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公開番号
2025105975
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025077330,2023101801
出願日
2025-05-07,2016-04-27
発明の名称
治療用タンパク質の製造方法
出願人
モメンタ ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド
,
バイオファクチュラ インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12P
21/02 20060101AFI20250703BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】本発明は、治療用タンパク質の製造方法を開示する。
【解決手段】コレステロール栄養要求性でかつグルタミン栄養要求性の細胞を培養する工程、前記細胞に、前記細胞におけるコレステロール生合成を回復させることができるタンパク質をコードする核酸(i)と、前記細胞におけるグルタミン生合成を回復させることができるタンパク質をコードする核酸(ii)と、治療用タンパク質をコードする核酸(iii)とをトランスフェクトする工程、前記細胞を前記治療用タンパク質の発現に適した条件下で培養する工程、前記治療用タンパク質を単離及び/又は精製する工程、を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
治療用タンパク質の製造方法であって、
コレステロール栄養要求性でかつグルタミン栄養要求性の細胞を培養する工程、
前記細胞に、前記細胞におけるコレステロール生合成を回復させることができるタンパク質をコードする核酸(i)と、前記細胞におけるグルタミン生合成を回復させることができるタンパク質をコードする核酸(ii)と、治療用タンパク質をコードする核酸(iii)とをトランスフェクトする工程、
前記細胞を前記治療用タンパク質の発現に適した条件下で培養する工程、
前記治療用タンパク質を単離及び/又は精製する工程、
を含むことを特徴とする方法。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
前記治療用タンパク質が、抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記トランスフェクション工程において、前記細胞に、抗体軽鎖及び抗体重鎖をコードする核酸(iii)をトランスフェクトする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
核酸(i)が、3-ケトステロイドレダクターゼをコードする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
核酸(ii)が、グルタミンシンセターゼをコードする、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第1発現ベクターが、核酸(i)及び(iii)を含み、第2発現ベクターが、核酸(ii)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第1発現ベクターが、核酸(i)を含み、第2発現ベクターが、核酸(ii)及び(iii)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1発現ベクターのトランスフェクションが、前記第2発現ベクターのトランスフェクションに先立って行われる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1発現ベクターのトランスフェクションが、前記第2発現ベクターのトランスフェクションと同時に行われる、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記細胞を、外来的に導入したコレステロールの不在下で、例えば、核酸(i)のトランスフェクション後に培養する、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
哺乳動物の細胞発現系を用いた治療用タンパク質の生産はバイオテクノロジー業界において重要性を増している。様々な培養系及びトランスフェクション系があるが、どの系にもかなりの制約がある。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
本明細書に記載の発明は、部分的に、コレステロール栄養要求性細胞と1種以上の追加の選択マーカーとの組み合わせを治療用タンパク質の製造方法において利用することで、コレステロール栄養要求性細胞に関わる、製造時に起きる予期せぬ問題(例えば、低生産性)を回避することができるという発見に基づく。1つの態様において、本開示は治療用タンパク質の製造方法を特徴とし、この方法は、コレステロール栄養要求性及びグルタミン栄養要求性細胞を培養し、細胞に、細胞におけるコレステロール生合成機能を回復させることができるタンパク質をコードする核酸(i)と、細胞におけるグルタミン生合成機能を回復させることができるタンパク質をコードする核酸(ii)と、治療用タンパク質をコードする核酸(iii)とをトランスフェクトし、この細胞を治療用タンパク質の発現に適した条件下で培養し、治療用タンパク質を単離及び/又は精製することを含む。
【発明の概要】
【0003】
一実施形態において、細胞はNS0細胞である。
【0004】
幾つかの実施形態において、治療用タンパク質は抗体である。幾つかの実施形態において、治療用タンパク質は融合タンパク質である。幾つかの実施形態において、治療用タンパク質はFc含有融合タンパク質である。
【0005】
幾つかの実施形態においては、トランスフェクションステップにおいて、細胞に、抗体軽鎖及び抗体重鎖をコードする核酸(iii)をトランスフェクトする。幾つかの実施形態において、核酸(i)は3-ケトステロイドレダクターゼをコードする。幾つかの実施形態において、核酸(ii)はグルタミンシンセターゼをコードする。
【0006】
幾つかの実施形態において、第1発現ベクターは核酸(i)及び(iii)を含み、第2発現ベクターは核酸(ii)を含む。幾つかの実施形態において、第1発現ベクターは核酸(i)を含み、第2発現ベクターは核酸(ii)及び(iii)を含む。幾つかの実施形態において、第1発現ベクターのトランスフェクションは、第2発現ベクターのトランスフェクションに先立って行われる。幾つかの実施形態において、第1発現ベクターのトランスフェクションは、第2発現ベクターのトランスフェクションと同時に行われる。
【0007】
幾つかの実施形態において、細胞は、外来的に導入したコレステロールの不在下で培養する(例えば、核酸(i)のトランスフェクション後)。幾つかの実施形態において、細胞は、外来的に導入したグルタミンの不在下で培養する(例えば、核酸(ii)のトランスフェクション後)。幾つかの実施形態において、細胞は、グルタミンシンセターゼ阻害剤(例えば、メチオニンスルホキシイミン)の存在下で培養する(例えば、核酸(ii)のトランスフェクション中及び/又はトランスフェクション後)。幾つかの実施形態において、細胞は、3-ケトステロイドレダクターゼ阻害剤の存在下で培養する(例えば、核酸(i)のトランスフェクション中及び/又はトランスフェクション後)。
【0008】
幾つかの実施形態において、細胞は、外来的に導入したコレステロールの不在下及び外来的に導入したグルタミンの不在下で培養する。幾つかの実施形態において、細胞は、外来的に導入したコレステロールの不在下、外来的に導入したグルタミンの不在下及びグルタミンシンセターゼ阻害剤(例えば、メチオニンスルホキシイミン)の存在下で培養する。幾つかの実施形態において、細胞は、外来的に導入したコレステロールの不在下で培養し(例えば、核酸(i)のトランスフェクション後)、細胞は、外来的に導入したグルタミンの不在下で培養する(例えば、核酸(ii)のトランスフェクション後)。
【0009】
1つの態様において、本開示は治療用タンパク質の製造方法を特徴とし、この方法は、コレステロール栄養要求性細胞を培養し、細胞に、細胞におけるコレステロール生合成機能を回復させることができるタンパク質をコードする核酸(i)と、1種以上の選択マーカーを発現するタンパク質をコードする核酸(ii)と、治療用タンパク質をコードする核酸(iii)をトランスフェクトし、この細胞を治療用タンパク質の発現に適した条件下で培養し、治療用タンパク質を単離及び/又は精製することを含む。
【0010】
一実施形態において、細胞はNS0細胞である。
(【0011】以降は省略されています)
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