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公開番号
2025106410
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025062545,2023169472
出願日
2025-04-04,2021-04-23
発明の名称
経口投与用の新しい遅延放出組成物
出願人
ヴィコール ファルマ アーベー
代理人
弁理士法人信栄事務所
主分類
A61K
31/4178 20060101AFI20250708BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】胃腸管への経口投与に適したN-ブチルオキシカルボニル-3-(4-イミダゾール-1-イルメチルフェニル)-5-イソ-ブチルチオフェン-2-スルホンアミド(C21)、又はその薬学的に許容される塩の医薬剤形を提供する。
【解決手段】本発明によれば、N-ブチルオキシカルボニル-3-(4-イミダゾール-1-イルメチルフェニル)-5-イソ-ブチルチオフェン-2-スルホンアミド(C21)、又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物が提供され、C21又はその塩は、腸溶性物質を含むコーティングの存在によって保護されている。好ましい剤形は、C21又はその塩が、乾燥粉末混合物の形態で、又はそれが不溶性である溶媒中のC21の粒子の懸濁液の形態で提示されるカプセルを含む。このような剤形は、特発性肺線維症、サルコイドーシス、及び呼吸器ウイルス誘発性組織損傷などの肺疾患の治療に有用性があることが見出されている。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
胃腸管への経口投与に適した医薬剤形であって、剤形が、N-ブチルオキシカルボニル-3-(4-イミダゾール-1-イルメチルフェニル)-5-イソ-ブチルチオフェン-2-スルホンアミド、又はその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物を含み、組成物前記N-ブチルオキシカルボニル-3-(4-イミダゾール-1-イルメチルフェニル)-5-イソ-ブチルチオフェン-2-スルホンアミド又はその塩が、腸溶性物質を含むコーティングの存在によって保護されている、胃腸管への経口投与に適した医薬剤形。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記腸溶性物質が、ポリビニルアセタートフタラート又はメタクリル酸コポリマーである、請求項1に記載の剤形。
【請求項3】
最終剤形が、腸溶コーティングされたピル、錠剤、カプセル、又はフィルムを含む、請求項1又は請求項2に記載の剤形。
【請求項4】
前記最終剤形が腸溶コーティングされたカプセルである、請求項3に記載の剤形。
【請求項5】
N-ブチルオキシカルボニル-3-(4-イミダゾール-1-イルメチルフェニル)-5-イソ-ブチルチオフェン-2-スルホンアミド又はその塩が、粉末、単純な混合物、顆粒、ペレット、ビーズ、溶液又は懸濁液の形態で提供される、請求項1~4のいずれか一項に記載の剤形。
【請求項6】
前記形態が単純な粉末混合物である、請求項5に記載の剤形。
【請求項7】
前記カプセルがハードシェルのツーピースカプセルである、請求項4に従属する、請求項6に記載の剤形。
【請求項8】
前記カプセルがヒドロキシプロピルメチルセルロースを含む、請求項7に記載の剤形。
【請求項9】
前記形態が、脂質担体中のその中で不溶性であるN-ブチルオキシカルボニル-3-(4-イミダゾール-1-イルメチルフェニル)-5-イソ-ブチルチオフェン-2-スルホンアミド又はその塩の粒子の懸濁液である、請求項5に記載の剤形。
【請求項10】
前記カプセルがソフトシェルの一体型カプセルである、請求項4に係属する、請求項9に記載の剤形。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、新しい医薬剤形、薬剤としてのそれらの使用、特に、とりわけ、肺疾患、例えば間質性肺疾患を治療するためのそれらの投与に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
間質性肺疾患(ILD)は、間質に影響を与える肺疾患のグループであり、肺胞周辺の組織が瘢痕化及び/又は肥厚化し、呼吸プロセスを阻害することを特徴としている。
【0003】
ILDは、閉塞性気道疾患(例えば、慢性閉塞性気道疾患(COPD)及び喘息)とは異なり、これらは通常、気管支及び/又は細気管支の狭窄(閉塞)を特徴とする。ILDは、異常な治癒反応を引き起こす肺の損傷によって引き起こされる可能性があるが、場合によっては、これらの疾患の原因がわかっていない。ILDは、化学物質(珪肺症、石綿肺、特定の薬物)、感染症(例えば、肺炎)、又はその他の疾患(例えば、関節リウマチ、全身性硬化症、筋炎、過敏性肺炎又は全身性エリテマトーデス)によって引き起こされる可能性がある。
【0004】
最も一般的なILDは、特発性肺線維症(IPF)及びサルコイドーシスであり、どちらも慢性炎症及び肺機能の低下を特徴としている。
【0005】
サルコイドーシスは原因不明の疾患であり、しこり(肉芽腫)を形成する炎症細胞の集まりを特徴とし、多くの場合、肺(並びに皮膚及び/又はリンパ節、いかなる臓器も影響を受ける可能性がある)で開始する。サルコイドーシスが肺に影響を与える場合、症状には咳、喘鳴、息切れ、及び/又は胸痛が含まれる。
【0006】
サルコイドーシスの治療は患者によって異なる。ほとんどの場合、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)による対症療法が可能であるが、肺症状を示す患者には、糖質コルチコイド(例えば、プレドニゾン又はプレドニゾロン)、代謝拮抗剤、及び/又はモノクローナル抗腫瘍壊死因子抗体がよく使用される。
【0007】
IPFは原因不明の肺疾患であり、世界中で約500万人が罹患している。まれなケースであるが、肺移植を除いて治療法の選択肢はない。その結果、慢性的で不可逆的な進行性の肺機能の低下が起こり、ほとんどの場合、2~5年以内に死亡する(生存期間中央値2.5~3.5年)。IPFの全体的な予後は不良であるが、個々の患者の進行速度を予測することは困難である。IPFの危険因子には、年齢、男性の性別、遺伝的素因、及び喫煙歴が含まれる。年間発生率は10万人当たり5~16人で、10万人当たり13~20例の有病率であり、年齢とともに劇的に増加する(King Jr TE et al.,Lancet(2011)378,1949-1961;Noble PW et al.,J.Clin.Invest.(2012)122,2756-2762)。IPFは肺に限定されており、全身性疾患に関連する肺線維症(PF)と区別する免疫系を標的とする治療に不応性である。
【0008】
IPFの患者は通常、慢性及び進行性の労作性呼吸困難と咳のために医療援助を求める。肺の画像は、古典的に牽引性気管支拡張症、肥厚した腎葉間中隔及び胸膜下蜂巣肺を明らかにする。3つの所見がすべて存在し、全身性結合組織病又は環境曝露の証拠がない場合、IPFと診断される可能性が非常に高くなる。明確な診断は通常、肺生検によって行われ、ILDの経験がある呼吸器科医、放射線科医、病理学者を含む専門知識の学際的なチームが必要である。
【0009】
IPFは、軽度、中等度、重度として定義される、様々な予後を伴う様々な表現型を示す。軽度の症例は安定した、又はゆっくりとした進行経路をたどり、患者は医学的アドバイスを求めるのに数年かかることがある。加速されたIPFは、生存期間が短くなり、はるかに急速に進行し、患者のサブグループ、通常は男性の喫煙者に影響を及ぼす。IPFの急性増悪は、疾患の急速な悪化として定義され、この亜集団の患者は、短期的には高い死亡率で非常に悪い結果を示す。IPFの原因は不明であるが、環境及び遺伝的要因の相互作用から、正常な修復ではなく、線維芽細胞による容赦ない組織リモデリングを引き起こす可能性が高い疾患のようであり、炎症性ではなく、主に線維症による病態形成である。この疾患が肺胞上皮細胞の微小損傷とアポトーシスによって開始され、隣接する上皮細胞を活性化し、腫瘍のような方法で線維芽細胞と筋線維芽細胞の集団の拡大に関与する因子を産生する幹細胞又は前駆細胞を引き付けることによって、この疾患が開始される、という証拠が増えていることを示唆している。線維芽細胞の病巣は、過剰な量の細胞外マトリックスを分泌し、それが肺実質を破壊し、最終的には肺機能の喪失につながる。
【0010】
肺機能(肺活量)の平均年間低下率は、0.13~0.21リットルの範囲内である。症状は診断に1~2年先行し、X線写真の徴候は症状に先行する場合がある(Ley B
et al.,Am.J.Respir.Crit.Care Med.(2011)183,431-440)。
(【0011】以降は省略されています)
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