子径範囲が、118.8nm±1.0nmから156.3nm±0.6nmである、ことを特徴とする、請求項3に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項5】
前記塩化カルシウムの濃度が5mMであり、前記エクソソーム溶液中のエクソソームの10%から90%の粒子径分布(D10~D90)が75.4nm±1.5nmから171.8nm±3.1nmまでである、ことを特徴とする、請求項2に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項6】
前記塩化カルシウムの濃度が7.5mMであり、前記エクソソーム溶液中のエクソソームの10%から90%の粒子径分布(D10~D90)が95.3nm±2.5nmから219.5nm±5.9nmまでである、ことを特徴とする、請求項2に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項7】
前記緩衝液が、0.1×から2×までの前記リン酸緩衝生理食塩水である、ことを特徴とする、請求項1に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項8】
前記緩衝液が、前記リン酸緩衝生理食塩水であり、前記エクソソーム溶液中のエクソソームの平均粒子径範囲が167.9nm±3.6nmである、ことを特徴とする、請求項1に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項9】
前記緩衝液が、前記リン酸緩衝生理食塩水であり、前記エクソソーム溶液中のエクソソームの10%から90%の粒子径分布(D10~D90)が103.0nm±4.0nmから252.7nm±8.0nmまでである、ことを特徴とする、請求項1に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
【請求項10】
前記トリスヒドロキシメチルアミノメタン塩酸塩緩衝液が、0.1Mから1Mまでのトリスヒドロキシメチルアミノメタン塩酸塩を含有する、ことを特徴とする、請求項1に記載のヒト血小板でエクソソームを作製する方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はエクソソームの作製方法に関し、特に、特定の緩衝液を使用して血小板を処理したエクソソームの作製方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
エクソソーム(exosome)は、小型エンドソーム由来膜小胞(small endosomal-derived membrane microvesicles)で、細胞外小胞(extracellular vesicles)の一種である。エクソソームの脂質二重膜小胞内には核酸、タンパク質、炭水化物、脂質等のさまざまなシグナル因子が含まれ、これら機能物質の担体として、また細胞間シグナル伝達の媒介として、細胞の遺伝子発現とタンパク質機能の表現を効率的に制御する。かつ、エクソソームの機能は、その由来する細胞のタイプによって決まり、さまざまな応用の側面を有し、多様な臨床研究に関わっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、ヒト血小板でエクソソームを作製する方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一部の実施例において、エクソソームを作製する方法は、ヒト血小板を準備する工程と、緩衝液でヒト血小板を処理して血小板溶液を取得する工程と、血小板溶液の上清液を収集してエクソソーム溶液を得る工程と、を含む。そのうち、当該緩衝液が、カルシウムイオン緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)、トリスヒドロキシメチルアミノメタン塩酸塩(Tris-HCl、pH7.0~8.0)緩衝液、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸緩衝液(HEPES Buffer)のうちのいずれかである。
【0005】
一部の実施例において、カルシウムイオン緩衝液は、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、グルコン酸カルシウムのうちの少なくとも1種類を含むリン酸緩衝生理食塩水である。
【0006】
一部の実施例において、当該塩化カルシウムの濃度は、2mM~20mMである。
【0007】
一部の実施例において、エクソソーム溶液中のエクソソームの平均粒子径範囲は、118.8nm±1.0nm~156.3nm±0.6nmである。
【0008】
一部の実施例において、当該塩化カルシウムの濃度は5mMであり、前述の作製方法で得られたエクソソーム溶液中のエクソソームの10%から90%の粒子径分布(D10~D90)が75.4nm±1.5nmから171.8nm±3.1nmである。
【0009】
一部の実施例において、当該塩化カルシウムの濃度は7.5mMであり、当該作製方法で得られたエクソソーム溶液中のエクソソームの10%から90%の粒子径分布(D10~D90)が95.3nm±2.5nmから219.5nm±5.9nmである。
【0010】
一部の実施例において、当該緩衝液は0.1×から2×のリン酸緩衝生理食塩水である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
艾瑞生醫股ふん有限公司
ヒト血小板でエクソソームを作製する方法
7日前
合同酒精株式会社
麦汁の製造方法
3か月前
池田食研株式会社
RNAの合成方法
3か月前
東洋紡株式会社
細菌からの核酸抽出法
3か月前
日本バイリーン株式会社
細胞用支持基材
21日前
杏林製薬株式会社
核酸検出用PCR溶液
1か月前
個人
細胞培養容器
16日前
熊本県
低褐変レタスとその作製方法
4か月前
東洋紡株式会社
ウイルスからの核酸抽出法
3か月前
学校法人近畿大学
培養肉の製造方法
2か月前
東洋紡株式会社
改変型RNAポリメラーゼ
16日前
サッポロビール株式会社
飲料
1か月前
日油株式会社
蛋白質安定化剤
15日前
JNC株式会社
アデノ随伴ウイルスの精製方法
2か月前
株式会社ファンケル
SEC12タンパク発現促進剤
7日前
朝日酒造 株式会社
発泡性清酒の製造方法
3か月前
株式会社東海ヒット
灌流培養ユニット
1か月前
セージ セラピューティクス, インコーポレイテッド
C7、C12、およびC16置換神経刺激性ステロイドおよびそれらの使用方法
3か月前
オンキヨー株式会社
浸漬酒の製造方法、及び、浸漬酒
21日前
アサヒビール株式会社
柑橘風味アルコール飲料
16日前
個人
ナノ微粒子の製造方法
1か月前
アサヒビール株式会社
柑橘風味アルコール飲料
16日前
日本特殊陶業株式会社
メタン発生抑制装置
2か月前
個人
超音波機能着きウィスキー熟成ボトル用のキャップ
1か月前
大和ハウス工業株式会社
藻類培養システム
3か月前
ヤマト科学株式会社
インキュベータ
2か月前
東洋紡株式会社
緩衝剤によるヘムタンパク質の安定化方法
1か月前
株式会社アテクト
培養シート
2か月前
花王株式会社
リパーゼ変異体
28日前
学校法人慈恵大学
培養皿用の定規
3か月前
住友化学株式会社
細胞チップ
3か月前
日本臓器製薬株式会社
髄核細胞の培養方法
4か月前
池田食研株式会社
抗疲労用組成物
21日前
学校法人藤田学園
アンチセンス核酸およびその利用
1か月前
ZACROS株式会社
排気ユニット、及び培養装置
23日前
個人
移植材料の評価方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る