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公開番号2025106640
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2022092014
出願日2022-06-07
発明の名称生菌数調整剤
出願人株式会社KINS
代理人弁理士法人IPX
主分類A61K 35/747 20150101AFI20250709BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数をより確実に調整して、皮膚症状を改善する生菌数調整剤を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、被験者の皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数を調整するのに使用される生菌数調整剤が提供される。この生菌数調整剤は、乳酸桿菌発酵液を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
被験者の皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数を調整するのに使用される生菌数調整剤であって、
乳酸桿菌発酵液を含む、生菌数調整剤。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
請求項1に記載の生菌数調整剤において、
前記乳酸桿菌発酵液の含有量は、0.1質量%以上20質量%以下である、生菌数調整剤。
【請求項3】
請求項1に記載の生菌数調整剤において、
さらに、酵母菌由来成分を含む、生菌数調整剤。
【請求項4】
請求項3に記載の生菌数調整剤において、
前記酵母菌由来成分の含有量は、0.001質量%以上0.5質量%以下である、生菌数調整剤。
【請求項5】
請求項1に記載の生菌数調整剤において、
さらに、穀物発酵液を含む、生菌数調整剤。
【請求項6】
請求項5に記載の生菌数調整剤において、
前記穀物発酵液の含有量は、0.001質量%以上0.5質量%以下である、生菌数調整剤。
【請求項7】
請求項1に記載の生菌数調整剤において、
さらに、シラタマノキ属に属する植物に由来する成分を含む、生菌数調整剤。
【請求項8】
請求項7に記載の生菌数調整剤において、
前記シラタマノキ属に属する植物に由来する成分の含有量は、0.001質量%以上0.5質量%以下である、生菌数調整剤。
【請求項9】
請求項1に記載の生菌数調整剤において、
前記生菌数調整剤のpHは、6以下である、生菌数調整剤。
【請求項10】
請求項1に記載の生菌数調整剤において、
前記皮膚表面に存在する皮膚常在菌に占める前記アクネ菌の割合を30%以上50%未満に調整可能である、生菌数調整剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生菌数調整剤に関し、より具体的には、皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数を調整して、皮膚症状を改善する生菌数調整剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
リタ(Sapindus trifoliatus)の果実からの抽出物を含有し、皮膚状態を正常化または正常性を維持するための皮膚洗浄料が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の皮膚洗浄料では、アトピー性皮膚炎を改善すべく、黄色ブドウ球菌やアクネ菌の生育を抑制することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-007984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本発明者らの検討によれば、他の皮膚症状の改善には更なる検討が必要であることが判明した。
本発明では上記事情に鑑み、皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数をより確実に調整して、皮膚症状を改善する生菌数調整剤を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、被験者の皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数を調整するのに使用される生菌数調整剤が提供される。この生菌数調整剤は、乳酸桿菌発酵液を含む。
【0006】
かかる態様によれば、皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数をより確実に調整して、皮膚症状を改善することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の生菌数調整剤について、好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の生菌数調整剤は、被験者の皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数を調整するのに使用される。この生菌数調整剤は、乳酸桿菌発酵液を含む。本発明者らは、鋭意検討した結果、乳酸桿菌発酵液を含む組成物は、皮膚表面に存在するアクネ菌の生菌数を所定の範囲に調整し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。そして、アクネ菌の生菌数を所定の範囲に調整することにより、皮膚症状を改善し得ることも判明した。
【0008】
具体的には、アクネ菌の生菌数が相対的に少ない被験者は、皮膚症状として乾燥肌を訴える人が多いが、アクネ菌の生菌数を所定の範囲に調整することにより乾燥肌が改善する。一方、アクネ菌の生菌数が相対的に多い被験者は、皮膚症状としてざ瘡および/または脂性肌を訴える人が多いが、アクネ菌の生菌数を所定の範囲に調整することによりざ瘡および/または脂性肌が改善する。
【0009】
生菌数調整剤は、皮膚表面に存在する皮膚常在菌に占めるアクネ菌の割合を30%以上50%未満程度に調整することが好ましく、35%以上45%以下に調整することがより好ましい。
言い換えれば、皮膚表面に存在する皮膚常在菌に占めるアクネ菌の割合が30%未満の被験者は、皮膚症状として乾燥肌を訴える傾向が強く、皮膚表面に存在する皮膚常在菌に占めるアクネ菌の割合が70%以上の被験者は、ざ瘡を訴える傾向が強く、60%以上の被験者は、脂性肌を訴える傾向が強い。
【0010】
この皮膚表面に存在する皮膚常在菌に占めるアクネ菌の割合は、皮膚常在菌を採取するためのシール材を皮膚表面に貼付し、シール材の粘着剤層に転写された皮膚常在菌の種類および数を特定することにより行われる。
なお、皮膚常在菌の種類を特定する方法には、例えば、rDNAの特定領域の塩基配列を次世代シーケンサー(NGS)を用いて解析する方法等を使用することができる。また、皮膚常在菌の数を特定する方法には、例えば、対象となる菌の特定の配列に対するPCRを行い定量する方法(qPCR)等を使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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