TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025106590
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025069664,2021063307
出願日
2025-04-21,2021-04-02
発明の名称
口腔内フローラ改善用組成物
出願人
サンスター株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
A61K
8/40 20060101AFI20250708BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】効率よく口腔内フローラを改善できる手法の提供。
【解決手段】塩化セチルピリジニウムと塩化ベンザルコニウム及び/又は塩化ベンゼトニウムとを含有する口腔内フローラ改善用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
口腔内フローラ改善用組成物であって、
塩化セチルピリジニウム0.01~0.3質量%並びに
塩化ベンゼトニウム0.005~0.3質量%を
含有し、
Veillonella(ベイロネラ)属菌の口腔内フローラでの割合を減少させるための
組成物。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
口腔内フローラにおける各細菌のバランスを改善するための、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
塩化セチルピリジニウム100質量部に対して、塩化ベンゼトニウムを1~100質量部含有する、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
口腔用組成物である、請求項1~3のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】
ヒト用の口腔用組成物である、請求項4に記載の組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、口腔内フローラ改善用組成物等に関する。なお、本明細書に記載される全ての文献の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
口腔内には多種多様な細菌(口腔内細菌)が存在しており、口腔内細菌叢(口腔内フローラ)を構成している。近年、口腔内フローラは、腸内フローラと同様に、各種疾患に大きく関わっている可能性が指摘されており、研究も進められつつある。特に、人間に対して良い影響を与える細菌(俗に善玉菌ともいわれる)を増やし、人間に対して悪い影響を与える細菌(俗に悪玉菌)を減らすことで、口腔内フローラのバランスを改善若しくは良好に維持することが重要であると考えられている。
【0003】
また、近年、口腔内環境が全身の健康状態にも大きく影響すると考えられており、特に歯周病は口腔内のみならず全身に悪影響を与えるおそれが指摘されている。例えば、歯周病が進行すると、炎症物質が血流により拡散されたり、腸内細菌フローラが変化したりすることで、全身の疾患に影響する可能性が報告されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
化学と生物 2016 54(9): 633-639
J Family Med Prim Care. 2019 Nov; 8(11): 3480-3486
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、口腔内フローラが歯周病、ひいては全身の健康に関連する可能性に着目し、特に口腔内フローラにおいて歯周病の発症や重傷化に関連する細菌を効率よく殺菌することで、口腔内フローラ(特に口腔内フローラにおける各細菌のバランス)を改善することができないか検討を行った。
【0006】
なお、歯周病と口腔内フローラの関係については、例えば、プラーク(歯垢)が歯周病の原因になり得ることが知られている。プラーク(歯垢)は、口腔内細菌が凝集したバイオフィルムである。大まかに言えば、次のようにしてプラークは形成される。すなわち、まず歯の表面に「ペリクル」という唾液や生理的歯肉溝浸出液由来のタンパクの薄い膜が形成され、当該ペリクルを介して連鎖球菌などの通性嫌気性菌(初期付着菌)が歯面に付着する。この初期付着菌にさまざまな口腔細菌と共凝集するFusobacterium(フゾバクテリウム)等の媒介細菌が付着し、さらに当該媒介細菌を介して嫌気性菌であるPorphyromonas
gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)やTreponema denticola(トレポネーマ・デンティコーラ)等の後期付着菌が付着・凝集し、プラークは成熟する。特に、後期付着菌は歯周病の原因となり、歯周組織の破壊に直接的、間接的に関係することが知られている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、塩化セチルピリジニウムと塩化ベンザルコニウム及び/又は塩化ベンゼトニウムとを組み合わせて用いることにより、効率よく口腔内フローラが改善される可能性を見いだし、さらに検討を重ねた。
【0008】
本開示は例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項1.
塩化セチルピリジニウム並びに
塩化ベンザルコニウム及び塩化ベンゼトニウムからなる群より選択される少なくとも1種を含有する口腔内フローラ改善用組成物。
項2.
口腔内のFusobacterium(フゾバクテリウム)属菌を減少させるため、及び/又は、Veillonella(ベイロネラ)属菌を減少させるため、及び/又は、Actinomyces(アクチノマイセ
ス)属菌の口腔内フローラでの割合を増加させるための、
塩化セチルピリジニウム並びに
塩化ベンザルコニウム及び塩化ベンゼトニウムからなる群より選択される少なくとも1種を含有する組成物。
項3.
塩化セチルピリジニウム及び塩化ベンザルコニウムを含有する、項1又は2に記載の組成物。
項4.
塩化セチルピリジニウム100質量部に対して、塩化ベンザルコニウムを1~100質量部含有する、項1~3のいずれかに記載の組成物。
項5.
口腔用組成物である、項1~4のいずれかに記載の組成物。
【発明の効果】
【0009】
効率よく口腔内フローラを改善できる手法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
被験物質及びその濃度(1)CPC0.05%で唾液を処理した場合に、検出された菌種及びそのコロニー数を示す。
被験物質及びその濃度(2)CPC0.05%及びBKC0.01%で唾液を処理した場合に、検出された菌種及びそのコロニー数を示す。
被験物質及びその濃度(3)CPC0.05%及びBTC0.01%で唾液を処理した場合に、検出された菌種及びそのコロニー数を示す。
被験物質の代わりに水で唾液を処理した場合に、検出された菌種及びそのコロニー数を示す。
上記非特許文献2(J Family Med Prim Care. 2019 Nov; 8(11): 3480-3486)に記載された、口腔内細菌の3段階の区分の概要を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
サンスター株式会社
抗原ポリペプチドを含有する組成物及びその利用
14日前
サンスター株式会社
口腔内フローラ改善用組成物
8日前
個人
健康器具
5か月前
個人
短下肢装具
1日前
個人
歯の掃除具
8か月前
個人
鼾防止用具
5か月前
個人
歯茎みが品
6か月前
個人
嚥下鍛錬装置
16日前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
前腕誘導装置
5日前
個人
マッサージ機
5か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
導電香
5か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
脈波測定方法
5か月前
個人
塗り薬塗り具
7か月前
個人
バッグ式オムツ
1か月前
個人
片足歩行支援具
6か月前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
クリップ
6か月前
個人
染毛方法
8か月前
個人
収納容器
7か月前
個人
歯の修復用材料
1か月前
個人
発熱器具
8か月前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
健康器具
7か月前
個人
歯の保護用シール
1か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
個人
眼科診療車
6か月前
個人
シャンプー
3か月前
個人
口内洗浄具
5か月前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
個人
陣痛緩和具
16日前
個人
避難困難者救出台車
6か月前
個人
除菌システム
6か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
8か月前
続きを見る
他の特許を見る